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ううん…
なんとなく"君のすい臓を食べたい"にテイストが似てる、かな。
病気モノだと近くなるものなのかもしれませんが。
その印象がちらついてどうも純粋に楽しめなかったかも。
あとがきの作者の思いとか
そこは素敵だと思いました。
生きていくことを前向きに捉えたくなるかな、と。
全体的に読みやすくはあったけど
10代から離れていっているせいなのか、
なかなか共感はしづらかったです。
表紙イラストはすごく好きです(*´∀`)
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普段の私なら絶対に泣いていたと思う。
でも何故だか涙が出てこなかった。
本を読んでいて、その内容から思い当たることがいくつかあった。
だから私は自分の心が死んでいると感じた。
大切なことを気が付かせてくれた一冊。
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どうしてもプロットが似ている『君の膵臓をたべたい』と比べてしまう。発光病という架空の不治の病に侵された女子高生まみず(最後まで違和感のある名前)の言動は、明るさと諦めといらだちが混在するリアリティのある描写。彼女を結果的に支えることになった男子高校生・卓也の、まみずの想いに対する鈍さは定番といったところ。生きることに悩み苦しむ十代へのメッセージ性は高いと思うのだが、それは5倍近く年輪を重ねた今だから感じられることなのかも。あとがきの著者からのメッセージにぐっときた。
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いわゆる難病・不治の病話。
こういう設定ってある意味とても卑怯だと思うのだ。
だって最初から結末が辛くなるのはわかりきっているんだもの。
そういうのがちょっと苦手なので読むのに少し覚悟が必要だった。
とは言え、読み始めれば、これは高校生男女のひとつの恋物語で、人が人を好きになっていく様を見るのはやっぱり楽しい。
二人のちょっとしたやり取りが愉しく、やがてそれは小さな宝物のような言葉になっていく。
まみずちゃんがかわいいなあ。
表紙や口絵に制服姿が描かれているので、そう言う場面があるのかと思ったけれど、彼女は終始病院のベッドの上だったけど。
ラストは、主人公の性格もあって、思っていたほど暗くならずにすんで、ちょっとホッとした。
けれど、逆に少し物足りなくもあるかな。
いやまあ、それは贅沢というものだろう。
物語的には、死に近かった男の子が生きる意味を得るお話だと言える。
読み終わって、もう一度、彼女の言葉を聞きに読み返したくなった。
それは物語にとってとても幸せなことだと思う。
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生きづらさを感じているすべての人へ。
ストーリーもそうだけど、あとがきの作者の思いにとても共感したので、最後のページまで読むべき。
なんで私みたいなのが生きてて、素晴らしい人が早く死んじゃうんだろうって、死に直面したことがある人なら誰もが抱いたことのある思いだと思う。
そりゃ色々重ねて泣きそうになる。
それからキャラクターがどの人も自分の信じた道を進んでいるところがすごく好き。
頑張り方はそろぞれだけど、それでいい。私は私らしく進めばいい。
病気、交通事故、自殺、いじめ、生と死。
生きたい。生きる!
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ある方から紹介されました。
こんな素敵な本に出会わせてくださり感謝します!
何も言葉が出て来ません。
ありがとうございました。
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好きです。
好きな物語です。
この頃、ビジネス本ばかり読んでいた。
ひさびさに青春でほろ苦く温かな物語に触れた。
死から逃れない まみず。
そんな彼女に振りまわされていく、そして変わっていく卓也。
素直な物語が流れていっていました。
先が読めてつまらないと言う人もきっと多いでしょう。
でも素直にセリフや行動を受け止めながら終わりに近づいていく物語が好きでした。
読んで良かったです。
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余命がわずかな主人公との恋愛もの.病気が変わっている.不謹慎だけれど,火葬場でうっすらと光る煙が昇っていくのを眺めているシーンが美しいと思った.あと,文化祭の劇でジュリエットが「死ぬな,ロミオ」という場面も笑えてきます.
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ストーリーも人物も背景描写も、全てが物足りない。高校生が中学生の教科書を読んでいるような、そんな感覚でした。
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まみずは卓也に「死ぬまでにしたいことリスト」を託したときより、「もう二度と会いに来ないで」と言ったときにまみずにとっては卓也は大切な人になっていたと思う。自分の不安定な感情に任せた言葉をぶつけられるってことは、見方を変えれば甘えているともとれる。
恋愛に限ったことではないと思うけど、誰かが出会いをきっかけに「もっと生きたい」と思うことがあるのだとしたら、そんな風に思われる人になりたいな。
岡田卓也と香山彰はそんな関係なのかもしれない。このふたりの距離感、好きだなぁ。もしかしたら男同士のいい関係って、彼女を見つけるより難しいかもしれないな。特に大人になってからは。
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切なくて愛おしい。生き残る絶望。知らない間に生きたがっていた。あなたのせいで。私も誰かの未来に胸を膨らませていること気付かされた。
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生と死の物語でした。あとがきから読んだので、そう思ったのかもしれません。この本を書かずにはいられなかった、作者の思いが書いてあります。 ロミオとジュリエットのシーンが好きです。「仮死状態だったんだよ、ロミオ。ジュリエット、生きてるから!」
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紀伊国屋で目立つ位置にあり何となく気になったので読んでみました。
「君の膵臓を食べたい」や「世界の中心で愛を叫ぶ」的な
病気の女の子と恋する男の子という構図でそれなりに
使い古されている設定なのですが「発光病」という実在しない病気を使っていたり
スマホのビデオ通話なんかを使って現代風にすることでオリジナリティを出していて
それなりに楽しめました。というか白状するとのめり込んで寝られなくなりました。
結末も分かっているのにどうして面白いんですかね。
主人公は身近な姉の死を経験したことで死に憧れていて
その死に直面したまみずに惹かれていくのだけれど
まみずの死を受け入れるプロセスを経て生を肯定していくという分かりやすい
前向きな感じが心地よいんでしょうね。
全体を通してライトノベルな感じですが物語のキーともなる
中原中也の詩
「愛するものが死んだ時には、
自殺しなきゃあなりません。」
なんかが効果的に使われており深みも持たせています。
ちなみにこの詩、文中には一部しか出てこないのですが
気になったので全部読んでみました。
もっと陰鬱な詩なのかと思っていたのですがとても明るい
感じのする前向きな詩でした。
あと全然関係ないですがこの小説でかなり印象に残ったのが
顎に肘をくっつけることが出来ないというくだり。
やってみると確かに出来なくてハッとさせられました。
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久しぶりに切ない恋を堪能、
【愛するものが死んだ時には 、自殺しなきゃあなりません 。】
最後には、このフレーズの理解。
生き方に考えさせられた…
ライトノベルにしては、新鮮な感じだった。
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ビブリア→カレイドの流れで手に取った一冊。
結末が予想しやすい設定なのに、読み終えた後に感じた清々しさ。
死=悲しみといった安直な方向にならなかったのは、作者さんの死生観から来るものなのかなと。
メディアミックス展開してほしいな~と思った作品。