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ホラーや恋愛小説だけでなく、社会派な部分やミステリーめいた部分などがあって、いろんな魅力が織り込まれてる。
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シリーズ12作目。今回も半端なく怖い! 生きてる人間も、死んだ者の霊も(どっちかといえば、生きた人間のほうが怖いのかなあ?)。そしてなんと、過去に登場したあの一番わけがわからなくって気持ち悪い恐怖の家が、あんな形で絡んでくるだなんてっ! あの家、いったいどんな因縁があるのでしょうか。指絡みの何か。怖いけれどものすごく気になる……。
そして、抱腹絶倒のラブコメも健在。胸キュンどころか心不全起こしかけてるってそれはいったい何なの(笑)。ていうか、その程度で三途の川渡りかけてどうする! あーほんっと、保護者気分で目が離せません。
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シリーズ第12弾。
本作でオカルト研究会へ持ち込まれた3つの事件は、パワハラ、学校で浮かないための処世術やイジメといった、ハラスメント絡みが根底にあって起きた怪異。こよみちゃんが困っていたことも、また然り。
今回も面白かったです。
森司くんとこよみちゃんの会話がなんとも甘酸っぱいというか、むず痒いというか(笑)。この2人の仲がどうなっていくかも見逃せません。
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支配欲。「欲」がすべて悪とは言わない。でも、自分でコントロールできないほどのものは怖い。それが、権力と絡みあったらなおさら。
なんですか!2人とも。「健康に良くない」って!もー。焦らすなぁー。
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2019年54冊目。中編が3点。2番目の話は今後もオカルト研究会がこういう相談事に関わるならまたぶつかるかもしれない。それにしても読んでいて結構怖かった。森司とこよみは…、まあもういつまでもこんな感じで勝手に続けてくださいという感じ。今ふと思い出したが、こよみのストーカー疑惑はどうなったのだろうか?。結果を読み落としてしまったので、精読してもう一度確認します。感想はこんなところです。
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・自転車のひき逃げ事故と地元会の色々
・霊感少女と謎の指と同級生
・いじめ問題とその教師
パワハラやらセクハラ。真ん中の話は以前、引越しバイトで遭遇した屋敷が絡んできた。また出てきそうな感じかな。あとの2本はハラスメントに関しての問題。加害者は比較的無自覚に支配欲を満たして満足してたりすると思うので、ここまで酷いのじゃなければ世の中に蔓延してるんだろうなと物凄く嫌な気分になった。森司は怖気づきすぎだけど、結果いい人だと思うのでうまくいってほしい。あと、土鍋でご飯が美味しそうだった。
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「辛辣な花束」
憑いてきた者と献花。
彼はただ親の七光りで自分たちを縛る彼に対し、ちょっとばかりの仕返しをするつもりだったのだろうが人命がかかっている中そんな考えをする人間とは一緒に居たくないな。
自分も怪我をしたのだから被害者だと言う彼も、ブレーキの故障では仕方の無い事かもしれないが人の命を奪ったという自覚を持つべきではないだろうか。
「指は忘れない」
身体を這うように登る。
憧れた人に近付きたい一心で発した言葉なのかもしれないが、相手にとって心に残る言葉だったからこそ責任転換ではないが彼女に対する思いが爆発したのだろうな。
姉がおかしくなった時、何故旦那や家族はあれを見ても子供が出来たからという理由で片付けず何かしら行動を起こしていれば彼女は亡くならず済んだのかもしれないな。
「罪のひとしずく」
学校という閉鎖的空間。
親に相談する事が素直にできなくなってくる年頃に、必ず登校しなければいけない場所での居場所を脅かされたら言うことを聞くしかできないだろうな。
生徒から誑かされるパターンもあるのかもしれないが、大方は教師が弱みにつけ込み自分の自由に扱った後それがバレたら生徒のせいにするというのが多いだろうな。
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森司とこよみはまさかの恋人のふり。
近くなったのやら、遠くなったのやら。
読んでいる方がじれったくなるほどです。
オカ研の方は、現代の学校で起きた話をネタに、心理の闇を探ります。
なんと、以前の作品でよく分からないながらも怖かった家の話も出てきます。怖いなぁ。
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一歩踏み出すべきかどうするべきか、と悩む主人公に
彼女は『彼氏になってくれないか』と。
この一文を言うだけでも、かなり勇気がいったかと。
ふりだとしても、この一文を言うのは…w
そんなわけで、主人公にとってパラダイスな状況。
毎日が幸せ状況ですが、この事態を引き起こした事件は
最終的には解決します。
そして解決した事によって…のお悩みですが
口にしたらアウトです。
このまま続けば、彼女は辛くて大変な日々しか
ないわけですから。
地域密着のサークルは、とても面倒だな、と。
そもそも王様している人は、お山の大将で
その反動が大変な事になる、と気が付かないのは
何故なのでしょう?
想像力が欠落しまくっています。
で、それをどうにかして、欲しい『もの』を
手に入れた人の発言はちょっと…。
これ言われて嬉しい人って、まともな人は
いないかと。
虫かと思ったら!? な2話目の『這ってくる』の
正体は、これはこれで怖い。
しかも何があったか、の内容も恐ろしいものが。
過去のやりとりに縛られたいほど苦しい、のは
分かりましたが、それにすがって人の不幸を望むのは
ちょっと違う気がします。
精神年齢が上がってないから、仕方がない事??
先生、という立場は、ちょっとした1話目の状況。
どうにでもできる、どうにもできる。
そこを吐き間違えてしまえば、こんな状況。
いやでも、ここまでうまくやったものだな、と。
確かに子供の視点から考えれば、こうなるかと。
ここから、主人公は彼女がどういう状態かが
分かったわけですが…。
話が終わるまではかっこよかった。
しかしその後、彼女と合流したら、いつものヘタレ。
とはいえ、彼女にとったらヒーローです…w
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1.自転車事故の備えられている花を持ってくる。。。
2.指が足を這う、、下の名前を呼び合う関係って。
3.友達を倉庫に閉じ込めたら、、、
疑似恋人でちょっぴりぎくしゃくしている二人。
下の名前を呼び合おうとして、、、でもこれが謎を解くカギになり。
むずきゅんシーンを上手く使ってるな。
<むずきゅん>
今回、このみちゃんと恋人に、、、、ストーカー対策のための疑似だけど。
腕を組んだり、下の名前で呼び合おうとしたり、、、
森司くんは、気づかなかったけど、実はこのみちゃん
「意外な特典というか、役得というか」って言ってる。
この時点で、このみちゃんも森司くんのこと、想ってるんだな。
ストーカーが解決した後、二人どうしたのかな?
次巻が気になるな。
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ようやく、ようやく八神とこよみちゃんに新展開がありそうな⁉️
もう、この二人の関係のじれったさときたら…。
しかし、話の内容は毎作かなり面白い。
連作短編だから、読みやすいし次はどんな依頼者が訪れるか楽しみでしかたがない。
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不気味さは相変わらずで怖い。
だけど主人公たちの進展しているのかしていないのかな状態にヤキモキ。
うん、でも楽しい。
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読書録「ホーンテッド・キャンパス水無月の
ひとしずく」3
著者 櫛木理宇
出版 角川ホラー文庫
p126より引用
“「大丈夫、平気平気。その程度の黒歴史な
ら誰にでもあるから。かくいうぼくなんか厨
二病の現役で、いまだに本気でCIAに就職した
いと思ってるし、テロリストやゾンビと戦う
脳内シミュレーションを欠かさないし、空か
ら早く美少女が降ってこないかなって考えて
るよ。だから気にせず、どうぞ話を進めて」
”
目次より抜粋引用
“辛辣な花束
指は忘れない
罪のひとしずく”
見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生
を主人公とした、短編連作青春オカルトミス
テリ。シリーズ第十二弾。
半年以上の微妙な関係から抜け出し、付き
合い始めた一組のカップル。初めて彼の家へ
遊びに行くことになったのだが…。
上記の引用は、中学時代に霊感少女を自称
していた、オカルト研究会への依頼人に対す
る部長・黒沼の返事。
中身はこんな風なのに、周りの人達から頼ら
れ慕われているのですから、人望・人徳のな
せる業なのでしょうね。
命にかかわる事件に関わっておきながら、
平気ではちみつレモンみたいな恋愛をしてい
られるのは、主人公もどこか少し狂っている
ように思われます。
オカルト研究会が紹介制となっているので、
過去の登場人物がちょくちょく出てきます。
連作小説の途中からよみ始める人は、そんな
にいないと思いますが、ずっとシリーズを追っ
ていないで拾い読みすると、疎外感を受ける
かもしれません。私その話聞いてないんです
けど、といった感じに。
青春の甘酸っぱさと、人が引き起こすオカ
ルト現象の怖さ・気味悪さ・おぞましさを両
方受け入れて楽しめる人なら、もっと評価は
高いでしょう。
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シリーズ第12弾。
3話からなる短編集。
以前登場した住んではならない家が再度登場!
いつかこの家の話があるだろうと期待していたのでとてもうれしい。
そしてやっぱり怖ろしい。
よんでてゾっとする。
どうやらもう一回いつか登場しそうな予感。
正直・・・灘と森司の恋の行方はもうどうでもよい。
あきた。
他のメンバーの恋を始めてほしい。