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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
事実に基づいたファンタジーね。
全然構わないんだけど、最後、なんで子どもたちが、
バスの里帰りを提案したわけ?
唐突すぎて。
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半分ノンフィクションで半分がフィクション。
ボンネットバスと、それに関わった人々の話。
人と違ってモノは大事にされている限り半永久的に命が続いて行く。
だからこそボンネットバスの半生(?)はこんなにもドラマティックなのではと
心が暖かくなると同時に私は命を吹き込むほどに大事にしているものがあるかと
考えさせられた話でした。
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とてもこころがほこっと暖かくなる作品です。
多くのエピソードが実話ということ。
古いボンネットバス(トトロの猫バス風)が人々の情熱や優しさによって再生されます。
いろいろな人により愛されたボンネットバスは各地を点々とします。
その中で、震災から立ち上がろうとする山古志の子供たちに勇気を与える...
「愛されるモノには魂が宿る」という設定と、フィクションを含め「海の色をしたビー玉」を登場させることで、時空を越えた物語になってます。
2章と5章には山古志という題名で大地震により災害、被災地の様子(心境)などが物語として語られています。
今回、東北で起きた大震災を思い出してしまいました。
そんな中で人の心を穏やかに、笑顔にさせてくれるこのボンネンットバス...
そして実際、リストア職人さんが古い物に魂を吹き込む...
事実半分、フィクション半分の物語になっていますが、泣ける作品になっていると思います。
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ものには魂が宿る的なことは私も昔から聞いていたしあったらいいなとも思っていました。
割と物持ちがいい方なので古くからあるものには特に気を使っています。
あり得ない話だけどもしかしたら...
お話の中にでてくる時代や状景は詳しくはわかりませんでしたが、登場人物のあたたかさにほっとするお話でした。
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「ぼくのなつやすみ」と似た感慨を読後に受けた。
類似した作風が有名作家にあるから、この作家はあまり日の目を見ないのか。
ありきたりだけどほっこりできる一冊。天気のいい秋の夕暮に読了したい本。
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フィクションとノンフィクションが混ざってストーリーが進む。その分何か物足りないかな~
2013.8.2
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せっかくの大三島への帰還、楠たちとの再会なのに…せめてバスの喜ぶ声を聞きたかったなあ。
清とも…会わせてあげてほしかったなあ。
でも、いろんな大人が、それも実在する大人たちが関わって、こんな素敵なお話が出来上がるのなら、まだまだ世の中捨てたもんじゃないね。
いつか湯沢のねこバスに会いに行こう。
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ビー玉の放つ"海の色"の心を持った少年たち~大人たちがノスタルジックな温かさを運ぶ。そして繋がるボンネットバスと終着の山古志へ…。読み終えてみれば、オヤジ心をくすぐる良いお話。
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運転手の親子に愛されたことで「心」を持った瀬戸内海の小さな島のボンネットバスと、手にした者に勇気を与える不思議な青いビー玉が、時代を超え、運命に導かれながら旅をしていくファンタジー。旅は、懐かしい昭和40年代の瀬戸内海の島から、大震災に見舞われた山古志村へ…。少年と、バスと、少年の心を持った魅力的な大人たちが、「生きることの美しさ」を優しく語りかけてくれる、事実をもとに描いた奇跡と感動の物語。驚きのラストに、あなたもまちがいなく「幸せのため息」をつくことでしょう。「幻の青春小説」と呼ばれた名作の、待望の文庫版です。
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20150122
森沢明夫さんならではの、どこまでもほのぼのとして、人の中にある優しさを実感させる暖かい作品だった。
大三島、福山自動車博物館といった、実際に行った事のある場所が舞台になっているので、雰囲気をイメージしやすかった。
たった一人でボンネットバスをレストアしてしまう榎さんの根気強さと、技術には驚いた。いつかチャンスがあれば乗ってみたい。
プロローグに出てきたビー玉を拾った運転手は、清かな?と思ったらビー玉に関わった人々の運命のつながりを感じ、不思議な気持ちになった。
また、森沢さんの他の作品を読んでみよう。
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半分フィクション、半分ノンフィクションというお話です。
少年のバスとの友情、友達との友情のシーンはなんだかジーンときました。
個人的に好きなのは、ノンフィクション部分の福山自動車時計博物館の榎さんか主人公のボンネットバスを蘇らせるシーンです。
最後に実際に榎さんが作業をしている場面の写真がありますが、カッコいいなぁと思います。
モノにも魂が宿るという考え方が好きで、そういう優しい眼差しに涙が出そうになりました。
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今回も温かく、凛と澄んだ物語で、心が洗われるようでした。
古くなったボンネットバスが職人の手により甦り、いろんな土地でいろんな人から愛され、縁をつないでいくお話。
物には魂が宿り、大切にすれば長く使えること、お腹の中の我が子にもちゃんと伝えていきたいな。
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清と会えなかったかぁ…(T_T)
ちょっとクサいセリフもあるけど、かっこいい。福山自動車博物館に行った後だったから、ものすごい感情移入した。
自分の車も、大切にしてあげなくちゃ。
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実話に基づいているがフィクションも含まれている。
古いボンネットバスとビー玉、そしてそれを取り巻く温かい人たちの話。あたりまえだけど、いい人っていいなーと思う。
一人そういう人がいると周りの空気も変わるものだ。
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かつて瀬戸内の大三島を走っていた古いボンネットバスを廻る物語です。著者あとがきによれば、登場人物の多くは実在でしかも実名で登場しているのとのこと。
物語の前半は私の住む地域に比較的近く、大三島には大山祇神社や宝物館(国宝をはじめ重要文化財に指定されている武具や甲冑類の8割を収蔵)があり、以前訪れた事が有ります。また、ボンネットバスを見事にレストアする福山の自動車博物館は行って見たいと思っていたところで親近感が湧きます。
最初はバスが魂を持ったりしてファンタジー風、どうなるんだろうと思いました。しかし途中から、ファンタジー感はグッと薄れ、むしろ人間物語になります。前後半の違いに違和感はありますが、むしろ後半の方が森沢さんらしく暖かな物語でした。