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「僕はイエローでホワイトでちょっとブルー」の著者のずいぶん前のエッセイ集。
「僕は…」よりもう少し過激で、「イギリスってそんな国なの?」って驚きです。
ここから、どうして子を持つことになったのか、興味が湧きました。
世界にはそこに住んでみないと分からないことが溢れています。
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自身でも書かれている通り、攻撃的~。
相変わらず痛快だ。ブラジル人美女の友達が面白い。
酒強い、ってどのくらい飲むのかな…ドキドキ。
ブライトン、行ってみたい……かな?!
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若くて荒削り,ちょい,暴走(笑)
でも,やっぱりそこは「ダイヤの原石」で,パンクでアナーキーで,あったかい視線で,ブライトンの人々を立体的に描いたデビュー作.
加筆された後日談がまた,時の流れの答え合わせのようで過去の作品を『今』読む為の増補もあって読み甲斐があった.
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「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の著者ブレイディみかこさんのエッセイ集。
良い意味でかなり弾けまくっている。
一つ一つが6〜7ページで完結しており読み易い。
ケンジントン辺りの、所謂表向きのロンドンしか知らなかったけれど、もっともっとディープな、リアルなロンドンの生活実態が露呈していた。
ブレイディみかこさんの15年以上前のブログなどを寄せ集めたエッセイなので、文体もくだけていたり、会話口調のような面もちらほらあり、著者の人物像がはっきり分かる。とても面白い人だという印象。
小さな衝撃を得るストーリーもあるが、どんな輝かしく見える国も実際こんなもんなんだろうなぁと読み耽る。
ワーキングクラス・キッズ
アイリッシュ・ブラッド
精神高揚剤としてのミュージック
オーヴァー・ザ・レインボウ
LOVEとFANCYのあいだ
限りなくどどめ色に近いグレー
上昇しない螺旋階段の怪
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2021/03/20
イギリスのブライトンという街で暮らすブレイディみかこさんの視点から見たイギリス人の日常を描写したエッセイ集みたいな感じ。
前にもこの人の本を読んだことがあるのですが、学校で習うイギリスだけじゃない、さらに奥深いイギリスの人々の様子がよく分かる内容です。
一個一個のエッセイを集めた感じになっていて、それぞれの話にはイギリスで暮らす日本人から見たイギリスの人の人間味あふれる描写がありありと伝わってきます。
日本人とイギリスの人々を比較して、もちろん違うところも多々あるけど、結局同じ人間なんだなーだと思うこともあれば、やっぱり外国人は考え方のスケールが全然違う…と思わされるような内容もたくさんあって、面白いし、ディープなイギリスについて知ることが出来るんじゃないかと思います。
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6-7ページでひとまとまりになっているので、読みやすいエッセイ。ディープなイギリスの生活が垣間みえて面白い。ぶった斬る感じの言い回しも含めてダメな自分と向き合った諦観があり、落ち込むこともなく開き直ってるのがいいんだなと思う。僕はイエローで、、から読み始めましたが、すっかりファンです。
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ブレイディみかこさんの初期作品。自分の中の常識を覆してくれる。世界の多様性、不平等、差別や格差をパンクな語り口で一刀両断してくれる。
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短くて苦しきこと多い。汚くて貧しくて見苦しい。人生の儚さを憂うこともなく、目の前の苦悩と闘いながらも楽しんでいる。英国労働者階級。花が咲いてる時期もない。”今を生きる”。その天然さと懸命さに、煌めく何かが垣間見える。そんな世界にはからずも飛び込んだ著者。日常生活。身近に起きる驚きを綴ったエッセイは2004年~2005年。ブログは続いて2006年。オリジナル版の版元が倒産し復刻版の本書は書き下ろしが追加。続々と新刊が”ヒット”する”流行作家”の原点を読む。自嘲と笑いと一刺し。そのスタイルは最初から。
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英国の病院が無料の制度のせいでずっと電話しても予約ができず病気がどんどん悪化していく話とか、家庭崩壊するとあっさり離婚してしまうのが当たり前だったりとか、すごく考えさせられる。それにしても、「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき。」って林フミ子の言葉を手渡されて旅立つって、なんという親心だろう。にわかには信じがたい話が沢山転がっていて、夢中になって読んでしまった。文庫化する前、この本を出版した出版社は潰れてしまった、ということも触れられていて、ゾワゾワする面白さ。ジョンライドンに憧れながらも、怒りもこもったパンクな一冊。
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著者、ブレイディみかこさん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
ブレイディ みかこ(Brady Mikako、1965年6月7日 - )はイギリス・ブライトン在住の保育士、ライター、コラムニスト。
福岡県福岡市生まれ。貧困家庭出身。日本在住の頃からパンクミュージックに傾倒し、ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)に感化される。福岡県立修猷館高等学校を卒業して上京&渡英。ロンドンやダブリンを転々とし、無一文となって日本に戻ったが、1996年に再び渡英し、ブライトンに住み、ロンドンの日系企業で数年間勤務。その後フリーとなり、翻訳や著述を行う。英国在住は20年を超える。
中々な方ですね。
自分の進む道を切り拓いてきた方ですね。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
移民、パンク、LGBT、家政婦。地べたから視た英国社会をスカッとした笑いとともに描く。200頁分の大幅増補! 解説 栗原康 帯文 佐藤亜紀
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久々にエッセイで笑ってしまった。
歯に衣着せぬ文体でパンクに批判しているが、人間味に溢れておりなんだか温かい気持ちになってしまった。LGBTQや人種問題の書きぶりなど、今の時代だと問題になってしまうのかなぁ。こういうのが本当ぽくていいのになぁ。
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この人の本はおもしろい。以前途中まで読んでいて再開した。イギリスに縁ができ、何冊か読んでいるが、ざっくばらんで思いのままに書いているところが、とても好きだ。本人曰くイギリスの底辺生活者のようだが、だからこそイギリスの本当の生活実態がわかりおもしろいしとても参考になる。この本は処女作ということで15年ほど前の作品のようだ。単なる生活を書いているだけでなく、そこにイギリスの政治や経済を絡めているところが画期的なのではないどろうか。私もこんな文章を書いてみたい。どんどん読んでいきたいと思う。
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この著者の本は三冊目だが、相変わらず軽快に毒を吐いて面白い!
嘘だろっていう内容ばかりだが、ブライトンの実情を知っていれば、より楽しめるのだろう!
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ブレイディみかこさんの初期(といっても40くらいだったようだが)のエッセイ集。文章に勢いがあって面白い。「屁温い」なんて言葉は初めて見た。どうでしょう、この字面の破壊力。まぁ覚えても使う機会は無さそうだけど。
イギリスに旅立つ際、空港で父親に林芙美子の「花の命は短くて」の句を送られる話しは出来過ぎだが「放浪記」を書いた林芙美子の人生は不思議とブレイディさんの生き様と重なる。どちらも放浪癖があるのだ。英語でitchy feetと言うらしい。これは使えるかも。
イギリスは階級社会だと聞く。ミュージシャンのドキュメンタリーを見ていても必ず「〇〇はマンチェスターの労働階級の出身で」とか出自が紹介される。でも実感は湧かなかった。当書はその労働者階級の内側から綴られたエッセイであり、比類なきリアリティがある。うーん、ヘビーな世界だ。
でも、このノーフューチャーな世界をしなやかに渡り歩くブレイディさんはの生き方は魅力的だ。とても真似は出来ないけどね。
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ブルーカラーの底辺層の目線から見せるクソみたいな生活を最高に彩るパンクのエッセイ集
作者のパンク趣味とめんたいビートが文体からも生き生きとしていてその筋の愛好家なら好感を抱くに違いない
またこのエッセイに登場する人物はほとんどが最底辺で無様ではあるがどんな最低な環境下かつ状況でもしぶとくサバイバルしているので、我々日本という国(我が国もだんだん英国に近い貧富の差が開いてるが)に生きている庶民にも妙な感動と共感を覚え明日に向かって生きていく希望を見出せるのである
ただし挫折経験なく悠々自適にエリート街道を歩んだ人間には全く勧められない一作でもある