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紙の本
栗本薫は短編も面白い、いや、短編が面白い、とでも言うべきか
2020/07/11 21:40
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
1994年に文庫オリジナル版として刊行された、栗本薫のSF短編集。1980年代初めから90年代初めに発表された8編が収録されている。
栗本薫と言えば『グイン・サーガ』に代表されるように、長編もしくはシリーズものが多く、どれも饒舌な語り口でいつ果てるともなく続くのを醍醐味としているようなところがあるけれど、短編もそれなりに書いていて、そちらもなかなか捨てきれない面白さがあると思っているのだけれど、この本にはそんな短編、特にSF短編が8つも収められているのだからうれしい。
もっとも、80年代から90年代にかけてのものだからなのか、それぞれの話が日本SF第一世代とも言える人たちの書いたものと雰囲気が似ているような気がする。著者自身もそのことを「解説」で語っているが、『さらしなにっき』や『忘れないで』は小松左京のようだし、『峠の茶屋』は手塚治虫の火の鳥でしょう。『走馬灯』は星新一かなあ。『パソコン日記』は筒井康隆の雰囲気もあるように思うし、『隣の宇宙人』はハチャハチャの頃の平井和正か横田順彌ってところか。
でも、どれも面白いし、ちょっと考えさせられるところもあって、モチーフにしているものはどれも栗本薫らしい。
短編というある種の制約があったからこそ、そこに凝縮された形で栗本薫の本質が収められていたのかも知れない。
と思うと、もっと栗本薫の短編を読みたかったと、今更ながら思ってしまうのだ。
電子書籍
おもしろい
2019/12/15 21:21
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思っていた以上に面白かったです。ゾクっとした恐怖感があって、ホラー作品だなと思います。おすすめでした。
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