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「語りえぬものについては,沈黙せねばならない」というあまりに有名な言葉で幕が閉じられる哲学書です。本書中盤にて繰り広げられる論理学の部分は、あまりに専門的な言葉が多すぎて理解するのが難しいのですけど、純粋な思考の過程に触れられるというそのことだけで、精神の曇りを綺麗に洗浄されるような気になれます。僕の思考の基礎となっている本です。
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「語りえぬものについては,沈黙せねばならない」かっこいい言葉だと思います。
内容は難しいですが読みやすくさっぱりとまとまってます。難しいのでなんともコメントしにくいですね…
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俺ってカッコいいよな。
なんたって、「論考」持ってるんだもん。
これで女にもてなきゃ人間辞めろ、っていうぐらいの本。
俺がこの本の表紙をみせるだけで、たいていの女はウットリ俺をみつめ、「語りえぬものについては,沈黙せねばならない」なんて耳元でささやこうものなら、100%おちる。
そんなもんだよ、この本は。
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「語りえぬことについては沈黙せねばならない」
ウィトゲンシュタイン前期の代表作です。激難解な本です。これを理解するには膨大なバックボーンが必要でしょう。
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烏兎の庭 第一部 書評 6.13.04
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/ronkoy.html
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とってもよい本です。でもこの書き方は気が狂っていらっしゃる。慣れていくと読みやすいと思ってしまう自分が怖い。
野矢さんの解説が非常にわかりやすい。
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いまさら説明するまでもないかもしれない。天才ウィトゲンシュタインが生前刊行した唯一の哲学書。ウィトゲンシュタインについてはいくつもの逸話があり、彼の哲学における『論考』の位置づけも多種多様だが、いかなる立場からであってもじっくり取り組むべきテクストだと思われる。本書は哲学的諸問題を、その思考不可能性を示すことで解決するという構想に基づいているらしい。それについての評価は専門の研究者ではないのでわからないが、議論の形式はカントやヘーゲルの著作より厳密で読みやすい。もっとも、それは「わかりやすさ」を意味しないが。
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物理のアインシュタイン、現代思想のウィトゲンシュタインなどと称されたこともあったほどの天才の著作。のちに著者本人によって本書の内容が否定されるのであるけれど、何を言っているのか少しでも理解できれば、興味深い内容となっているのではないかと思う。野矢茂樹氏の解説が、わかりやすく噛み砕いてくれているので、なんとなく理解できる。理解できた気にはなれる。それでも理解できない場合は、「沈黙せねばならない」。……いや、軽い冗談だが。もしかすると、何言ってんだコイツは?と、開いた口が塞がらなくなって、沈黙しているかもしれないが。これも冗談だ。
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ウィトゲンシュタインが生前刊行した唯一の著作。4.002、4.003(かの7の次に有名な箇所。哲学的命題や問いのほとんどは誤っているのではなくナンセンスなのである)、4.27、5.143、5.61、5.62、6.45(スピノザを念頭に置いた記述)に印がつけてあったが、さすがにもうほとんど内容を忘れてしまっている。ちくまの『青色本』に手をつける前に再読せねば。
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理路整然さが堪りません。
構成もすっきりしていて…すっきりしているが故に、この思考を足がかりに、深く考察することが出来るんだろうなってそう思いました。
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言語の限界、思想の限界、限界の限界に迫る!…本だったような。筆者も語るように、普段、誰もが感じるような感覚を明快に論じてみせた!…んだと思う。
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哲学や論理学のバックグラウンドが無いため難解だったが、訳者の野矢茂樹氏の解説が分かりやすい。同氏による解説本もあるようなので、早速そちらも読んでみよう。また昔読んだ土屋賢二先生の「ツチヤ教授の哲学講義」も改めて読んでみたい。これから一つ一つ理解を積み上げつつ味わいたい。2008/02/11読了
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論理学で有名な野矢茂樹の訳、良訳。
解説もいい。
本文もかなり簡潔に書いてあるんで、大して分かって無くても分かった気にさせてくれると思うwww
論理学で言葉と世界の限界に挑む本、みたいな感じでしょーか。
言葉で表せる以上答えがあり、そこが言語の限界である、とか。
6章の後半からの本気っぷりが異常。
ワタシャ大学で論理学ある程度かじってたから少し取っ付き易かったけど、解説見ながら読めば未経験者でも全然いけるんじゃないか?
繰り返しになるけど、それほど解説が良い。
その訳・解説の秀逸さでAA。
まぁこんなに褒めちぎってるけど、ぼかぁ解説無いと読めませんでしたよっと^^
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論理空間について厳密に解説された本。ただ読んだだけでは絶対に理解できない。後ろに語注があるのでそれを見ると作者の言わんとすることがよくわかった。最後の作者の解説はとてもよく理解を助けてくれた。語り得るもの=思考できるもの。
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世界受容と言語の限界についての書。「語りえないこと」はやはり超越者の壁なのか。事象の地平線なのか。「語りえないこと」を言語の内に取り込もうとする、不断の、そして不毛な営みこそが哲学ではなかったのか。「論考」は結論ではない。出発点である。