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電子書籍

めぐる輪廻と人の思い

2023/01/27 23:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

桜の古木の下に小さな堂宇を構える地神盲僧(じしんもうそう)・清玄(せいげん)。連れ合いの琵琶・十六夜(いざよい)を携え、その音曲は天仙地神、神霊精霊、悪鬼怨霊、様々なものを鎮め、人との仲立ちをするという。
この頃はすっかり訪れる人も絶えた堂宇に突と少年があらわれる。住みかを追われたと泣きわめく少年の正体は人か妖か。なだめるうちに、いつしかお話は清玄の記憶をたどる遠大な昔語へ。いくつもの戦と人の生き死にをつづり時は平安よりもはるか昔からいつしか平成へと至る。
人の思いは強く、だが常に忘却に支配され、その命はあまりにはかない。やがて果てた命は新たな魂の器を求める。鮮やかに咲き誇る桜の古木、その下で清玄が寿歌(ほぎうた)を奏でる、土の恵みのもとこの世に幸多かれと。
星の光ほど微かな琵琶歌、その音声と音色は誰の心に届いたか。光を失った清弦の双眸は現世の明かりを写さない。文中に明示されないが、どうにも夜桜の香りと気配がたまらなく、哀しいけれどもどこか心温まる物語である。

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