紙の本
大物作家から再びルンルンが買えるとは!
2001/12/08 09:37
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投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
林真理子という人を知ったのは、『ルンルンを買ってお家に帰ろう』というエッセイだった。もう手元にはないが、とにかく大笑いしたことと、わら半紙に印刷されたような独特の雰囲気をかもし出す本だったことが思い出される。『ルンルン…』の頃の著者の肩書きはコピーライターだった。今は、直木賞の審査員に名を連ねる大物作家である。
私は実のところ作家 林真理子をあまり知らない。2作ほど読んだのだが忘れてしまった。今回、久々にエッセイを読んでみた。驚いた。なんと、『ルンルン…』から彼女はちっとも変わっていないのだ! 感動するくらい。
ブスを前提にしている。美を追求している。ミーハーである。相変わらず便秘に悩まされている。ダイエットを繰り返している。ハンサムな男が好きである。林真理子はどこまで本気なのだろうか? と勘ぐりの目で見てしまうくらいだ。コピーライターだった頃と今現在では知名度、収入面でも天と地との差があるだろう。そして、彼女は書く、「小金を持っている」と。「私は、あなたに騙されてもいいのですよね?」と林さんに念押ししたくなる。
とにかく、『ルンルン…』と同様に楽しませてもらいました。林真理子の小説も読まなあかんかなぁと思った。「あなたはなぜに『美女入門』を書くのですか?」と読みながら何度も林さんに問いかけた私だけれども、「林真理子の小説も読まなあかんかなぁ」と思わされているということは、彼女の思う壺にはまっているわけだわね。
はい、まいりました。林さん、あなたはスゴイ!!
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あたしも林さんくらいの歳になっても、これくらいバイタリティーに溢れて、いつも「ステキになりたい」と思っていたい
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美人について語らせたら正統派は斎藤薫、コミカル派は林真理子って感じ。
セレブ(?)林真理子の交友は面白い。
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普段まったくブランドに縁のない私がこれを読んですぐに百貨店に向かいました(さすがにパリには行けない)そして一歩入ってはたと気付く。「しまった、まずダイエットが先だった!」
女性として共感出来ることがたくさんありました。テツオさん、見てみたいな。
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印象に残ったところ・褒める人と叩く人のバランスが大切・美人は土台ができているから細部に凝る・恋は速攻・目に力を入れて、その人の言葉に大きく反応して、すっごく笑えば、男の人も自分の方に向いてくるはず
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林真理子エッセイ集第三弾 今度はリアルにダイエット成功し美人になってしまった林さんがダイエット法、痩せていることの素晴らしさをかいていますわたしも痩せたい…第四弾はでないのでしょうか(´・ω・`)
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ホント何十年ぶりにハヤシさんのエッセイを読みました。最後に読んだのはまだ、直木賞を取る前だったように思う。しかし、内容には驚きました。ダイエットと服と装飾品と男と人の噂話しか書いてません。これがananの連載だというのだから、いかに女性の感心事がここにあるかということなんだろうけど。これを読みながら、こういう事ばかりに興味のある人が周りに結構いるなあ、と感じました。いかにお洒落になるか、高い服や良いものを身につけるか、憧れの暮らしをするか....。ま、当たり障りないからさ、こういう本読んでるとマンガ読んでるみたいに気楽になったり、ハヤシさんの自虐的な言葉の端にプッと吹き出したりすんだけどさー。これで食ってるってすごい、と思いました。それにしても自分が最近、いかにこういう事から遠ざかってるかを思い知らされた一作。ダイエットってすごい力があるんだね。
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■一緒にフグを食べている男と女は絶対にデキている
書籍「美女入門part3」(林真理子著・角川文庫・274頁)から。
今どきの肝っ玉かあさんは、スリムだ
勝った記憶があるから、勝った快感を知っているから、人間は勝ち気になる
女が勝ち気のなるのは大変
美人は土台が出来ているから、細部に凝る
一緒にフグを食べている男と女は絶対にデキている
なにも関係もない女に、あんなに高いものを食べさせることもない。
ワリカン
「そういう金の使い方をすると、絶対男は恋愛感情を抱かなくなるよ」
「美女にごちそうするのは、僕の趣味だからねぇ」
いい年をした女が、
ひどい男を連れていると、本当に人間性まで疑われてしまう
料理を作るという行為
愛から出た行為がやがて負担になり、負担は愛を失わせててしまう
男は、足の太いのは許すけれど、足の汚い女は許してくれない
□一言感想
以前、読んでメモしただけのフレーズを、なんとかしたかった。
今回のこの形にしてから、お蔵入りしていた言葉が、生き返った。
えっ、こんな台詞をメモしていたの?というなかれ。
どこで、どう役に立つか分からないのが言葉だから。
上手い文章を書くためには、まずはボキャブラリーを増やすこと。
これしかないような気がするな。
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今回も面白いエッセイ。
結婚しているが、たびたび独身男といい感じになりたいと思っていることをちょいちょいネタにして、笑わせてくれる。スマスマのレストランコーナーのゲストになったこと、そして、キムタクとテツオが知り合いってことが印象的だ。