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私が通う図書館は、市民が返却した本を一時保管する棚がある。その棚にいつも注目していて、そこに面白い本がないか物色するのが好き。この本はそこにありました、円城塔さん、気になってる作家さんの一人なので。
夫婦が分かり合うために本を勧め合うという企画本。円城嫁の田辺青蛙さんも(兼業)作家さんです。この手の本の紹介本って私大好き。40回の往復書簡なんだけど、ひとっつも読んだ事のある本はありませんでした、やっぱり小説家さんってのは本読んでますよね、、そして幅広い~。本の題名はインパクトありますが、読みながらいやいやちゃんとお互いいたわりあって楽しく仲良く暮らしてる感、漂ってると思う。
本の紹介は勿論あるんだけど、それ以外の彼らの人となりの吐露が面白い。旦那は理系頭でロジカルで色々きちんとしてたい、一方嫁は猫のようなというかね。かみあわなさがこっちからするとほほえましく写るという。
最初はオモロない、なんか外れだったかも、、と思いながらも読み勧めたのです。でも知らない本の紹介、特に奥さんの、円城さんが勧めた本の紹介が素敵だったな。円城さんは本紹介も雲にまく感ありというかね。誰もがハマるとは思わないですけど、これを読むとお二人が好きになると思う。続編があれば手に取りたい(調べたけどなかった笑)
私的な気になった本リスト
人間にとってスイカとは何か
→スイカに依存して暮らす人々の村へ20年(!!)通い続けた記録
台所のおと
→幸田露伴の娘、文の本。恐ろしいほどにきっちりしてそうで怖いもの見たさある
年収は住むところで決まる
→これは絶対読んでみたい、住むところというのはどんな地域で住むかってこと、決して高層マンションとかじゃない
活字協想曲→公正の人のお話
私が西部にやって来て、そこの住人になったわけ←恋愛小説集Ii、でた、岸本佐知子さん、ここが一番私とかすった本だった
パリの夜→ロランバルト、ここも私とかすったとこ、ロランバルトさんはいいです、喪の日記がよすぎたので是非こちらも読んでみたい
白い方丈→好きなタイプの本だと思うが、須賀敦子全集第二巻て、。京都とミラノのお話。
和のおかず決定版
壊れた脳 生存する知→外科医、三度の脳出血
バトル・ロワイアル→なんとなく押さえておこうかなという打算