電子書籍
作画担当の先生のおかげで見事に押切先生ワールド
2022/02/13 12:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
押切先生原作と聞いて。
作画は別の方とのことですが、押切節も相まってか押切先生の絵に寄せてる部分もあり、押切作品を壊さず魅力を増す絵柄で好感が持てる作画でした。
ストーリーも妖怪ならではな「凝り」をほぐしていく人間の新人マッサージ師のあっちゃんたちのやりとりが面白いです。
ろくろ首の設定で文字通り「無用の長物」となっているのがくすりとさせてくれます(笑)
電子書籍
妖怪にマッサージ
2018/05/19 08:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンセプトと言うか、マッサージのお客が妖怪って設定がおもしろいですね。
妖怪独特の「凝り」もストーリー展開の広がり。
続きが気になりますね。
紙の本
マッサージ
2017/12/22 22:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
妖怪相手にマッサージ。
客のことを考えていろいろたいへんだね。
人間のおねーちゃんマッサージ師が主人公でがんばってるな。
原作押切さんだけあって、押切さんらしさが感じられる。
でもそこまで好みでないな、今のところ。
投稿元:
レビューを見る
また一つ、良い作品に出逢えた事を、漫画の神様に感謝しよう
ただ、ここ最近、漫画を司るのは、どっちかっつーと、悪神の仕事なのかな、と思う事がある。大人が子供に良くない、とバッシングする作品ほど面白いのだから、人と面白い漫画の縁を繋いでくれるのは、きっと、人の勝手な都合で悪役を押しつけられた邪神だろう
基本的にゃ、無神論者だけど、そういう邪神様なら信仰できちまうなァ
まぁ、それはさておき、グッと来る、ツボを押される作品だった
あの押切蓮介先生が、原作を担当したってんなら面白いに決まっている、と購入したが、私の期待など、呆気なく上回った
押切先生のストーリーが面白いのは当然だが、魅力を損なうどころか、引き出し、引き上げているのは、作画担当の忌木先生に実力があるからに他ならない
別に、押切先生をディスる訳じゃないが、先生が作画までやってたら、ここまで、心が揺さぶられ、感想を書かせてもらわねば、とはならなかった
押切先生の、良くも悪くもエグい画風は大好きだ。しかし、押切先生の絵柄じゃ、このエロさは出せない。まぁ、押切先生の作品のヒロインが赤面する様は、結構、キュンとしちゃうんだが
漫画家だって、得手不得手がある。自分に出せない良さを、作画担当の漫画家に出してもらうってのも、原作者の仕事だ
このタッグ、それこそ、ONE先生と村田雄介先生、柴田ヨクサル先生と蒼木雅彦先生に匹敵する
内容は、タイトルのまんまで、人間の整体師・揉山圧子が、体に様々な不調を抱える妖怪を、手技で癒しまくる、って感じだ
『エルフさんは痩せられない』と近しいが、あちらは、ダイエットが主軸であるので、潰し合う事にならず、ホッとしている
圧子が、マッサージの天才じゃないってのがいいな。彼女の優れ、なおかつ、誇るべき才能は、相手が妖怪であったとしても「全力で癒したい」と思い、自分の実力の全てを注ぎ込める点だ。怯え、怯みながらも、不調の原因や、それに対応するツボは、人間と同じだ、と気付ける点は、さすがの一言だ
偏見や差別意識を持たず、相手と向き合えば、大事な事が見える、だな
どの回も最高の域に達している。その中でも、私が推したいのは、5揉み「女郎蜘蛛」だ。牝の妖怪の中でも一、二を争うほど有名で、なおかつ、実力もある女郎蜘蛛が恐ろしかった点、これまで何とか、お客さんを癒せてきた圧子が壁にぶつかる点、それらも印象的だが、やはり、千子さんのインパクトは強かった。先輩ってのは、一味も二味も違うもんだ。ぜひ、再登場してほしい
この台詞を引用に選んだのは、グッと来たので。文字だけだと分かり辛いだろうが、実際、このシーンでは、圧子が自身の信念と向き合い、覚悟を決めている。そういう顔は、人種、性別、年齢、職種に関係なく、カッコ良く見えるもんだ。やっぱ、彼女には才能がある