変化に即応するのはどの国か
2020/09/13 21:37
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
梁山泊は南宋水軍、金軍との戦いに突入したが、物流面からも南宋、金にひそかに戦を仕掛け、効果が現れ始めていた。ダランの死によって、力関係に変化が生じようとしていた。
南方では山の民という新たな存在が秦容、岳飛に加わった。
戦いが激化しようとするなかでのいくつかの変化がどう影響していくか、ますます目が離せない。
岳飛伝 9 暁角の章
2018/05/03 14:51
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
金と南宋の同盟、岳飛と秦容の連合が前章でした。韓世忠の水軍が動き出しました。でも負けそうですね。梁山泊は強い。南方の施設が襲撃されます。南な発展は身を見張る展開です。各地でいろいろ出来事が発生します。少し整理が必要ですが、やはり一気に読破が望ましいのでしょう。
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嫌いじゃない。 でもなかなか、先に進まないけど、まあ、いろいろな展開があるので、こんな感じで進むんだろうな。まあそれぞれの細かな話が面白く、次をなんとなく待っている自分がいます。
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梁山泊組最古参の母夜叉が逝き、南宋と金もそれぞれ大物が亡くなりました。結構大きな戦いも見られるようになってきて、ここ数巻の大人しい(ともすれば退屈な)流れからすると、良い流れになってきた印象。ちょうど今巻が岳飛伝の折り返しってこともあり、ここから後半に向けての盛り上がりが期待できそう。前巻の解説でネタバレされたカンセイチュウの戦死はまだだけど(まだ根に持ってる)、これから水上船が激しくなりそうな雰囲気満点だから、次の巻くらいなんでしょうか。それにしても、何巻先のネタバレをしたんだろう?(しつこいか)
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いまはある肉も、市場ではもうなくなってくるだろう。肉が、麦と交換されはじめ、その麦も尽きると、市場には食物がなくなっていく。
民は怒り、その矛先は、金国の朝廷や丞相府にむかう。いくら兵糧を蓄えていようと、金軍は戦どころではなくなってしまうのだ。
宣凱が、数年前から考え、そして実行に移し始めたことが、いま生きようとしている。まるで、新しい命が生まれている、という感じがあった。
つまらない、と思う気持ちを、侯真は抑えこんだ。そういう情況をつまらないと感じるのは、戴宗そのままではないのか。
侯真は、思念を、蕭炫材と宣凱という、2人の男にむけた。
「まずいな。好きになっちまいそうだ」
呟いた。侯真は酒の瓶を空け、新しいものを註文した。
早く酔ってしまいたい。そう思うことが、時々ある。(382p)
宣凱の戦略は、当たりつつある。張朔は、南宋水軍との戦いに於いて、終生の友であり兄である狄成(てきせい)を死地に送り込む。今や、30歳そこそこの彼らが、決定的な梁山泊の戦いを指揮する。
岳飛伝も中盤を折り返した。佳境に入りつつある。それでも、私にとって最も印象深かったのは、王清の生き方だ。子午山の最後の子供たち、王進や燕青により鍛えられ、公母により育てられた彼が、燕青に笛を吹かされて、漫然とした生き方を言外に批判される。
「子午山に帰るには、資格が必要だ」。周り回って王清はやっと其処に辿り着く。おそらく王清は梁山泊から離れて、純粋に生きようとしたのだ。しかし結局その生き方はなんだったのか。梁紅玉という「恋」のためにただ笛を吹いていた数年間、漁師をしながら1組の夫婦を破滅に導いた数年間、その落とし前をつけるために夫婦の娘を養っている数年間、そしてその娘は大人になって王清に決断を迫る。王清や蔡豹が、梁山泊の一見戦とは関係ない仕事(米の買い付け)を手伝い始めたのは、やはり必然ではあるのだろう。人生には、まるでエアポケットのように、あと一歩間違えると、罪人のように暮らしていかねばならないようなことしかできなかった時期があるのかもしれない。あの頃の自分も今の自分も同じだけど、なぜあんなことまでしたのか、どうも理解出来ない頃が、人にはあるのかもしれない。王清のこれからの生き方を見守りたい。
2017年7月31日読了
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梁山泊古参組がつぎつぎと亡くなり、梁山泊が次の世代に引き継がれていく。
一旦、落ち着いたと見えた南宋と金には、不安定要素が見え始める。
梁山泊だけが内部に不安定要素を抱えていないようにみえるが。。。
梁山泊の壮大な実験は、国家として成り立つのか?その結末はどうなる?
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海上で、そして小梁山で戦端が開かれはじめ、それがまた秦容と山の民との出会いを生み出し、新たな戦が進んでいきます。
金では丞相撻懶の死にあわせて、候真が動き、金の今後に楔を打つところで次巻へ続くとは、折り返しとは思えないスローペースの展開です。
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ついに闘いが始まった。南宋水軍VS張朔の梁山泊水軍、金国VS呼延凌の梁山泊本軍。南でも小梁山を謎の刺客が襲撃。東アジア全域が壮大なスケールの決戦。まだまだ序盤戦だが今後の激闘を予感させる。
また、王清のエピソードもサイドストーリーとしてなかなか読み応えがある。
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南宋水軍と張朔が率いる梁山泊水軍、金国と呼延凌(こえんりょう)率いる梁山泊軍の間で戦が始まる。
秦容と岳飛もまた、南宋の襲撃に備えて戦いの準備を始める。
新しい国の在り方が見えてきつつあるようでもあるが、戦争がそれを壊してしまうのか。
それとも志は生き続けるのか。
王清が今後どう梁山泊と関わってくるのか。
蕭炫材が今後どう梁山泊と関わってくるのか。
実はあまり興味はない。
多分それは経済ということなのだろうと想像がついてしまうから。
やっぱり熱い漢の戦いが見たいんだよね。
李俊や史進が活躍するとわくわくする。
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ついに衝突が始まった。
梁山泊vs金・南宋。
梁山泊には岳飛が協力。
闇の戦い。
物入の戦い。
そして王清の発情(^0^)
王清すごいねぇ~。
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4.0
久々に盛りだくさん巻。
戦も始まったし、点と点が繋がっていく感覚が気持ち良い。早く続きを読みたくなる。
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またまた新たな民族登場、今度は山の民!久しぶりの狼牙棍がうなる!
そしてついに戦いがはじまる。っていうか、経済ネットワークの恐ろしさが、それを凌駕しそう。
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南宋水軍と梁山泊水軍の戦い、陸上では金と梁山泊の戦い、小梁山の秦容と岳飛の連携などそれぞれ戦が展開していく。
蕭炫材の監禁から侯真が救出
それぞれの男の生き様がかっこいい