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うーん。
心が少しへこんでいるときに、ちょっと帯に惹かれて購入したのですが、
何だろう。翻訳だからかなぁ、言葉がしっかりしっくりくる感じがしなくて、
その違和感抱えたまま読み終わってしまった感じです。
多分気分に合っていなかったんだろうな。いつか読み直せたら良いなと思う。
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とてもフィクションには思えない。モデルがいるのではないか、と思わせるくらい人間味のある動物たちが勢ぞろい。動物を思い浮かべながらも、いつのまにかその動物の顔が知り合いの顔にすり替わってしまうくらい、生々しい人間くささ。自分のペースのサイ、相手を意に介さないビーバー、似ているようで違うスズメバチ、などなど。頭のなかで、ぐるぐる、ぐるぐる不安が大きくなってしまう人は、読んでみるとおもしろいかも。
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お友達いない、遊びに来て欲しいんだけど、来てほしくない。心配で心配でしょうがないんだね、呼んでも誰も来ないかも、来ても面白くないかも、結局一人の方がいい。でも来てくれたら楽しかったでしょ。とにかくやってみよ。それから心配しても遅くはないんだから。
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表紙の可愛さに惹かれて購入。
招待状に別に来なくても構わないことを書いてしまうところが最初は相手への謙遜なのかと思っていたが、読んでいるうちに本当にそう思っていることがわかってきた。
妄想ばかり続いていったいいつになったら手紙を出すのか?と初めの方は思っていたが、半分くらいまで呼んでスタンスが変わらないのをみてこれはひょっとすると最後まで出さない上に始終妄想に終わるのでは?と感じたので開き直り妄想を楽しむことにした。
ストーリーはほぼ、ハリネズミの妄想を読まされているので単調に感じるが、言葉自体が実態を持って動き始めたりする描写は面白い。
哲学的要素もほんのりとあってどういう意味だろう?
と一人でアレコレ考えることもできて楽しい。
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これは好みが完全に分かれる本だなと思う。自分の家に動物みんなを招待したいけれど、自分に自信がないハリネズミはみんなが来てくれない、来ても楽しんでくれない、二度と来ないかも・・・などと色んな「妄想」をして結局その日が終わるのだ。これだけ妄想できる力があるなら十分1人(1匹)で生きていけるよとツッコミたくなる反面、そうだよな悪い結果が出て傷つきたくないんだよなと共感する部分もある。この妄想がずっと続くことに多少飽きてしまうときもあったが、時々哲学めいた言葉を発するので侮れない。ラストは気持ちが温かくなるのだが、招待されたわけではないけどラストに到着するのに時間がかかったよ、ハリネズミ。
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不思議な本です。
全編ほとんどか妄想。
それも、よくもこれだけ妄想を膨らますことができるなぁと感心するくらいの想像力豊かな妄想。
動物のステレオタイプ的なキャラクター性が取ってつけられた話とも違っていて、ハリネズミの相手への願望が見え隠れする作り。
動物ものですが、どこか暗いイメージも受ける。
ユーモアがあるけど、皮肉っぽくて、どこかトゲのありませ。哲学的な問いかけもあり、どこから現実で、どこから妄想なのか判断が難しい所も。
ハリネズミの気持ち、よく分かるなぁ。
来て欲しいけど、招待して来てくれなかったり、来てくくれたとしてもちゃんともてなせないかもしれない。
だから一言、来てくれなくても大丈夫です。と付け足してみたくなる。
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優柔不断でマイナス思考の極み。そんなハリネズミ君の心のうちが手に取るように理解出来る。
何事も起こる前からこんなに迷い戸惑うハリネズミが
切なくて愛おしくて...
誘われてやって来た者たちは
きっとこう思うに違いない
ではどうすべきなのか?そんな思いに囚われて
ガンジガラメになっている状態が針に覆われた
まさにハリネズミではないか。
ふと一番自分がしたいことに気づくと思いはほどけ
楽になり 思いがけない事が舞い込んで
それは本当に聞きたかった言葉と共に...
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マイナス思考のハリネズミがあることないこと妄想するんだけど、何か最後に良い展開があるのではと我慢しながら読んだが、あまりにも平坦で最後まで読む気力を保てなかった。
挿し絵はとてもかわいくて最高だったけど。
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孤独で家への招待状を出したいハリネズミ。
だけど上手く招待出来ない不安が大きくて妄想ばかりが先走ってしまう。
会話が続くかな。。
嫌われるんじゃないかな。。
くつろぎのスペースが壊されるんじゃないかな。。
どんな動物が来てくれたと仮定しても上手くいかない想像ばかりしてしまうマイナス思考さは可哀想になってしまうほど。
前向きに考えることを促す内容じゃなくて、そのままでもいいじゃないかってことかな。
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頭の中をぐるぐるぐるぐる。何かを読み取る前に疲れてしまう。大人向けだから長いのか。子供向けのを読んでみようか。
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確か書評で目にした本だと思います。トーンテレヘン著、長山さき訳「ハリネズミの願い」、2016.6発行です。ハリネズミは自分の身体にある針をみんなが怖がってると思ってます。そして今まで誰も家に招待したことがありません。孤独で悩みの多いハリネズミですが、いろんな動物たちに招待状を出したらどうなるかを考えます。いろんな動物が家に来て自分をいじめてる様子を頭に描きます。ハリネズミの想像の世界が延々と続きます。おーまいがっど ですw。最後、自分を本当に理解してくれたリスに出会うまでのなんと長いこと・・・。ふぅ~。
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初めてのことをしてみるときというのは、このハリネズミのように期待と不安でいっぱいになる。ああでもない、こうでもないと考え込むハリネズミの隣で、一緒になって考え込む、みたいなテンポの物語。ハリネズミの想像の世界に出てくる動物たちは、どこまでもマイペース。その動物のもつイメージがにじみ出る発言は、こんな人もいたような…とも感じさせる。
自分を自分らしくいさせてくれる、自分の中の何かに気づいたとき、突然新しい世界がひらけていくのだろう、と感じた。
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つまらない。
元が面白くないのか
文化的な違いか
訳者が下手くそなのか
表紙が可愛い。
ハリネズミが動物たちに招待状を送ったら
こんな動物、あんな動物たちが、もし家に来たら
想像上の話。
はじめに送ろうとする招待状の内容を考えたけど
やっぱり送るのを止めて
160ページ弱の間ずっとモジモジ考えて
最後から二つ目の章で
招待していないのにリスが遊びに来て
最後の章で
リスが来たことを思い出しながら冬眠につく。
ただハリネズミは考えるだけで何もしていない。
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★SIST読書マラソン2017推薦図書★
【所在・貸出状況を見る】
http://sistlb.sist.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=11730045
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孤独なハリネズミくんが、自宅に友達を招待したい!けど、招待したら、あんなことやこんなことが起こるのではないか・・・、と妄想が暴走し、ひたすら迷い逡巡を繰り返し続けるってなお話。童話のようで哲学書のような一冊。
生きてると「誰かにかまって欲しい!」という欲求がある反面、「構ってもらうのってめんどくさいし独りでいたい!」なんて思いもあったり。この相反する気持を消化しきれずにモンモンとしている人って、表立っては言わないものの、実は多かったりするんじゃないかな。そんな気持を、ハリネズミ君が代弁してくれます。