電子書籍
面白かった
2018/11/29 09:07
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投稿者:もず丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽快なテンポで、読める作品。違和感を常に感じながら読み進めると、最後になるほどね〜!となる。
久しぶりに眠気を堪えて一気読みしてしまった。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーというよりかSFといったほうが正しいかも……ですが、やはり、ミステリーの要素アリなので、SFミステリーでしょうか?やや、無理がありそうな設定ですが、作者の文章が、うまくて次々と読み進められました
紙の本
タイムリープミステリーの傑作
2021/10/24 11:49
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投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
「月に数回、同じ日を9回繰り返してしまう体質」の主人公が、祖父が殺害された日に「繰り返し」が起きてしまい、殺人を防ごうと奮闘するミステリー。事件を防ぐべく、容疑者(である親戚)達に様々なアプローチをしかけていきますが、何度繰り返しても殺人が起きてしまう。9回目までに殺人が起きない「正解」にたどり着けるのか、9回目に近づいていくにつれて緊迫感が高まっていく過程と、最後に待ち受けるトリック(?)が秀逸でした。
電子書籍
理解はできなかったけど
2019/09/08 17:16
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の思考能力のせいで、種明かしされても、論理的にはよくわからなっかけど、
面白かったです。
ところで、赤い折り紙が無くなってたというのは、結局、勘違いだったってことなんですかね。
何か重要な要素かと思ったら、そんなことは全くないと。
紙の本
久しぶりに。
2019/02/28 22:58
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投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに再読。 また買ってしまった。
普通に読むと、昔の同作とどこが変わったか分からなかった。
切っ掛けも分からずに同じ日を9回も繰り返す体質を持つ通称キュウタローことヒサタロウ。
正月で親戚が集まった祖父宅でその体質が発動し...
キュウタローは祖父を死から救えるのか?
叔母の秘書、友理さんと結ばれることは出来るのか?
祖父が立ち上げた会社を継ぐことになるのは?
基本、一日一日を繰り返しつつ、祖父がどうすれば生き残るのかを試行錯誤するストーリー。 ミステリーの様なそうではない様な。
最後には...
久々に読みましたが、まぁまぁ面白い。
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ライトミステリに大きな影響を与えた名著 同じ1日が繰り返し訪れる特異体質を持つ高校生の久太郎。資産家の祖父は、後継者決めで親族が揉める中、何者かに殺害されてしまう。祖父を救うため久太郎の奮闘が始まる。どんでん返し系ミステリの歴史的傑作!
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設定は面白かったのだけど、こう何回も繰り返すとオリジナルがどうだったか混乱してきて最後どうでも良くなってきた。最後のオチも、ふーん、って感じ。でも、いろんなつじつまを合わせるために作者が知恵を絞ったんだろうなというのは伝わった。あとがきと解説のページ数が多く、残りまだあると思ってたのに本編の終わりがすぐに訪れ残念。
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読書好きの知人から勧められたので手に取ってみたものの、残念ながら期待していたほどのめりこめず……
タイムリープものの映画や漫画は好き(「バタフライ・エフェクト」「僕だけがいない街」など)なのですが、それらと比較すると本作は緊迫感が足りなかったように思いました。
それは主人公の語り口が高校生なのに妙に落ち着いているところや、説明が冗長なところなどからくる印象だと思うのですが、何より祖父の死を未然に防ぐ行為に対する必死さが伝わってこなかったところでしょうか。
そもそも主人公が祖父をさほど慕っているように感じられなかったので、その死を防ぐために頑張る理由や動機が理解できませんでした。何より、いざとなれば朝まで酒に付き合えば解決じゃん?と思うと、全くヒヤヒヤハラハラできず。
加えて、友理さんによって語られる真相があまり納得できる内容ではなかったことも、マイナス印象につながったかもしれません。「本格ミステリ」というには、ちょっとアンフェアに感じてしまったので。
色々思いつく理由を書いてみましたが、自分は近年SF小説を受け入れづらい(面白いと感じることが少なくなった)体質になっているようなので、その影響が一番大きいかも。SF要素が混じった作品は私には合わないかもしれないので、今後は気をつけて本を選ぶようにします……
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特殊設定ミステリの金字塔と言える作品です。
主人公は突如ループに陥ってしまう体質の持ち主。規則正しく七回繰り返す、その体質は親族が資産家の祖父の元に集まったタイミングで始まります。
そしてループの中で祖父は死んでしまうのです。
繰り返しの中で新たな事実に出会っていく本作。小さな出来事の印象がコロコロと変わっていきながら謎、登場人物のテイストが二転三転します。
そしてその先の大きな仕掛け。
特殊設定を上手く生かした物語に感服してしましました。
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「新装版 七回死んだ男」
ループなSFミステリー。
★あらすじ★
同一人物が連続死。恐るべき殺人の環。殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵。どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に殺されてしまう祖父。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。
主人公・久太郎は、反復落とし穴という特異体質を持つ高校生。例えば、
•彼には突然反復の日がやってくる
•しかし、落とし穴に落ちる日に規則性は無い
•偶然落ちた日しかこの特異体質は活用出来ない
•落とし穴に落ちている期間は9日間(体感する回数では9回目)で、対象時間は落ちた日の0:00から翌日0:00までのきっかり24時間
•9日目が最終版として穴から這い上がる日となる、つまり9日目での出来事が事実となり現実が動き出す。
とルールに雁字搦め。当初はラッキーと思えても、すぐに厄介に感じてしまうのは致し方がない。そもそも同じ日を何度も体験することになる為、疲労感・徒労感が半端無い。更に、落ちた日を上手く活用できたとしてもその日以降は自分自身で生きていくことになる為、結局は自分の落ち着く所に落ちつく(と諦めている)と久太郎にとって最早、厄介を超えて呪いの様なものだ。
久太郎以外は特異体質が無いが、渕上家のメンツは十分に濃い。過去色々やらかしたが、ギャンブル的な成功を掴んで莫大な財産を築いた零治郎を始め、零治郎の長女・大庭加実寿、次女・胡留乃、三女・鐘ヶ江葉流名とその家族は、どれも強烈。加実寿の息子達(富士高・世史夫・久太郎)は後継者問題があるにも関わらず、仲が拗れることが無い様に見える点は意外だったが、家計内でのイザコザは滅茶苦茶で罵り合いが凄いのだ。アホくさい喧嘩模様もあるが、この家系じゃあ久太郎が若くして爺さんの如く達観した域に達したのも頷ける。何やら久太郎に同情しっぱなしだ。
さて肝心の謎であるが「零治郎は死ぬことがオリジナルでは無かった」点は後味悪くなく良かったですね。全体的にコメディ感も漂っていたので終わり方も嫌な感じはしませんでした。しかし、友理さんと久太郎の恋はどうなったのだろう。いつの間にか友理さんを好きという設定が走っていたのだけど。久太郎の体質に関する告白にも柔軟に対応する辺りも、もしや友理さんも反復の落とし穴に落ちる人なのかと思いきやそうでもないし。どうしてそこまで久太郎を信じ切れたのか、個人的には腹落ちせずw
最後のオチといったら。零治郎は何故死んでしまうのかという謎を解く!というミステリー要素はあるんですが、このオチとしてはSFコメディに近いかなーと感じちゃいました。久太郎の語り口を中心として全体的にストーリーの進行が遅く感じることがあると思いますが、そこさえ乗り切れば、渕上家のドタバタを楽しめると思います。
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同じ日を9回も繰り返さないといけないのは、けっこうめんどくさそう。しかもいつそれが起きるかもわからないなんて、そりゃあまあ老けてもしかたないかもしれない。
ミステリーというよりはドタバタコメディーみたいな、明るい雰囲気のお話でした。
主人公が祖父が死んでもいいんじゃないかと投げやりになったり、いとこ同士が恋愛でぎゃーぎゃーしたり。
主人公の1番上のお兄さんは、そんなにいい男なのか?文章からだとそんなに男前にも見えなかったんだけど、姉妹2人共好きになるんだから…。
もしかしたらもう1人、主人公と同じ力がある人がいて、その人も動いてるからうまくいかなかったんじゃないかとか、色々考えてしまったけど、わかってみれば、ああ、そういうことか、と納得。
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暗い感じの内容かと思っていたが、面白おかしく笑える推理小説だった。少しくどいところもあるけれど、楽しく読めた。
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タイトルからしてシリアスなお話かと思ったのだが、意外とポップでカジュアルなタッチで物語は進行する。
主人公は同じ1日を何度も繰り返す特異な体質の持ち主。一年に一度の家族全員を集めて催されるイベントにて祖父が何者かによって殺される事件が発生する。
なんとか祖父の殺害を回避しようと試行錯誤を繰り返す主人公。けれどどうしても祖父は殺される。やはり運命の因果には逆らえないのか。アニメのシュタインズ・ゲートが好きな私としては、不幸な結末を回避するために抗うといった展開には興奮する。逆に言えばこの手のタイムリープものに飽き飽きとしている読者もいるだろうが、そこは安心してほしい。本作の醍醐味は別のところに用意されている。
タイトルからして憎い。あまり深くは考えてなかったが、こんなにも大胆な意図が隠されていようとは…、いやー、実に驚かされました。これにはやられた。ミステリー好きな人でもそうでないひとでも幅広い読者にお勧めできる著作の一つであろう。
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タイムループものミステリの名作。
試みに満ちた独特の特殊設定、最後に明かされるネタなど、おもしろいところがたくさんありミステリとしても完成度が高い。
が…いかんせん9回ループする設定はさすがに回数が多く感じてしまった。個人的には7回くらいループする設定の方がすっきりしてよかった気が。また故意に読点を少なくしている文体が、慣れるまで読みにくかった。
他のSFミステリも読んでみたくなった。
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昔から著名な作家さんなのは知っていたが、設定からどうしても食指が動かず、今に至る。が、米澤さん「折れた竜骨」が面白く、その解説で出てきたのでようやく読んでみた。
なるほど、確かに設定をうまく利用していて、登場人物も味があり面白かった。高校生の深酒は如何なものかと思うが、高校生であるのがやはりいいのかも。SFミステリはたまにでいいので次はいつになるかな。。
以前読んだ「生ける屍の死」も大分忘れてしまったので、また読んでみようかな。