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自分とは住む世界が違うなと思いながら読み進めてたけど、リリィのところで少し共感してしまった。読みやすい
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「フォークがもう一本あった気がする。」号泣した。
アヤちゃんと母の関係と、私と母の関係は違うものだけど、たぶん、私の母もフォークをもう一本用意する人なんだ。アヤちゃんほんとにありがとう。
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完全に同族嫌悪なんだけど、かわいそうな自分にかかりきりで他人を傷つけることにあまりに無頓着なので、しんどい気分になった。
「いや、悪いんだ。生まれてきてしまっただけで、ぼくはさ」って言うけれど、ほんとうは誰かにそうじゃないよって言って欲しくて、今のままの自分を丸ごと愛して欲しくてたまらないわけじゃないか。それで一生懸命試し行動をしてるんだよね。電話に出ないくせに、かかってくるのを見るたび安心してるんじゃないのかな。
生まれてくるのが不都合な存在だったのはしょうがない。どんなに悲しく悔しくてもそこは動かしようがない。だからあきらめて、それがどうしたの?って思うしかない(と、私は思っている)。ラストは呪いから離れる一歩目なんだろうか。
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所々の文章の構成が詩を読んでいるようで特徴があり叙情的だった。世間から虐げられてきた主人公が踠き苦しみながら生きている、最後主人公はなにもかもを失い、ある場所に辿り着く、そこで主人公は確かな自分を感じる。この先に未来はあるだろうか? 主人公の追い求めていた、確かな居場所、そして一度掴んだ確かな自分を本当の意味で実感できる場所に。彼は弱く、けれど、彼の想いが離れない。