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だんだんと千景の記憶が鍵になっていくのに対して、透磨のキャラが微妙に崩れていくのが気になると言えば気になります。氷のようなクールビューティーがなんかデレ気味??
今回はあまり絵は関係してこなかった(記憶除く)ので、その意味でも傾向がいつもと違いました。
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ずっと謎だったカゲロウさんがやっと登場。気が付かないわ、あれは。千景の誘拐事件に繋がる人物が出てきたけど、謎はまだまだ明かされず・・・。いつまでひっぱるのかな~、こんなにも思い出させたくない過去って・・・?だんだん千景と透磨の距離が近づいてきているけど、千景がすべてを思い出したときどうなってしまうのかも気になる。
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2人の距離が縮まった感じがしましたね。
千景がすべてを思い出したとき、どうなるのやら。
カゲロウさんも姿を現しましたね。待ってました。
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千景と透磨は、旧家の当主から次期当主候補と共に
消えた「禁断の絵」を探すよう依頼される。
「見た者に死を招く」と言われるその絵は、知らぬ間に
異人館画廊に持ち込まれていた。
同じ頃、次期当主候補が遺体で発見され…。
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もしかして谷さんは、もっともっとおどろおどろしい話を書かれたら面白いのではないだろうか、と読みながら感じました。
このシリーズは、割とあっさりと人が死に、グロテスクな描写はほとんどないものの、事件に関わる人間の内面がドロドロしています。
主人公が浮世離れているせいで、まるでそういったことを感じない作りにはなっていますが、みんな負の感情に引っ張られているなあ…と毎巻思います。4巻目になる今作は、一番それを感じたかもしれません。キリスト教における7つの大罪の中で、一番罪深いのは嫉妬だと思っているんですが、さもありなん。嫉妬から引き起こされる様々な感情は、己をも傷つけますね。怖い怖い。
透磨がやっと本気になりました。京一さんではつかなかった火が、例の彼によって、やっと。次巻も楽しみです。
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シリーズ第4弾。今回は旧家に代々伝わる“禁断の絵”をめぐるお話。
今作では千景と母親の過去の話が語られる。父親にも母親にも理解されず、受け入れられなかった千景の心の傷が痛々しい。そして、旧家の当主・美津と娘の雪江、もう一組の親子の関係もどこか歪んでいる。
そんな中、祖母や透磨をはじめ、キューブのメンバーの温かさに包まれ、徐々に他人を頼ることを覚えた千景の姿にほっとする。
でも、今作は何と言っても今まで謎だったカゲロウさんがついに登場!千景と透磨の関係も少し変わりつつあるので、次に期待かな。
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やっと絵が出てきました。
そして、千景の過去に迫る内容に。
内容(「BOOK」データベースより)
成瀬家は、代々“禁断の絵”を守ってきた旧家だ。その絵が盗まれた。当主の美津に絵をさがしてほしいと頼まれた千景と透磨だが、件の絵は異人館画廊に置き去りにされていた。同時期、失踪中の次期当主候補・雪江が遺体で見つかるが、容疑者に浮上した男が千景の誘拐事件の関係者だと判明し!?深まる謎の中、記憶の封印が次第に解けてゆく。緊迫の美術ミステリー!!
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少しずつ透磨と千景の関係が、嫌いだし喧嘩もするけどお互い信頼はしてるし安心する、っていう風に変わってきたかなあとおもいます。何かの拍子で自分の気持ちに気付くのかなあ。
あとまさか足りない図像があれだとは思いませんでした…調べれば調べるほど奥が深いんだろうなあとおもうしもっと詳しく知りたいなーって思いました。
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ホガースの6枚からなる連作画『当世風結婚』を題材に、千景の消し去った記憶が呼び起こされる、ある種重要な巻。
そして、まさかのカゲロウさん登場。
透磨と千景の関係が徐々に変わり始めそう。いつも千景の考えていることがダダ漏れじゃないかというくらい、透磨の返しがいいとこ突いてくる。
アダムとイブを模してイチジクにかぶりついて「これで僕たち同罪ですよ」からの「もうふざけるのはやめにします」にキュン死寸前。
次巻が待ち遠しい。
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図像術なんていう他で聞いたこのないことを題材にした物語で、興味深くて読み続けてきたけど、今度のは少しサスペンスドラマのような感じだった。最後まであまり感動とかは無かった。
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千景を守りたいがゆえに、記憶を取り戻すきっかけを与えたくない透磨だが、一方で彼女の中で嫌われ者であることにジレンマも感じている。
彼女が記憶を取り戻さなければ、透磨への彼女の気持ちが本物になることはないとも感じているのだ。
そして物語は、今回千景の過去にダイレクトに関係してきております。面白かった。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5356.html
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美術ミステリーの4冊目。
千景と透磨の関係は少し進展し、千景の記憶が少しずつ戻ってきている。
透間は彼女の戻りつつある記憶と、現在の彼女との間でどう立ち居振舞うのか。
彼女を過去から守るために、彼は何をするのか?
千景の父、そして姿の見えないカゲロウなる人物も徐々に姿が見え隠れし、今後の展開が更に気になるところである。
本作では「禁断の絵」が鍵となる。
目隠しをした女は何を意味し、どこにいたのか。
それが明らかになったとき、千景自身が覆い隠していた過去が現れてくる。
目隠しをした女というとすぐに思い出すのがレディ・ジェーングレイの処刑を描いた絵画だ。
白く浮かび上がるジェーングレイ。
彼女が示す意味は......。
人を羨ましがる心はほんの少しなら自分を磨く石になる。
しかしそれが多すぎたり強すぎたりすると一体どうなるのか。
嫉妬は七つの大罪の一つである。
自らを破滅せしめるもの、それが嫉妬が大罪である理由に違いない。
絵画には力がある。
かつて文字の読めない人々が大多数だったとき、絵画のモチーフで、情景で、人々は絵画から意味を読み取り、自らの心に留め置いた。
それは言葉より強く、直接的に自らをかえうるものであったかもしれない。
それと同じように、「イチジクの実」は千景の心に届くだろうか。
そして彼女は楽園の外で何を知るのだろうか。
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目をそらすのは、もうやめようー。
シリーズ4作目。今回取り上げられている作品はホガースの当世風結婚。この絵は知らなかったので、すぐに画像検索した。このシリーズを読むといつも、絵は色んな見方があるのだと興味深く思う。
千景と透磨の関係も、どんどん興味深くなっていく。いったい過去に何があったのか、何故透磨のことを忘れたのか、気になりすぎて次巻が待ち遠しい!
相変わらずの京一もこのシリーズの良いところ。
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新たな絵を巡ってのお話。
透磨と千景の距離と関係も、少しずつ変わってゆく。
絵は変わらずそこにあるが、人は変わってゆくもの。
少しずつ千景の過去が明らかになってゆくところも、今後の楽しみ。
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図像術に関する事件よりも千景と透磨の関係にスポットライトが当たってたような気がする。2人も前より本気で衝突することはなくなってきた様子。カゲロウさんの姿もようやく描かれて、今後も楽しみ。