紙の本
enjoyキキミミlife
2018/02/22 00:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
たのしそうな生活。やってみたい。
でも問題が。
これをたのしむにはある程度人が住んでいるところに住まないといけない。
やっぱり自分にはまた聞きくらいがちょうどいいみたい。
投稿元:
レビューを見る
【知らない誰かの知らないドラマを能町みね子が(勝手に)リポート!】電車で、喫茶店で、道端で、たまたま耳にした気になる隣人の会話には計り知れないドラマが!? 〈実録&妄想〉人間観察エッセイ。
投稿元:
レビューを見る
軽く読めて面白いエッセイないかな、穂村弘も岸本佐知子も北大路公子も読みきってしまったし…。で、能町みね子。
悪くはない。ちょっと笑える。
でも、それほどでもない。正直言って。
能町みね子は散歩の達人に連載していた文章が面白かったので期待したのだが。
最後まで続けて読めたし、ホント、悪くはない。他人の話を一部聞いてこれだけ書けるんだから、大したものだとは思う。
投稿元:
レビューを見る
<内容紹介より>
電車の中、井戸端会議、喫茶店やファストフード店……どこの誰か知らないけれど、偶然に街角で出会った目が離せない人々のトークを飼って二リポート(つまり盗み聞き)!生々しい会話を集め、妄想し、ほくそえむ。そこには、計り知れないドラマが⁉単行本未掲載のエッセイ15本を新規収録の<実録&妄想>人間観察エッセイ。
――――
まったく、何も「学び」にはつながらない、くだらない本ではありますが、こういう作品は結構好きです。
日常生活を送っているうえで、ふと耳にした他人の会話が気になってしまうこと、というのは少なくないと思います。
そんな時に、聞こえてきた事柄の断片からその人の事情を想像したり、はたまた丸聞こえの会話内容にツッコミをいれてりしているエッセイ集です。
「上沼恵美子と宮川花子を足して2をかけたような」騒がしい熟年女性が登場したり、「捷(ショウ)」という名前のイケメンを「てへん に、"妻"を書きかけてやめて、 走っている」みたいな感じ、と表現するギャルが登場したり。
エッセイ一本いっぽんが短くも面白く、また他人を見下すような「毒」がなかったこともあり、楽しく読ませてもらいました。
投稿元:
レビューを見る
電車で、喫茶店で、道端で……
偶然出会った知らない誰かの知らないドラマを(勝手に)リポート!
〈実録&妄想〉人間観察エッセイ。(帯より)
私もファストフード店や喫茶店で書き物をしている時、他のお客さん同士の会話が気になって気になって仕方ないって事がよくあるんですけど、これって普段はなかなかヒトと共有しづらい面白さなんですよね(夕飯の席で家族に話すにしても臨場感は失われてるしちょっと後ろめたい気持ちもあるし)。
そういう話を絶妙な語り口と妄想とイラストでたっぷり聞かせていただきました。ゆるさとスリルと若干の背徳感がクセになります。
僭越ながら私の中の「知人に『取っつきやすくて隙間時間にも読めて気分転換になりそうなエッセイ知らない?』って言われたら迷わず推す本」リストに入れさせていただきます。
投稿元:
レビューを見る
電車の中、井戸端会議、喫茶店やファストフード店…どこの誰だか知らないけれど、偶然に街角で出会った目が離せない人々のトークを勝手にリポート(つまり盗み聞き)した人間観察エッセイ。未掲載エッセイ15本も新規収録。
自分自身,周りの音を良く拾ってしまうので,こんな風に楽しめたらいいのになぁと思ってしまった…。
投稿元:
レビューを見る
喫茶店、カフェ、電車…。
他人にちょっとした話に聞き耳を立て、話をふくらませる。
これはこれで、すごい能力。
軽く読めるエッセイだった。
投稿元:
レビューを見る
盗み聞きっていうと言葉は悪いけれど、近くにいる人たちの会話の声が大きいと嫌でも耳に入ってくることってありますね。内容が面白くてこちらまで笑いそうになったり。
盗み聞きから妄想が広がるこの本、いくつかの箇所で吹き出してしまった。私のお気に入りはおばあちゃんと小さな男の子の会話。社会の窓が空いてるって話です。笑った〜!
投稿元:
レビューを見る
知らない人の話を電車の中や飲み屋なんかでこっそり聞くのは面白い。能町みね子さんもそうだったんだ。だけど買うまでの本じゃないよね、と図書館に予約したら半年以上待たされました。
多分私と同じような趣味で同じようにけち臭い人が多かったのだろうし、図書館側も予約待ちは多いけど複本揃えるほどでもないねってことだったのだろう。
能町みね子さんはタモリ倶楽部やお相撲番組でよくお目にかかる。「散歩の達人」のエッセイも楽しい。これからもご活躍をお祈りしますということで、星の評価はいらないんじゃないかな。
投稿元:
レビューを見る
街中でふと耳にした会話から、たくましく妄想をふくらましていく。そんな内容の本です、はい。
とはいえ、他者をおとしめるようなことはなく、どちらかというと、そうした見知らぬ人々へのエールにつなげていくような、そんな妄想の展開の仕方です。筆者いわく一種の“脳トレ”であるとか。
今度電車に乗ったら、周囲の見知らぬ人たちの会話にちょっと耳を傾けてみようかなと、そんな気にもさせてくれる1冊です。
投稿元:
レビューを見る
人間観察エッセイ。名もなき市民の声なき声に耳を傾けてみたい。知らない人の会話をひとまとまり、ただ隣にいて盗み聞きし、集めて、ほくそえみたい。たまにそこから勝手に妄想を繰り広げて。私はいまもこの趣味を続行しております。
楽しく面白くピックアップ。そっかー、私もやってみようって思えるほどに。
投稿元:
レビューを見る
能町みね子「お話はよく伺っております」https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167909680 雑踏でカフェで電車内で、耳に入ってくる他人の会話の断片を拾って妄想をひろげるエッセイで、くだらなくてすばらしい笑。特に「捷」の字のくだりは声出して笑ったよ。ゴシック体を混ぜて強調するレイアウトに時代を感じるぜ(おわり
投稿元:
レビューを見る
「文庫版まえがき」で著者さんが語っているように、テンションが高い文章なので、好き嫌いは分かれると思います。(びっくりマークが多い、太字を多用している、くだけた口調の語り……等)
噂話で盛り上がるお昼の情報番組をゆったり眺めるような気持ちで、気楽に読むと良いかもしれません。
2024/03/08 p.3-135
p.3
“
と、政界に進出したい私は、崇高な理念を掲げておるのであります!
政界に進出したいというのはウソであります。
”
高速手のひら返しにびっくりしました。こういうノリの本なのですね。
目次
“ギャル自治区”がその1〜3まであるのが気になります。そんなにギャルがいる場所があるのですか。
p.15
“
今回の熱い言葉:役立たずでも、生きていて
いいんだよ。
”
不覚にも、ちょっと泣きそうになりました。
p.72
“近所の裏通りの民家の壁に、貼り紙がありました。”
(中略)
“[上を見てください/「藤」が咲いています]”
こんな貼り紙があったら、きゅんとしますね。季節の移り変わりを1人だけで楽しむのではなくて、周りに共有する優しさが好きです。
これはもしや、ご高齢の方のSNSでは? と思いました。わたしたちも良いと思ったものを「見てください」と投稿することがありますから。
p.105
“ひとりはガングロ。”
(中略)
“ガングロってまだいるんだなあ、でもだいぶソフトな色になったなあ、”
ガングロってまだいるのかぁ、と思ったら著者さんも同じことを考えていたようです。現代のガングロはほんのり焼けているのですね。
p.122
“なんと、ハート形の花火が上がった。”
(中略)
“「あ、ほらっ! 今ハートの……! あれってさあ、オッ……オレたちがラブだからかなぁ」”
ハートの花火を見て咄嗟にそれを言える小学生、凄いです。がんばった! えらい!
p.122
“成人男性には絶対言えない最高の告白だ!”
確かに成人男性は言えないですね。この時期ならではのことばです。
p.134
“社長は若社長にも声をかけ、いつの間にか若社長は社長のテーブルへ。ビールのおごりあいをしながら終始なごやかにお互いの話をしていたのである。”
良いと思ったものをシェアして穏やかに過ごす社長(仮)さん、すてきです。前のエピソードに出てきた貼り紙の方と似た優しさを感じます。
知り合いですらまともに話せないことがある身としては、お店で知らない人に声をかける勇気があるのは、本当に凄いです。奢るなんて、なおさら。
心が広い方ですねえ。
2024/03/09 p.136-280
p.137
“
A「てへんにね、妻って書きかけてやめる。で、下が走ってる感じ」
『捷』か‼︎
”
(中略)
“
今回の豆知識:『捷』は、はやい、すぐれている、などの意味を持ちます。よい字です。
”
へぇ〜! この字、初めて知りました。
音読みで「ショウ」(今回作中で出てきた読み方)、訓読みで「かつ・はやい」だそうです。確かに速そうな見た目です。
漢字を見たら、確かにAさんの説明は素晴らしいです。ただ、わたしも咄嗟にこの字が出てこない気がするので、この素晴らしさに気付けない気がします……。申し訳ないです。