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紙の本
ウサギさんとタヌキさんの活躍にオオカミさんもタジタジな文化祭
2009/05/17 22:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は『御伽学園大文化祭』の模様を綴った通算第8巻である。もうね、おおかみさんのツンデレ振りがヤバ過ぎる。クラスメイトや過去に関わった人達からは完全にカップル認定されている亮士クンとの仲なのに唯一本人だけが認めていないという状況になっており、その光景を周りが暖かく見守り愛でる構図が可笑しくも微笑ましい。とりわけ今回はおおかみさんが居ない(と思っている)所で亮士クンが直球ど真ん中の「おおかみさんラヴ」な語りをして、それをおおかみさんが聞いちゃうシチュエーションが幾つかあったため、おおかみさんの嬉し恥ずかしドキドキ加減は尋常ではない。今回おおかみさんは何度顔を真っ赤に染めたことだろう。そして極めつけは『にゃっにゃんだおまえは!!』である。今まで見たことがない乙女心全開さにこっちが驚く。そんな「ごちそうさま」なおおかみさんがてんこ盛りなのと地の文の軽妙なツッコミ、クラスメイトを含めたキャラ達の自由闊達な動き回り振りが見事に調和してハイレベルの「オオカミさんワールド」が形成されている。最初から最後まで笑いっ放しの一冊だった。また、今回なかなかの活躍を見せる宇佐美さんが意外にも「結構良い娘じゃん」という一面を示して株を上げており、好感度もUPしているのではなかろうか。そして本巻の白眉は田貫さんである。話のモチーフに絡めて「お釜」だなんて……本シリーズもとうとう……というところまで辿り着いた感を醸しているが、この田貫さんは実に良い気っ風と乙女心の持ち主。いわゆる「下手な女性より女性らしい」を全うして恋した男の幸せを願い、そっと身を退いて独り静かに涙を落とす様に喝采を贈りたい。ただ、魔女さんに続いておつうさんもどんどん存在感を無くしてきていることと、亮士クンが瞬間的に某第二ボランティア部の太郎になりかけていることが何となく気掛かりである。
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