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みんなが知りたい!世界と日本の「戦争遺産」 戦跡から平和を学ぶ本 みんなのレビュー
- 著者:歴史学習研究会
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:メイツ出版
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紙の本
「遺す」思いの様々も考えたい。
2017/11/07 16:01
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
原爆ドームやアウシュビッツの収容所など、良く知られている物も含め世界中の戦争遺産を写真で紹介する。
『歴史の感じ方・捉え方に正解はない。ただ、事実として悲惨な歴史があったことは確か。』。これは「はじめに」に書かれた文章である。本書に掲載されたどの遺跡についてもそれを考えなくてはいけないと思う。戦争は一つの集団だけでは成立しない。「勝者」と「敗者」が違う考えで同じ場所を見ることもあるだろう。遺跡として残そうとした意図も様々だ、ということだ。
自分とは違う立場から残された遺跡についても、「そう思って残した人がいる」という事実などなにか学ぶことはできるはすである。
「遺す」かどうか。「津波の傷跡を遺跡として残すか」という議論も思い出す。「見ると思い出すので残したくない」人たちもいる。「忘れないための教訓として残したい」という人がいる。原爆ドームでもそうだっただろう。100年後の人たちはどう思うのか。そんな風に考えるのもそんな時には必要かもしれない。
学校の教材のような一冊であったが、「遺す」思いの重さを考えさせられた。
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