電子書籍
歯切れ良い文章
2017/11/23 08:43
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投稿者:おじ屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
塩田氏の文章は歯切れ良く心地いいリズムで目に飛び込んでくる。
キャラもすごくたっていて、壮快な読後感。
紙の本
読んでいる最中から作中で奏でられる曲を絶対に聴きたくなります
2017/06/16 02:26
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
初見の作家さんです。
2016年に書かれた「罪の声」を読まれて賞賛されているのをアメブロでもかなり目にして気になっていたのでとりあえず試しにBookoffでお安くなっていた本作を手に入れて読んでみました。
音楽を直接聴かせてもさえ伝わらないことがあると思うのですが、音楽を言葉で読み手に伝えることの困難さはいかばかりかと。
この作品の中で奏でられるラフマニノフのピアノ協奏曲第三番やエルガーのエニグマ変奏曲第九変奏「ニムロッド」を私は知らないのですが、読んでいると何がしかの音が頭の中で流れてくるのですから大した才能だと思わざるをえませんでした。
マエストロの曲への解釈によって演奏が変わるのなら、この作品中で奏でられる音楽は作者の塩田さんの解釈による指揮演奏そのものではないでしょうか。
その他にもオーケストラの運営、特に裏方の仕事の苦労や細事についても面白おかしく書かれてあり読んでいて楽しかったです。
あと舞台が神戸ということもあり関西弁でのやり取りか縦横に交わされるのですが、塩田さんが兵庫県尼崎生まれていうこともあり、大阪生まれ大阪育ちの私が読んでも違和感なく笑わさせていただきました。
さてしばらくはロックンロールやPOPSは休憩して色んな指揮者のラフマニノフとエルガーを聴いてみたくて仕方がない読後の今です。
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嫌いじゃないんどけどなぁ。
一人一人のキャラクターは好き。
だけど自分がクラシックを聞かないだけに、聞きたいっ!て思える興奮がなかったのが残念。そこに期待をしてただけにね。
明菜の過去より拓斗目線の話がもう少し読みたかった。
H27.3.23~3.29読了。
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表紙を見ると女性指揮者の話かと思うんだけど、実はオーケストラのスタッフが主人公の話。
新鮮ですね。
実際にオーケストラとかコンサートに出たことのある人は、とても愉しめるかも。
あと、実際に裏方さんやっている人にもお勧め。
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読んでからしばらくは設定がめちゃくちゃだなーって思ってたけど最後は涙止まらなかった。やっぱり最後は電車で読めず、家で読んだ笑
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「女、三十にして全てを失った。」でも、ちょっと楽しい。旅で出会った老人に頼まれ、報酬欲しさに京都へ。瀕死のオーケストラをなんとかするため演奏会に向け突っ走る。マエストロ、ブロッコリー、松浦さん他…皆キャラも濃く楽しく読めた。何もかも失ったアラサーの行動力はすごい!ちょっと、羨ましい(笑)先が読める展開だけど、テンポがよく、音楽が好きな人達が、音楽に向き合っていく姿がいい。出てきた曲聞いてみたくなった。
「女、三十にして全てを失った。」
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"恋も職も失い、傷心旅行で神戸に流れ着いた矢吹明菜、三〇歳。偶然出会ったi-podを器用に操る老人に託されたのは、瀕死のオーケストラの立て直しだった。濃すぎるメンバーとMっ気満点の気弱なマエストロを束ね、凶暴でがむしゃらな“女神”の崖っぷちの挑戦がはじまる。読んだ人すべてに幸福が降り注ぐ笑いと感動の音楽物語。
978-4-06-277974-6
精姫様一条 お狂言師歌吉うきよ暦
杉本 章子
今をときめくお狂言師の歌吉は隠密の手駒も務める。踊りを披露したこともある将軍家慶の養女精姫(あきひめ)の嫁ぎ先として名の挙がる井伊家と有馬家の使者が、心中に見せかけて殺された。男は井伊家御用達の畳表問屋堺屋の跡取りで、歌吉を小鋸で斬りつけたお糸のもと許嫁。因縁のお糸から事情を探れという密命が。"""
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本当に主人公が凶暴(笑)しかし、料理上手だし、うらやましい。主人公の過去がわかった時には涙していた。女神だけど、やわやわな女神じゃない。力強い女神。出てきた音楽を聴いてみたくなった。
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『盤上のアルファ』に続き、塩田作品二作目。割りと早い段階から引き込まれたから良かった!退屈な時間は短ければ短いほどいい。主人公・矢吹明菜のキャラがとても良い。すぐ手を出し、足を出す暴力女w と、内股の世界的マエストロ・一宮拓斗、ブロッコリー別府、ニュージーランド人キオラなど個性豊かな楽団の職員、演奏者たち。特に主人公と別府の掛け合いは爆笑必須!笑いあり、涙ありで楽しかったなぁ^^ 解説者も書いておりますが、自分が知らない世界を知れるというのはホント楽しいですね。今回は楽団運営のイロハ?を知れたのは良かった。一度クラシックコンサートに行きたい!そう思えた作品でした♪
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部活とかで音楽をやっていた人にはピンとくるのだろうなぁ。と思いながら読んだ。塩田武士はいまのところ「ともにがんばりましょう」が一番面白かったと思っている。
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「並外れた集中力を持つ人間は、大抵非常識である」とも評されるヒロインである。彼女の行動力がお話を引っ張り回して、それはそれで面白い。がしかし実際にこんな人いたら私は苦手だなあと思った。
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関西弁全開の作品を読むといつも、関西人以外の感想が気になります。内容以前に関西弁がひっかかって読みづらくはないのだろうかと心配に。生粋の関西人としては、こりゃもうたまらん。稀にある、読むに耐えない関西弁ではなく、正しい関西弁。
『拳に聞け!』で魂を射抜かれ、過去の作品に遡り。パンチパーマのオッサンを漆黒のブロッコリーに例えるセンスにもう脱帽(笑)。自信を失ったマエストロが破天荒な女に引きずられてステージに戻る。
前半はさんざん笑わされ、『天城越え』で涙腺ゆるみ、オーケストラの演奏を文字で読んで完全に涙。好き。
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軽い感じで読み始めて、かなり乱暴なヒロインに面食らったが、意外に楽しめて当たりの作品だった。
潰れそうなオーケストラと、音楽に苦い過去をもつヒロイン。主要な登場人物のマエストロは存在感が薄めだったが、オケの事務局の人達が面白かったし、読後感も気持ちよかったです。星は4に近い3
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最初は明菜ちゃんがあんまり好きでなくて感情移入出来なかったけど、周りのキャラが素敵すぎてどんどん楽しくなってきた。
オーケストラの描写は、ほんまに音楽を聴いてるような臨場感があってすっごい感動した…!!
素敵な素敵なお話やった。
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風前の灯の組織を、突飛な人が登場してぐいぐいと立て直していく話って、読む前からワクワクするし大体面白い本が多い気がする。これも例に漏れず面白い本だったし、登場人物にも花が有ってとっても面白かった。
暴力的で魅力的な主人公のキャラクターがとても勢いがあって、漫画的な勢いで動き回ってくれるのでスピード感が有って非常に良かった。