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脳科学者によるテレビ番組での解説を書籍化した本です。以前に本を書いたことがあるためか、読者が興味を持ちそうなテーマに関して、論文報告などを参考に、難しすぎないように解説されています。出てくる写真がテレビ的で目新しかった。また番組に企画なのか、著者が最先端の研究の現場に出向いて体験するシーンもあり、リアルに描かれていた。脳科学本に出てくる内容が多く、個人的にはあまり新しく見る内容はなかった。脳科学的知見を愚かな政治判断や虐殺などの防止などに役立てたいなど、著者のメッセージ性が目立つ印象の本です。
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脳に関する話は面白いです。
あらゆる人たちが脳について研究しているがそれでもわからないことがまだたくさん残っている。
でも研究すればするほど脳の能力にはまだまだ広がりがあるのがわかってきている。
脳関連が好きならきっと興味を持つ話ばかりです。
おすすめです。
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いくら脳が解明されても生きている心を電子的に置き換えるのは不可能だろう。誰かを好きになり共に過ごしたいと望むのは命に限りがあるから。心と体は切り離すことはできない。有限の時を生きる中に人は無常さを感じ様々な心が生まれる。
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タイトル通り”脳”についての総論と言う感じか。
特に”意識”というものが何でどこから派生するか、というところが興味深く読める。
筆者(研究者)によって立ち位置は違うが、これが脳科学の最大の謎だけに本当に面白い。
全体的にとても読み易く、写真や絵図も多い。
(私も含めて)あまり知識がない人が、脳科学や知覚心理学に興味がある人の入門には最適では?
…と思ったら、それもそのはず、これは6回連続のテレビシリーズの書籍版ということらしい。であれば、これの映像版を見てみたいもの。
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うーん
面白いところはあるけども、とても浅い
入門用、というところか
ここに書いてあることをおおよそ知ってる人には退屈でまとめにもならない
ここに書いてあることを知らない人には、ふんわりするけどよくわからん
そんな本
もっと違う良い本があると思う
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分かりやすい。分かっていると思っていたことでも、理解が深まり、何か次のアクションを起こしたいと感じさせてくれる。その意味で良書だと思う。
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第1章 私は何ものか?
未完成で生まれる
幼少期の刈り込み
自然のギャンブル
10代の時期
成人期の可塑性
病気による変化
老化する脳
脳は雪の結晶のよう
第2章 現実とは何か?
イリュージョン
現実確認
五感の時間合わせ
予想を見る
薄切りの現実
時間のゆがみ
第3章 主導権は誰にある?
意識
自動操縦
無意識の深い穴
自由意志の感覚
第4章 私はどうやって決断するのか?
決断の音
未来への旅
決断と社会
第5章 私にあなたは必要か?
自分の半分は他人
共感の喜びと悲しみ
適者生存を超えて
外集団
第6章 私たちは何ものになるのか?
柔軟な計算装置
感覚拡張
生きながらえる
デジタルの不死
人工知能
創発特性としての意識
意識のアプロード
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2017年の発刊、新しい。
人間の自由意思は、脳の複雑なネットワークが導き出す必然であって、自由意思は空想だとする説。