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優しい中にも芯があって強い言葉がたくさんの、とても素敵な内容でした。
私も著者さんのように懐を深めながら時を過ごしていきたいなと思いました。
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時代柄、女性が弁護士として活躍するには苦労も絶えなかっただろうに、自身の辛かった経験はさらっと語るに留めているところに、酸いも甘いもかみ噛み分けた筆者の成熟した心を感じる。
どちらかというと、調停の場で出会った人々のエピソードを中心に、読者へ人生のアドバイスを送っている内容で、読んでいると背筋がぴんと伸びる。
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年をとるプラス面が印象的だった。今まで持っていたプライドや悩みがなくなるわけではないけれど、気にならなくなって、ほどけていくような感じ。物事に少し寛大になっている自分がいる。
そして、できなくなったことにこだわるのではなく、できることに集中して楽しもうとするようになる。
こういう生き方はいいなと思った。
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九州で初めての女性弁護士になった湯川さん。
もつれた人生の糸をほどいてきた経験から書かれていた。
心に残ったことは、話して→話して→放す
許さないってずっと思うことよりも穏やかに生きることを選べる人でいたい。許さないって気持ちを持つこともあるけど、それに固執せずにいられるように心がけたい。許さないではなく、許したくないだと思うから。
誰かに投げかけたものは同じ顔をして返ってくる。愛あるところ、神もある。愛を自分から投げかけられる人は、どんな状況でも再出発できる。
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一つ一つの言葉が、じんわり響きました。
あたたかい気持ちになれ、
あぁ、頑張りすぎなくていいんだな
と感じられました。
著者の言葉をすんなり受け止められるのは
著者の経験や人柄からくるものなのかもしれません。
だれも答えが見えない距離感をテーマにし
向き合わせてくれるすてきな本でした。
思わず友人にオススメしてしまいました!
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個人的には
「逆境を越える力になるのは 大切に扱い、支えるという、能動的な『信じる力』」と『くつやのマルチン』の話(愛あるところに神もある)が印象に残りました。
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「争いごとで命の時間を無駄にしない。和を尊び選ぼうとする人は、必ず幸せへと導かれる。」その言葉に全てが詰まっているように思います。弁護士として60年余りを過ごした筆者の言葉はわかりやすくてするすると心に響いてきました。
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心のきれいな人が書いた文章という感じ。
目の前のことを1歩引いて見る視点は大切だなぁ。熱くなっちゃう時こそ。