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1巻から10年経ったんですね。驚きです。
入間人間作品はいくか読んできましたが、やっぱりこの語り口が好きだなと改めて感じました。そして相変わらず分かりにくい!けど、これも好きです。
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※本巻は後日談として位置づけられています。
※暴力及び流血描写があり、性行為を暗に示す部分もあります。
【印象】
「幸せの背景は不幸」。
【類別】
小説。
少しミステリサスペンスでサイコの要素。
【筋】
エグみがじわじわ効いてくる種の人物相関。
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」連作のファンが手に取るのを想定した作品であり、ダメージを1ミリも負いたくない人以外には読んでみるのをお薦めします。
筋が右腕のようにバキバキにされてる部分がありますので、丁寧に心を落ちつけて深呼吸しましょう。アレを同じと思わせておいて、全く異なるところまで引っぱられる造りなのが好みです。
特に印象深い台詞は頁189「妹の方が(後略)」です。
【表現】
頻繁に切りかわる種の一人称視点。
既刊に比べると、文体がかなり落ちついています。嘘じゃない。
【備考】
本作は後日談です。連作としては第10巻で充分に纏まっています。
第1-10巻についてのレビュー。
http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/4840238790
第i巻についてのレビュー。
http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/4048678442
『××の生活』劇場のやつについてのレビュー。
http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/B004T9PKXU
『存在の正しさは不在』イメージアルバムについてのレビュー。
http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/B002N5QRR0
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まさか新刊がでるとは思いもよらなかった。みーまーの子ども達の話ということで、感慨深いものを覚えながら読んだものの、中盤でうわっと思い、終盤でおやっと思い、最後でマジかってなりました。いい感じにまとめてるけど、なかなかにえげつない。
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みー、まーのその後の物語。
その子供たちのお話。
妹は 私と比べたら馬鹿。
姉は よく出来た姉様。
そう二人は言い表す。
姉はいつの頃から、妹を認識できない。
連続事件を言うけれど、そんな事件がなくて。
姉は 犯人は妹 と。
姉は父親にそっくり。
妹は笑うと母親にそっくり。
いや、いや、いや。
何だ、この作品は。
コレは難しい。
ハッキリ言ってみーまーの第一巻を呼んだ時の衝撃の再来。
これって・・・初読だけでは完全に理解出来ないと思う。
そういう私も、これから何度か読み返すつもり。
かなり伏線、グロ、アリます。
勿論トリック的な伏線が多くて、入間氏だなぁ・・・と。
久々のみーまーが幸せかどうかは、一読してみて下さい。
本当に私は解読出来るのか・・・
謎解きに近いです。
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10巻が出てすぐ買いに行ってラストで泣きに泣いてみーくんとまーちゃん2人の幸せを強く願ってからだいぶ経ちましたが…まさかの11巻。
久しぶりのこの世界。
忘れてたわ。そういやこーゆー世界感だったね。
まじ容赦ないね。
てかある意味元のよりえぐい。
でもまさかのみーまーで家族の繋がりについて考え、泣く日が来るとは。
少しでも多くの人が幸せでありますように。
あぁ大好きみーくん!嘘だけど。
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懐かしいなあという軽い気持ちで読んでいたんだけど、後半の展開でこれがみーまーの世界の話だったことを思い出した。
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分っかんないなー。分っかんない。
全然分からない。ちっとも分からない。
誰が可愛くて誰が可愛いのか。
誰が悲しくて誰が哀しいのか。
誰が幸せで誰が不幸せなのか。
誰が嘘つきで誰が壊れているのか。
これだけ固有名詞が出ない小説も珍しかろう。
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まさか11巻が出てるとは思わなかった。迷わず購入&読了。思っていた続編ではなかったけれど、みーまーってそういえばこんなんだったな、と頭がこんがらがりながら読み進めた。一人称、時系列、ころころ入れ替わりミスリードしまくり。みーくんとまーちゃんのあの事件から始まったこの物語は、何年経っても傷跡を残していて鬼畜の一言。穏やかに歪んだ幸福。胸が痛い。
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みーくんとまーちゃんの子供の話。二人の動きも気になりますが、父親と母親になった二人が言葉の端々で語られて、少しだけ安心と不安を感じました。 聡明ながら事件により妹を認識できなくなった姉と、バットを持ち徘徊する妹の話。物語が進むにつれて歪な形ながらお互いを思いやる二人の姿とかつての凄惨な事件が浮かび上がります。 そしてかつての人物たちが登場し、それぞれの後日譚的な物語が語られます。ファンサービスたっぷりな作品ですが、本筋も姉妹愛とどこかひょうきんなサスペンスとミスリードが楽しい作品でした。
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まさかのみーまー続刊。出てるのに最近になってようやく気づきました。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃんのその後。みーくんとまーちゃんの子供たちの話。後味の悪い話でしたが、この話をどう終わらせるのか気になって最後まで一気に読みました。個人的に妹がねえさまに膝枕する場面は綺麗で悲しくて一番好きなシーンです。
しかし左さんのイラストは本当に美しい。ねえさまの見た目が××に似ているのなら××は作中でも何度も言われたとおり美少年なんでしょうね。そらモテるわ。もっとみーまーの世界を左さんの絵で見たいので作者コメント通りに1年に一回みーまー出してもいいのでは?
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10巻から6年後ぐらいに出た続巻。
10巻まで続いた表紙裏の記載は無くなっていました。
本編から15年以上経過してて、みーまーの子供である姉妹が主人公の話。
多重人格説を推しながら読んでいたのだけど残念ながらハズレ。
登場人物の相関図や時系列が欲しい。
姉が妹を認識できなくなった理由が「都合の悪い事実から目をそらすため」だとは思わなかった。
これにてみーまーは終わり。