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紙の本
江戸時代後期の儒者、頼山陽の生涯とその時代を生き生きと描いた評伝です!
2020/04/17 10:34
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、江戸時代後期の儒者であり、勤王家であった頼山陽の生涯と彼が生きた時代を描いた作品です。頼山陽は、初め叔父であった頼杏坪について広島で学び、さらに江戸で尾藤二洲や服部栗斎に師事した後、京都に出て私塾を開き、書斎山紫水明処を営むようになります。門弟教育の傍ら、日本各地を歴遊、篠崎小竹や梁川星巌、大塩平八郎、浦上春琴ら多くの文人墨客と交わり、『日本外史』、『日本政記』、『山陽詩鈔』、『日本楽府』、『山陽遺稿』など多くの書を著しています。同書は、頼山陽のみならず、江戸漢詩文の再評価をもたらした傑作評伝とも言われ、ちくま学芸文庫では上下2巻シリーズで刊行されており、同書はその上巻です。同書では、頼山陽の精神の異変、脱藩事件や遊蕩によって始まる山陽の生涯、一族の在り様、西遊中の交際までを扱っています。
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