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電子書籍
文句なしに良作
2021/04/15 23:43
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
国王に見初められた平民の母が生んだ姫として塔に閉じ込められて生きてきたクレア。
王族に不満を溜め込んだ民の革命に手を貸した隣国と共に王宮は攻め落とされ、クレアは隣国の騎士に連れ出されて隣国の王宮に囚われつつも手厚くもてなされ、なぜかその騎士から愛を囁かれる。
騎士の正体はあらすじどころかタイトルバレしてて非常に残念。
育ちのせいで多少考えが足りないこともありながら、非常にまっすぐなクレアはかなり好印象。
特にシド王子を貶めようとする第二王妃の罠に嵌ったときの対応が最高だった!
どうせ出て行くのだからってさらに手をあげるヒロインがいままでいたかな?
転んでもタダで起きる気がない強すぎるヒロインがカッコ良すぎた。
ほとんど一目惚れみたいに溺愛してくる王子が最初は胡散臭かったけど、なぜクレアに惹かれたのかの理由がちゃんとはっきりしていたのも素晴らしい。
そしてその「惚れた理由」通りに自分の命を捨てるほどクレアに想われて喜ぶよりも複雑な心境になるという展開の二段構えも好き。
ガイルを庇うクレアを見てあんな風に愛されたいと思ったのに、実際にそうされるともっと自分を大事にしろって怒ったり。
ヒーローもヒロインも、信念を持って生きていてまっすぐだけど、自分の環境を大人しく受け入れていただけではなくて、自分を精神的に追いやってきた父王達王族を憎んだりといった人間らしい部分もあるのがなお良かった。
なんでも許しちゃう聖女ヒロインじゃないのがいいね。
ただやっぱ複数の妻を娶るのが当たり前な空気がありそうなので、今後の二人が心配でもあるけど……。
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