日本語で一番大事なもの みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、国語学者として知られ、『上代仮名遣の研究　日本書紀の仮名を中心として』、『日本語の起源』、『日本語の年輪』、『日本語をさかのぼる』、『日本語の文法を考える』などの名著を残された大野晋氏と、『笹まくら』をはじめ、『年の残り』、『たった一人の反乱』、『裏声で歌へ君が代』、『女ざかり』などの傑作で知られた作家で文芸評論家の丸山才一氏の対談集です。同書では、『万葉集』から『サラダ記念日』までを、言語学者と小説家という二人の双璧が、文学史上の名作を俎上に載せ、それぞれの専門から存分に語り合います。日本人の場所感覚から、「てにをは」の重要性に至るまで、徹底的に追究し、日本語の本質を探る知的興奮に満ちた対談集となっています。ぜひ、日本人なら読んでいきたい一冊です！