紙の本
分かり難いベイズの統計学を分かり易く解説します!
2019/07/16 12:37
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、統計学の中でもなかなか分かり難い「ベイズ」の統計理論について分かり易く解説された書です。実は、同書は科学やその関係分野における様々な事柄について、非常に丁寧にかつ分かりやすく解説してくれることで好評の「サイエンス・アイ新書」シリーズの一冊なのです。ぜひ、ベイズ理論を理解したい方には、まず同書を読んでみられることをお勧めします。
紙の本
『マンガ』に近く楽しく学べる!
2015/12/16 16:02
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投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『図解』とありますが,吹き出しセリフ付きのイラストが多いことから,『マンガ』に近いと思います。
登場人物のキャラ設定もしっかりしており,読み進める上での理解を助けます。
また,ベイズの理論を理解するためには,条件付き確率を理解することが’肝’であるため,カラー図解は大いに助けになります。
この小さな一冊を繰り返し読んで理解すれば,ベイズ統計『ゼロ』の状態から,少なくとも上位3割には入れるのではないでしょうか。
紙の本
わかりにくい
2014/02/25 19:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nyanto - この投稿者のレビュー一覧を見る
会話形式ですが、そのためか、とにかく読みにくい会話で、もっと直接的に、端的にいえばいいのに、と思うところがたくさんありました。まどろっこしくて、いらいらするところです。もっと、文章と図などで明確に短くまとめていく書籍の方がずっといいと感じさせられましたた。もったいないことをしました。
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読み手のレベルにもよるけど、僕にはかなりインピーダンスマッチした良書。応用例の続編等が出たら、速攻で購入したい。オススメ。
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・しつこいぐらいに「ベイズの定理」が出てくるのがよい。
・「理由不十分の原則」、「ベイズの更新」についての説明がわかりやすかった。
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ベイズ統計の入門の入門。
同時確率と条件付き確率。乗法定理。加法定理。
ベイズの定理
Hが仮定、Dがデータとして、
事後確率(Dが得られた時Hが成立している確率)=尤度(ゆうど)(HのもとでDが生じる確率)✕事前確率(Hが成立する確率)/Dが得られた確率
モンティ・ホール問題はベイズの定理で理解できる。
検査が陽性なときに難病にかかっている割合。
理由不十分の原則。ベイズ更新。
最初に使う確率は、適当でもよい。その後のデータが得られた時に更新できる。
ナイーブベイズフィルター=迷惑メールの撃退。
単語が含まれる確率を掛け算してどちらの確率が高いか調べる。
ベイズ統計学=確率分布を使う。母数も確率分布と考える。母集団の平均も確率分布とかんがえる。
事後分布は尤度と事前分布の積に比例する。
ベイズ統計の応用
マーケッティング理論、人工知能、ゲーム理論、意思決定理論
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統計学の新たな知見としてベイズ統計学について触れてみた。非常に興味深い内容であり他の入門書も読み進めて、今後理解を深めていきたいと思う。
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大雑把に言えば、結果が出たら、その結果を次の予測に反映すると言う事です。
学問って、未来を予測することだし、より正確にするためには、分かったことを反映する。
少し、数学的で、拒絶する人も居るかも知れないけど、随分参考に成った!良書でした。
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ベイズ統計の本当の基礎の基礎。ベイズ統計の考え方と実際の使われ方を噛み砕いて説明している。マンガは・・・あんまり面白くないけどキャラクターはまあまあかわいい。
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概要を知りたいならとても良い本。とっかかりに最適。会話形式で進むのであって、漫画ではない。応用編があったら読みたいなと思わせる出来。
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生徒のようなビジュアルの先生はともかく,まずはベイズの定理の利用に慣れるために最初に読むならこれかな。
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兄:尤度と事後確率の表現がまぎらわしいのは,時間表現の苦手な日本語の特性によるところもある。だから,ベイズの定理を理解するための1つの手段として,「時間」の概念をしっかりもっておくことが大切だよ。
アヤ:なるほど,英文法的な知識も役立つんだ。
兄:その「英文法」でもう少し厳密に言うと,そもそも尤度と事後確率は「法」が違うんだ。尤度は「仮定法現在」で表されるのに対して,事後確率は「直接法現在」なんだ。ちょっと難しいかな?
アヤ:そうか,事後確率はすでに得られたデータについての確率を表現しているのに対して,尤度は「もし仮定が成立したら,確率はこうなる」ということを表現しているのね。(p.105)
[多変量解析を]統計学の1つと位置づける人もいるけど,数学的には確率論ではなく線形代数学の応用だね。(p.149)
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分かりやすい。あまりベイズに関して知識はなかったが、概要とそれなりの実践テクニックは身につく。ファーストステップとしてはいい本
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なかなか理解が難しいベイズ統計について、
図を使いながら説明してくれています。
冊子が小さいこともあるので、
通勤中に読むのに最適だと思います。
初心者・中級者向けといった感じですかね。
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ベイズ統計について、かなり原理的なレベルで理解できる書です。
何度も繰り返しポイントを復唱することで、ベイズ統計の考え方が、染み込みました。
今まで様々な書で、ベイズ統計に触れてきましたが、本書が一番かと思います。
自分はいままで古典統計しか親しみがありませんが、本書を機にベイズ統計の理解を加速できそうな気がします。
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ブックガイド 気楽に読んで査定力アップ!(2)
―――難病Xである確率は?―――
図解・ベイズ統計「超」入門
あいまいなデータから未来を予測する技術
(涌井 貞美 サイエンス・アイ新書 SBクリエイティブ 1200円税別)
気楽に読んで査定力アップ!ブックレビューワーのドクター・ホンタナです。2回目は「ベイズの定理」、いまやこれなしでは査定できませんよね(?)。人間ドックでさまざまな検査がやられるようになって、例えば抗p53抗体、古いところではリウマチ因子や抗核抗体、これらが陽性のときの判断に困っていませんか。これまでの疫学的な考え方でも、陽性、偽陽性、尤度ということばを使って解説されてきましたが、もっと数学的に表現しようと思えば「ベイズの定理」を使うのが早道です。
(問題)1万人に1人が発病するようなある難病X。Xの最新の診断法AではXの患者は100%が検査で陽性になり、Xでない場合の偽陽性率は2%・・とします。人間ドックでAの検査を受けて陽性だった人がXである確率は?
(答え)0.5%。(直感よりはだいぶ低いのではないでしょうか)
このA陽性の被保険者をひきうけるかどうかはこの0.5%をどう考えるかということになります。この難病Xの問題にしても有名なモンティー・ホール問題にしても人間の直感にはなんとなくしっくりこないのがおもしろいところです。そこでしっくり納得するために「ベイズの定理」です。ただ、本来しっくりこないだけに数学的な本はわかりにくい。そこで今回紹介するのがマンガの豊富な「図解・ベイズ統計「超」入門」です。これ一冊とにかく読んでください。99%理解できます(偽理解率5%)・・・。
世の中、唾液や血液1滴で数十種類のがんがわかる、なんて診断法があふれていますが、スクリーニング検査で偽陽性率が高ければ(実際高そうですが)被験者を不安にするだけで百害あって一利なしです。査定者も難病Xの1%以下の可能性にビビッて、バンバン謝絶していませんか?マンガでいいですから、「ベイズの定理」勉強しましょう。ベイズの定理をネタにつかった垣根涼介の小説「光秀の定理」(角川文庫)を事前に読むと事前興味確率が高まりそうです。
(by 査定職人 ドクター・ホンタナ)