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自分には合わなかったなと思います
2021/08/06 23:38
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投稿者:甘栗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすかったし、実際にニュースなどで目にした事のあるワードが出てきたり豊富な知識と閃きで不正を暴いてギャフンと言わせる様は面白いと思うのですが…
ヒロイン含め、どうにも登場するキャラクターが皆好きになれず…
そうなると読むペースも落ち、又、不正の内容は違えど展開は毎回一緒なのでその辺も正直飽きてきてしまって、更にペースが落ち、途中から読み進めるのがしんどくなってしまいました。
内容としては面白いと思うのですが、思っていた以上に自分の中でキャラクターを好きになれるかは読み進める上で重要だったようです。
自分には合わなかったなと思います。
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手を変え品を変えながら雑学スーパーウーマンを描くという話が主人公を変えただけという感があるが、正直、ここまで捏造がされているということがあたかも事実のように描かれているので、少々、やり過ぎ。また、人物の造形と恋愛関係とかの成り立ちも焼き直し感が強い。
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弱腰草食系男子と頭の回転が鮮やかな美少女って、なんとなくデジャヴ。
ちょっと上手く行きすぎな気もするけれど、テンポもよく縁遠く難解な科学的説明も違和感なく楽しく読めた。
官僚との大きな隔たりに事なかれを通してきた文部省事務官の澤田。突然、厚生省の官僚に連れ出された東北の被災地。
厚生省が手を焼いていた立ち退き拒否者への説得が澤田に課せられた役目だったが、あっけなく追い返される。
官僚が次にその役目に選んだのは近くの仮設住宅で中心となって働く事務官、水鏡(みかがみ)瑞希だった。
瑞希は説得に向かい、観察力と推理であっさりと彼の化けの皮を剥ぐが。
「事務官としてははみだし者でも、考え方はどうしようもなく正しい。」
官僚の御曹司、南条。
自動車事故へ拘りをみせる蒼唯。
定年までカウントダウンする弱腰で温和な檜木。
地殻変動センサー、宇宙エレベーター、運転事故自動回避支援システム、バイオメトリクス遠隔監視捜索システム。
次々に登場する技術の存在にドキドキする。
不正なのか正当なのか。
「本来は研究に充てるべき思考力とお金を、捏造に費やしてしまう。やがて研究そのものをやめて、実体がないものの外見を粉飾することばかりに明け暮れる。」
未来に向けて生み出そうとする熱意。それが歪んでゆく過程が苦い。
裏に隠されたものが暴かれていく毎に、疎まれていた瑞希はなくてはならない存在になっていく。
そして澤田もやがて。
タスクフォースのメンバーがそれぞれ抱えるものが事件解決とともに少しづつ溶けてゆく爽快感。
「仕事」とは「やりがい」とは。
彼らの四角関係?の行方も気になるところ。これからも楽しみなシリーズ!
あれ?シリーズだよね?
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松岡節全開だ!
やっぱ美少女探偵は松岡先生に限るなぁ〜
相変わらず時事ネタ満載、しかも主人公の所属が実在の機関と来たもんだ。どんどん引き込まれていく様は今まで以上
探偵社出身って言う出自も、対探偵課の彼女といつか絡むのかなぁとか期待しちゃったりもする。
推理の爽快感はαちゃんに匹敵
次回作のタイトルがないのが気になりますな〜
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研究費の不正使用を調査する特別チームに配属された文部省職員、水鏡瑞希の活躍を描くミステリー。
地震の予測や宇宙エレベーター、事故を起こさない自動車や完璧な顔認証システムなどなど作中の出てくるエピソードは様々。それぞれのトリックをバサバサとテンポよく解き明かし、そして不正に研究費を得ようとする人たちをバッサバッサと斬っていく様子は読んでいてやはり痛快! 理研のSTAP細胞問題をはじめ、つい最近の鬼怒川の氾濫や、フォルクスワーゲンの不正問題まで言及するなど、時事的要素に触れているあたりも松岡さんの筆の速さを感じさせられます。それとそうした問題に対する松岡さんの憤りも。それは多くの国民も読んでいて共感するものだと思います。
だからこそ、瑞希の活躍は読んでいて清々しく、お役所体質やキャリア体質が染みついてしまった同僚たちが瑞希の活躍に感化され、徐々に変わっていく姿も読んでいて気持ちいいです。
シリーズ化されるのかも、また注目ポイントですね
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またしても、目の付け所が違うシリーズ。よく考えつくよな。しかも、いろいろ盛り込む技巧。続きが楽しみだ
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正義感を発揮するあまり組織の枠を越え暴走してしまう文科省一般職ヒラ女性職員・水鏡瑞希(みかがみみずき)。役所は彼女を持て余し、研究費不正使用を調査する特別チームに配属する。税金を掠め取ろうとする悪者の研究開発の嘘を見破れるか? 抜群のひらめきと推理力を持つ美女公務員の下克上エンタテインメント!
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新シリーズ。
相変わらず、推理テクニックが豊富。
舞台が文科省の実際の部署という事で、興味がそそられるけれど、展開はお馴染みのといった感じ。
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万能鑑定士Qの役所版みたいな~なんか似てる感じがする。
松岡さんが私の中でのNo1作家さんだったけど
なんか最近↓↓だな・・・・
新しいシリーズ出す前に終わって無いシリーズを出して欲しいよ
でもST○P細胞や東京オリンピックやマイナンバーなどの
ネタとブっ込んでくる辺りは松岡さんらしいなぁw
決っして面白く無い訳では無いのですがね
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庶民派文科省事務官・水鏡による小ネタのオンパレード(?)
ねつ造による補助金申請って、ほんとにあるのかなぁ~・・・とちょっと悲しくなってしまった。いや、実際にあるからタスクフォースが出来たんだろうな。。。
自分の税金が云々とまでは思わないけれど、常識的に考えてでっち上げの研究に予算をつぎ込んでほしくはないよね。この小説のように、審査する側に不正をはたらく人間がいないことを願うばかり・・・。
それはそうとして、書き下ろしとのことでかなり最近の話題も盛り込まれていることにびっくりした。
あと、澤田くんが水鏡さんに恋してることになってるけど、ほとんど会ってすぐの頃からっていうのが最後までしっくりこなかった。けっきょく容姿に惹かれただけ?!っていう。水鏡さんから澤田くんへの気持ちはもっと出所が分からない・・・。
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面白くてあっという間にすらすらっと読めた。
研究の捏造や不正を見抜くお話。
税金は大切にしましょう。
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万能鑑定士Qの舞台が文部科学省のタスクフォースになった、
そんな感じのお話だった。
いろんな知識でもって、次から次へと研究の不正や
ねつ造を暴いていくところが、ちょっと爽快な感じ。
あと、読んでると研究不正ばっかりなイメージもあるけど、
研究不正のタスクフォースに書類が来ているものだけで
話をすれば、怪しいものの割合が高い、ってことかと思う。
この話は、シリーズものになるんだろうか、それとも
単発で終わるんだろうか、どっちになるか気になるところだ。
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本好きの方であれば、「この作家さんの新作なら必ず読む」というものがいくつかあるだろう。私もそういった"ごひいき作家"という方が何人かいるので、新しい単行本にはなかなか手が出ないものの、文庫化されたり文庫書き下ろしが発刊されたりするといそいそと買い求めてしまう。
■ねつ造案件にビシビシと切り込む痛快さ
つい先日発売されたのが、松岡啓介さんの「水鏡推理 (講談社文庫)」という書き下ろし文庫本。私の好きな作家さんが書かれた作品だけに、発売されて早々に買い求めた。新たな主人公が登場し、開発関連のねつ造案件にビシビシと切り込んでいく姿が痛快だ。
【あらすじ】
主人公の水鏡瑞希(みずかがみ みずき)は、文部科学省の新人女性一般職だ。すらっとした美人公務員の彼女は、東日本大震災のために作られた仮設住宅地で人々の生活の支えとなっていた。
ある日、原発反対派の男性が行っていた不正を暴いたことで、エリート総合職で作られたタスクフォースに異動することになる。「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォース」と名付けられたチームは、様々な研究における補助金・助成金に関する承認行為を行っている。
地震予測に関する研究や自動運転に関する研究など、様々な研究が審査のために持ち込まれる。それまでは当たらず障らずの対応を行っていたチームも、事務処理を行うはずの一般職である瑞希が次々と不正を暴いていく様子を見て、徐々に官僚としてのプライドや打算を超えて案件に関わっていくことになる。
そんなとき、国民一人一人の居場所を確実に把握するシステム開発の案件が入ってくる。一見して堅実な研究を行っているように見えたその案件も、調べていくうちに徐々にねつ造の疑惑が高まってくる。しかし、その案件の後ろには瑞希が思いもしなかった利権と権力の悪意が存在した。事件の核心に近づきつつある瑞希たちの前に、悪意に満ちた妨害行為が立ちふさがってくる。
松岡啓介さんといえば「千里眼シリーズ」や「万能鑑定士シリーズ」など、相手の心理を的確に掴んで事件を解決するアクション・ミステリー物が有名だろう。また、最近では「探偵の探偵」という探偵業のダークな部分を扱った書き下ろしシリーズも精力的に書かれている。
今回ご紹介した「水鏡推理」も探偵物の延長線にある物語だが、最近なにかと問題になっている研究開発に関するねつ造をテーマとして取り上げているのが面白い。
主人公が美少女で正義感が強く、それでいて誰にも真似のできない推理力を有しているというのは松岡啓介作品の共通点だとも言える。こういった主人公設定というのは得てしてマンネリ化に陥りがちだと思うが、それを感じさせないのは主人公の人物設定が念入りに行われているからだろう。
ミステリー要素あり、時事問題あり、社会はテーマあり、そしてちょっぴりラブコメ要素ありと、様々な要素を網羅したエンターテインメントな一冊だと思う。
もちろん、今までのシリーズ同様に読後の爽快感があるスピード感あふれる一冊だ。
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この作者の頭の中を見てみたい。「判断推理」とか好き。主人公のようにぱきぱきと考えることはできないけれど、例題として出された問題は主人公に張り合うように考えてしまった(^^;
何事も疑ってかかるというのは斜に構えているようだけれど、なんでも鵜呑みにするのも怖い。物事はしっかり自分の目でとらえて理解しなければならないってことね。
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新シリーズ。面白かったけど、松岡ワールドのパターンだーという感じ。ヒロインはQとαを足して2で割った感じ。相手役の立ち位置はQの小笠原くん。同僚の南條さんはαの那沖さん。Qの続きを別の舞台で読んでる感じかな。面白かったけど既視感強くて★ひとつ減。