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セドラチェックの理論には結構?マークもあるものの、経済学者のスティグリッツとベンチャーキャピタリストのスタンフォード氏の視点にとても興味を持ちました。スティグリッツの場合、需要があるのは富裕層ではなく、中間層や貧困層の消費にあるので、中間層や貧困層にお金が行き渡るようにしないと「金」という経済の血流は滞り、経済は廻らなくなるというのは全く同感だ。倫理的に貧困層を救うとか、格差を是正すべきだとかそういうことではなくて、需要を喚起し、経済を活性化するための手法として、富裕層から中間層・貧困層に金を投入すべきということです。一方でスタンフォード氏は、未来の姿を我々に提示してくれている点で実に新鮮。いつかどこかに地点で全てがテクノロジーに取って代わられたら一体どんあ社会が生まれるのだろう。想像力をかき立てられる彼の説は実に興味深い。
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最先端の意見は必ずしも一致しないが、おぼろげな方向性を指し示しているか。
◯余った資産を活用するための政策転換
→地球温暖化対策、インフラ、きょういく、テクノロジーなどに対する膨大な投資ニーズと過剰貯蓄過剰貯蓄
◯投資の調整機能は金利ではなく需要の拡大
◯イノベーションは本当に社会に貢献しているのか
→既存市場の奪い合い、既存法の目をかいくぐった短期的優位の可能性は?
◯経済の好況不況は躁鬱病
→ともに危険
◯成長資本主義ではなく、資本主義
◯利子はお酒
→節度を超えると二日酔い、ツケはいつか支払う
◯供給側を減らせばいい
◯オンデマンド需要の拡大
◯羨望、嫉妬、貪欲
◯「ほしいものが、ほしいわ」の捉え方
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経済学者の安田洋祐と世界経済のトップランナーたちとの対談でNHKで放送されたものが元になっている。ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ、24歳でチェコ大統領の経済アドバイザーになったセドラチェック、ベンチャー投資家のフォードの3人が本書の主人公である。
スティグリッツは、不平等の拡大・拡散を懸念しており、政府の政策転換、具体的には「テクノロジー、インフラ、教育への投資を増やし、経済構造の転換を促し、不平等の是正に取り組む」ことが大切だと断じる。セドラチェックは、経済学と他の分野の英知を統合することが大切だと説く。そして、現在の経済学は成長に取り憑かれていると警告する。成長は大切だが最優先事項ではないという言葉は今後の社会を考える上で大切だろう。フォードはイノベーションの大切さを語っている。「ぼくたちが考えるのは、大きな市場を獲得し、大きな収益を生み出し、客をハッピーにすることだけなんです」という言葉は楽観的とも受け取れるし、短絡的だとも感じられる。いずれにせよ、これからの社会を考える上でこれら3人の考えは間違いなく参考になる。
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NHKの番組を見られなかったので、この本が出てよかった。
現代における経済の第一人者達へのインタビュー。
スティグリッツ(ノーベル経済学賞受賞)
現代は金融制度を悪用している。
シリコンバレー企業で成功しているビジネスモデルの多くは広告であり、電気や食料のように必須なものではなく、生産性の向上に寄与しない。
セドラチェク(24歳にしてチェコ大統領の経済顧問)
金融緩和に警鐘。ゼロ金利などの政策はトリッキーで危険。
2008年の金融危機は、不況によるものではなく、躁状態で壁に激突した「フルスロットル破産」
2008年に債務が無かったら、危機は発生していない。
次の危機は必ず来る。現在の債務状態で危機が来れば、私達は崩壊。次かその次が最後。収支を合わせよ。
スタンフォード(ゴールドマンからベンチャー投資家)
投資対象はAIやオンデマンド(オンデマンド配車のウーバー、オンデマンドで食事を提供するマンチュリー、オンデマンドで病理検査をするキュー。この会社は自宅にいながら、HIVやインフルエンザなど2.3分・数ドルで検査できる←この会社いいなぁ上場して無いけど株買いたい)
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セドラチェックの考えは面白かった。
借金をして成長することの意味?
経済の躁鬱、強いことは怖い、神話歴史と経済
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【Business】欲望の資本主義 / 丸山 俊一 / 20171201 (90/686) < 243/87828>
◆きっかけ
・日経広告、タイトルに惹かれて
◆感想
・経済学者の安田洋祐が、ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ、24歳でチェコ大統領の経済アドバイザーになったセドラチェック、ベンチャー投資家のフォードの3人との対談を中心としたNHKの番組を書籍化したもの。
・スティグリッツは、不平等の拡大・拡散を懸念しており、政府の政策転換(テクノロジー、インフラ、教育への投資を増やし、経済構造の転換すること)が重要、。セドラチェックは、経済学と他の分野の英知を統合することが大切、現在の経済学は成長に取り憑かれており、成長は大切だが最優先事項ではないと。そして、フォードはイノベーションの大切さを語っている。
・やはりというか、イノベーションというマジックワードが踊っている感があり、その点は辟易。印象に残ったのは、セドラチェックの成長は大切だが、最優先事項ではない、という考え。過去に社会主義から資本主義へシフトしたチェコの大統領補佐を務めていた同氏とあってとても説得力がある。成長に代わる何か別の道しるべが必要なことは薄々感じてはいるが、その成長にとってかわる何かが示されていないのは残念。
・欲望は果てしない、その欲望がドライバーとなって資本主義が発達したのは事実(加えて、社会主義が崩壊したのも)。欲望が巨大化した果てはどうなるのか?成長資本主義に変わる何かは確立されるのか等々、対談の隣で一緒に考えさせられてしまうような本。
◆引用
・自己利益の追求が、見えざる手のごとく社会を良い方向へ導く、というアダムスミスの考えは間違い。見えざる手が見えないのは存在しないから。
・ケインズの美人投票の本質は、勝ち馬に乗ること。そのために勝ち馬と人々が予想する勝ち馬に乗ること。心から美ではなく、人々が思う美を推測すること。そんあメタレベルの二重三重の心理戦が強いられる現代社会では、自らの主体的な意思というものにすら気づくのは難しい。
・成長資本主義はあやまり。民主資本主義の意義は自由にある。
・経済が成長しないのは、これ以上成長する必要がないから。
・ビックデータはインフラ
・現在の経済成長は借金が支えている。GDP=Gross Dept Production(債務総生産)
・需要不足と供給過剰の両方を抱えている
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現在の資本主義国では、マイナス金利、デフレなど長期停滞などの問題とともに貧富の差が拡大し、経済理論あるいは経済学者は適切な解を見つけられないでいる。
そんな状況のなかで、日本の若手経済学者をナビゲーターなる解説者を用意して、NHKのプロデューサーが各国の経済学者を語り合ったTV番組を書籍にしたものである。
TVと違って画面や動画がないこともあり、ゆっくり楽しめるが、どこか中身が薄まったような感もあり、内容がいまいち理解できなかったせいか、この現在の状況を切り開くような感心する論説はなかったように思う。
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この本はNHKテレビで放送されたものの書籍化らしいですが、見ていなかったので読んで見ました。読んだ後にテレビで観たかったなぁと思ったのは、Tesla P85Dが『IN-SANE MODE』で走る姿くらいで、後はむしろ書籍でじっくり『欲望』の加速感を味わうことができたのではないかと思っている。
安田洋祐氏(経済学者)が現在の経済の歩んでいる方向をインタビューを通じて、読者(視聴者)に伝えていく手法で進んでいく。最初にノーベル賞学者スティグリッツ、そして異端の奇才エコノミスト・セドラチェクと続いていくのだけれど、
私はセドラチェクが引用した古代ギリシャの話がこの番組を見事にイメージさせてくれたと思っている。
(以下)
〜〜ストア派《ヘレニズム哲学の学派。始祖はゼノン。徳を重んじ、欲望を抑制し人格の完成と心の平穏を追求した》とエピクロス派《欲しい物がこんなにあるのに、これしか持っていないと、需要に対して供給が足りないと主張します。》が論争する中で、ストア派が『供給に合わせて需要を減らせば幸せになる』
という場面が、後にインタビューするスコット・スタンフォード(シリコンバレーの投資家)をエピクロス派に、そしてセドラチェク自身をストア派として例えてイメージした構成したのではないかと感じたのだ。〜〜
というのは、セドラチェクの見つめている視点は訪れるかどうかわからない、“希求する人類の幸福”という未来からのものであるのに対して、スタンフォードの視点は、人間の“欲望”を見事に捉える感性を身につけた、時代を疾走するハンターの見る未来にある。
この対照性をテレビを観た人、本を読んだ人はどの様に捉えただろうか?
スタンフォードとのインタビューのあとで安田氏は『「禁断の果実」の味を知ってしまった人類はこれからも「進歩」の海を進み続けるのだろう。未来は空恐ろしくもあるが、やっぱりこの目で見てみたい。それが僕の欲望だ。』と語っているが、このような時代の流れのなかからの感想めいたインタビューで幕を閉じるわけにはいかない。
【セドラチェクと小林喜光との対談】は「現代の経済は安定を犠牲にすることで成長するシステム」と引き継いだあとに、
丸山俊一(NHKエンタープライズエグゼクティブ・プロデューサー)は、ルネ・ジラールの「欲望の三角形」(人の欲望というものは主体的なものではなく、往々にして他者の模倣であり、人が欲しいものを欲してしまうものだ。)という説、
メラニー・クラインの『人間は本能が壊れた生物』(本能の欠落を擬似的に埋めるのが文化というわけだが、その文化も規範を徐々に失い、記号が氾濫する中、いよいよ自分で自分がわからなくなった哀れな、アダムとイブの物語は流転し続く。)という説を紹介し最後に、
クラインの「羨望」の根源的・破壊的な性格である本質は「良いものほど壊そうとする」こと。人間が最も深いところに抱え込んでいるのが「羨望」という「欲望」の奥に潜む、恐ろしくなる洞察を紹介している。
でも、私にも微かにそういった幻影が見え始めてきている。
……この本で少し目が霞んでしまったのだろうか?
次は『知性の転覆』(橋本 治)を読んでみる。
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スティグリッツは、「不平等の是正」。
チェコの経済学者、セドラチェクの話は示唆に富んでいる。ここだけも、この本の価値はある。
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何回読んでもどうもうまく腑に落ちない。経済人類学系の話はわりとすっきり読めるんだが、これはどうもうまく話に入れない。ペースが合わないのか。呼吸を合わせられないのか。ともかく、こちらの問題もあるはずなのでそのうちに再読の予定。
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番組は10回くらいのシリーズだったのか?本が面白かったので番組も見たかった、それこそ"オンデマンド"で見られないものか。
本書はスティグリッツ氏、セドラチェク氏、スタンフォード氏3名の回(+おまけ?でセドラチェク氏と小林氏の会談有)に絞ってまとめられている。
経済学者2名vs資本家1名というか、前の2人の資本主義は成長にこだわるべきではなく、神の見えざる手なんか存在せず、国は適切に市場を制御すべきという概ね一致した意見を読んだ後、技術革新とそれに伴う成長はいやでも起こり続けるもの、従前の資本主義が機能しないなら新たなモデルCがこの世を席巻するまでよ、というイケイケな意見の洗礼を受ける構図かと。
「成長すべきという思い込み自体間違っていたのだな」と納得しかけた後でスタンフォード氏の「資本主義は先進国における生活水準の全体的な底上げには成功した」という話に揺り戻され。結局今の経済は変化しているのか停滞しているのか?現状のこの停滞感は現実か幻か。
ただ経済学者2名の話から、生活水準の底上げの恩恵に預かりきれていない国があることと、先進国が浅慮で無理に成長しようとすると他の地域の経済を大いに歪ませ得るらしいことはうっすら理解できた。そしてこれらを改善することのほうがツチノコ探しみたいな停滞感の正体探しより余程急務で重要で効果もはっきりしていることのように感じた。自分がこれにどう協力できるかは、難しいけれど常に考え続けていきたい。
セドラチェク氏はかなりの知の怪物のようで、著書の「善と悪の経済学」も是非チェックしたく。
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2019年2冊目。
年明け早々、『欲望の資本主義』シリーズのテレビ番組を6時間見通してしまった。理論的な経済学には苦手意識があったにも関わらず、これにはかなり大きな刺激を受けた。
経済の学説は単なる教養ではなく、政策的なイデオロギーになる。時代背景やテクノロジーが変わり、その説が唱えられた時代と前提がずれていてもなお、過去の理論が説得力を持たせるための道具にもなり得る。にわか知識で「アダム・スミスが言っている」では済まないと感じた。
一番強く思ったのは、テクノロジーから目をそらしてはいけない、ということだった。「資本主義 or 社会主義」という当たり前に考えてきた二項対立でさえ、テクノロジーの進化によって新しい概念が生まれる可能性すらあると感じる。テクノロジーには、おそらく社会の前提すら覆す力がある。スコット・スタンフォード氏が、AIによる変化はこれまでの変化とは一線を画し、「種の進化」レベルの話だと語った言葉は、単なるセンセーショナルな例えだと思ってはいけない気がする。
行き先もわからず今の流れに身を委ねることへの恐怖心を持った。債務を重ねてでも突き進む成長至上主義への危機感も急激に強まった。プラットフォーム企業の台頭やイノベーションの価値に対しても、これまでとは違う慎重な見方が芽生えた。2019年に読みたい本のジャンルが、この本によってだいぶ変わったと思う。足元のミクロでの動きも大事にしつつ、大きな流れをもう少しちゃんとつかみたい。
番組でもそうだったけど、セドラチェク氏の語りは非常に興味深い。研究分野の幅広さからも、例えが秀逸。チェコで共産主義時代も味わっているというバックグラウンドも貴重だし、この人の本はすべて読もうと思う。
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アルコールはお金に似ている。
翌日の体力をタイムワープさせる。
■スティグリッツ
・不平等の是正のためには政府の介入を。
・目先の利益ではなく、長期的な投資ニーズと貯蓄に目を向ける。
・市場の論理とは、お金さえあれば誰でもプレーヤーになれる平等性。
そこに共同体の論理が入ることの是非もある。
■セドラチェク
・経済は、うつ病ではなく躁うつ病。
・ケインズの美人投票。
相手が投票しそうな美人を選ぼうと探り合うさまに、投資の世界は似ている。確固たる基準がない。
→ルネ・ジラールの「欲望の三角形」
欲望とは、主体的なものではなく、他者の模倣。相手が欲しいものを自分も欲する。
・経済成長は、必ずしも大事ではない。
本質は、自由である。
・原罪の解釈。イヴは需要、アダムは供給の呪い。
・クレイトン・クリステンセン。イノベーションとは、「一見関係なさそうな事柄を結びつける思考」
・悪は、世界を面白くするためにある。
・
■スタンフォード
・イーロン・マスクの最大の武器は、「想像力」。
・生命の歴史とは、DNAがプラットフォームからプラットフォームに移動していること。
・神なき時代、テクノロジーこそが宗教。
すべての経済学者は、「妄想家」である。
時代の無意識である社会の潜在的な欲望を解き明かそうとした。
・欲望と欲求は違う。
欲望の中でも原罪は「羨望」が強まっている。
承認欲求、他者が持っていて自分が持っていないことへの怒り。自爆テロ。
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スティグリッツもセドラチェックもGDPを指標とすることに疑問を投げかけているのが面白い。そもそも成長を前提としない経済のあり方が本当に必要なだと思う。
無理やり成長を追っているところに無理が生じているという主張にいたく共感した。
十分豊かな先進国では生活に必要な富は一部の生産活動で賄われており、その再配分がされればいいはず。
ベーシックインカムの話は出て来ていないが、より一層経済のあり方としてのポテンシャルを感じた。
◯スティグリッツ
・GDPは成長を図る指標として適さない、環境や資源といった外部要因を考慮できてない。
・最低限の生活レベルを享受できてない人のために経済成長は必要だし、国の仕組みが変われば達成はかのう。
・アダムスミスは間違っていた、市場は独力では効率的に社会を良い方向に導けない。経済活動において利益を追求するセクターは一部でしかない。
・市場経済の基本設計が間違っている。0.1%が富を吸い上げている。
◯セドラチェック
・サブプライムローンに皆が投資したのはケインズの"美人コンテスト"と同じ。
・成長は良いことだという思い込みが問題、資本主義の本質的な意義は自由。
・今の状態は食欲がないのに効率よく料理を更に作ろうとしている。料理をやめて休むべきでは?豊かな国で過労死が起きる悲劇
・ゼロ金利、財政赤字という状態でGDP成長率は意味がない。
・金利は倒産リスクを考慮して設定されているにも関わらず、実際に倒産するとシステム全体が崩壊する。
・何が仕事で何が娯楽かはランダム、時代によっても人々の心理によっても変わる。無償のが優勝より質の良い仕事をする場合が多いという結果もある。
・成長しなくてもやっていける経済が望ましい。収支を合わせることが必要。
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ETVでやってた欲望の資本主義、結構面白かった(中だるみしたけどな)ので書籍が出ていると知って購入。なかなか面白かった。
だが、小林喜光、おまえはダメだ!
なにが「日本の若者も車やモノに興味を持たなくなっています」だよ。十分なお金と時間を提供できないだけじゃないのさ。
スティグリッツ氏の主張には耳を傾ける価値があった。法規の抜け穴でしかない<Uber
セドラチェク氏の主張は面白いモノの、耳をかしげることが多い。やはり、社会主義がどうしてうまくいかなかったのかが本質的に理解できていない/納得できていないのでは無いか?「欲望」の存在をシステム無いに取り入れることができないのが、机上の空論になった主たる原因なのでは?
その主張のおかしさは、最後の対談でより鮮明になっている。「政府が借金をするのでは無く、無借金の政府が逆にお金を貸すべき」とか入れて、どんな顔をすればいいのやら。
借金は未来からお金を取り寄せることだと見抜いている知性、どこに行った!
スタンフォード氏、耳を傾けたくなるのだが、やはりUberみたいな「シェアリングエコノミー」は、単なる法規制がかかるまでの間に稼いで逃げるビジネスモデルなのでは?
そして、「利子」が古くから多くの宗教で禁じられてきたというのは、それだけ利子を取ることが一般的だった証なのでは?
(誰も行っていないことを重ねて禁止することはあり得ない)
鵜呑みにするモノでは無く、刺激を受けて、自分で考えるヒントには良いのでは?