投稿元:
レビューを見る
アイディアが必要な職種の方全てに推薦。「実体験」、「疑似体験」の他に「脳内体験」ということを述べている。「脳内体験」は考えた経験をきっかけにして意識的に脳に経験させていくこと。
投稿元:
レビューを見る
クリエイティブディレクター・コピーライターの山本高史氏が、アイデア発想のメカニズムを説いた本。単に経験を積むだけではダメで、経験を通してどれだけ考え、学んだかがデータベースとして登録されるという。「経験データベース」、「脳内経験」というものを通してのアタマの使い方を提案しています。脳内経験とは、“経験をきっかけに、考えた経験(=意識的に増やせる)”のこと。「脳内アングル」と「脳内ツリー」あたりはマインドマップの考え方と似ているかなと思いましたが、こういうメカニズムは知っておくと切り口のきっかけになるし、何より事例が見事なのでアイデア創出やディレクション、デザインの現場でも参考になりそう。この手の本の中でも実用度が高いのではないでしょうか。
自分の主観は偏見にすぎないということを前提に、脳を働かせてみたいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
ユニークなアイディアには経験が必要であるということ。
その経験とはただ経験したという思い出とは異なり、何か現象に出会った時に思考を巡らし、なぜ?どうして?を刻み込む脳の働きのであること。
その考え方にこそ、偏見だらけの自分の主観に気付く方法であり、その偏見と主観を様々な方法によって積み重ねることで最適なアイディアに辿りつけるという基本論。
それでは長く生き経験を積み重ねた人が有利か?
それを「脳内経験」で凌駕できちゃいますよという解決策。
ふつうのコピーライターのテクニック論、主義論とは異なり、もっと純粋なアイディアということに言及した良書だと思う。
特にクリエーターの奢りというか高慢さは、無知から来るものであり「わからずやの得意先」というような言葉にこそ、アイディアの視点の少なさを物語っているというような話しは納得した。
【以下抜粋】
選ばれるユニークとは、だれも考えないことではなくて、だれもが考えはするが、だれも考えなかったこと。
投稿元:
レビューを見る
一流コピーライターの発想法を、あまのじゃくな上司が部下に優しく伝える本という感じ。読みやすく、親しみやすい語り口。
経験を重ねてネタをストック→多種多様なアングルで課題の全体像を映し出す→ツリー色連想法で駆け上がって、ユニークかつベネフィットのあるアイディアに到達。
企画提案に悩める皆さんにおすすめ。
投稿元:
レビューを見る
友達に借りたクリエイティブディレクター/コピーライターさんの本、
書いてある内容は最初のうちは結構面白いが、途中から冗長すぎる。
という事はコピーライターとして本当にイケテいるのだろうか?
コピーライトと本で求められる事が
あまりに違うのでしょうね
でも3つの経験について整理している部分は面白かった。
(実体験、疑似体験、脳内体験)
3つの経験を多く積んで、多元的にモノを見るという事が
重要という事が判ったが、そんな事は誰しもやっていると思うし、
結局、商品に落とす時は閃きに頼らざるを得ない部分が大きくて
その閃きがどれだけその瞬間の社会にマッチしているかで
社会的(金銭的)な価値を生むのだろうし、
それに対してのの説明というか、スキームというかを
もう少し解りやすく詳しく書いてあって欲しかった。
例がたくさんあるのはいいけど、全てゆるいまま、
尻切れトンボ的な感じがしました。
そう考えると100ページぐらいで1時間程で読める
ボリュームにして3つの経験についてだけ
フォーカスしてくれたら読み終えた時に
良い本だったなと思えた気がします。
投稿元:
レビューを見る
経験とは、それそのものに遭遇することではなく、「その時どう思ったか」「なぜそう言えるのか」まで考えた時にはじめて経験としてデータベース化される。それではじめて他の事象とリンクさせることができる。
投稿元:
レビューを見る
全然アイデアが出てこない自分が悲しくて読んでみました。
印象に残った点は、人にウケるアイデアは自分の経験の中から生まれるもの。
経験も知識もない状態で出したアイデアは暴走していることが多いっていう点。
自分の経験を元に創造して、どんどん脳内で膨らませて、
それでいいアイデアに辿り着く。やっぱり頭は使わないと!って改めて思いました。
投稿元:
レビューを見る
コンセプトの考え方、ターゲットのインサイトの見つけ方、企画を考える上でのストーリーの作り方やヒントが得られた。
自分の考え方が、どうとられているか、うんちになっているか改めて知った。
投稿元:
レビューを見る
んーーサラサラ読めるのに、全然頭に入ってこない一冊でした。
多くの人は何事も経験するだけで終わっちゃうけど、そこから色々と多方面に矢印を向けて考えて、更にそこからまた矢印を広げて行くことが大切なんだろうな。
投稿元:
レビューを見る
若かりしときの自分が読んだとしても素直に腹に落とすことができたか・・・
でも、「経験」についての考え方は真実だと思う。
投稿元:
レビューを見る
「脳内経験」は非常にべんりです。
クリエーティブな人はもちろんのこと、クリエーティブを生業としないあらゆる人にとっても、「脳内経験」を積むことは非常に役立つのではないでしょうか。
なお、「脳内経験」に関する詳しくは、本書をお読みください。
投稿元:
レビューを見る
★3.5
読めば読むほど、目からウロコ。
自分が就活生だったときに自信満々で提出した某広告代理店のES(企画書)が、なぜ通過できなかったのかよ~く理解できた。
これ読んだら、またしても広告に対しての憧れが沸々と。。
投稿元:
レビューを見る
「経験資本主義」をかかげ、自己や疑似の経験からアウトプットを起こすヒントをくれる本。経験とは、体験した出来事の中で感じたこと、心動かされたものから厚みを作り、データベースとする。そのデータベースによる創造力で、アイデアを作るというもの
投稿元:
レビューを見る
電通を経て、株式会社コトバ代表の著者による一冊。コピーライティングをテーマに、アイディア創出のプロセスそのものを改良する術について学べる。
そもそも良質のアイデアとは何か。それを真摯に提案する筋道をたどった結果、突き当たった方法の一つとして提示される”脳内体験”は、かつて木村秋則氏の『奇跡のリンゴ』で読んだ、良質のリンゴを作るための”土壌”にあたると感じました。
何で、人生においてアソビが大事なのか。そんな事を思い出させてくれたように思います。
投稿元:
レビューを見る
飄々とした語り口が実に心地好い。
中古で買ったがこれは掘り出し物だと思った。
「クライアントのことを、『乗り越えなければならない壁』のように捉えているアホかいる。
あのね、そんなこと考えているようじゃ、一生選ばれない絵描きだぜ。
広告は、クライアントの利潤を追求するためにある。第一義的のはそれしかない。」
昨年仕事で提案した某企画を顧客に歯牙にもかけられなかった身としては耳が痛い(笑)
このような事態が生じるのは、ひとえに「尺度の共有」がなされていないからだと言う。
物事の見方は360度あるわけで、自分と相手が同じ角度から同じ面を見ていることはまず無い。
故に自分が面白い/ウケると思ったものが受け入れられることもまた、奇跡に近い。
であれば意識的に複数の角度から対象を捕えることが必要で、そのために自己の主観/偏見を自覚し、受け取り手の気持ち/尺度を考慮した提案を産む生き方/考え方を、本書は提示している。