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見守り屋という変わった職業の内容も様々で面白かったし、食べ物も美味しそうだったし、娘とのその後の関係も気になるし。
是非続編を!
2017.12.19 読了
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弱ってしまった元子さんの見守りが悲しかった。悲しい。明里ちゃんとの関係も悲しい。なんだか悲しみばかり。面白かったけど。
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犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。孤独を抱えて生きる客に思いを馳せ、離れて暮らす娘の幸せを願いながら、つかの間、最高のランチと酒に癒される。すれ違いのステーキとサングリア、怒りのから揚げ丼とハイボール、懐かしのオムライスと日本酒、別れの予感のアジフライと生ビール…今日も昼どき、最高のランチと至福の一杯!心を癒し、胃袋を刺激する絶品小説。
これはただのグルメ小説ではない。
自分の生計を立てるだけで精一杯、離婚した夫と暮らす娘を引き取りたい気持ちを抑えて、娘の幸せを願いながらも、不安や何ともならない鬱憤を、食べたり飲んだりすることで解消している。
どんなに辛くても、悩ましいことがあっても、食べることで生きられる。
食事が、気持ちに潤いをくれる。
生活が劇的に変わるわけではないけれど、前向きにこれからのことを考え始めた祥子に、勇気をもらった。
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ガッツリ系の料理が多くて、潔い。ビール好きにはたまらないチョイスの料理が多い。食べ手側の視点から、味を細かく描写しており、味がイメージしやすい。個人的には、食べながら思い出す仕事や自分の元家族のことが、もっと好転したり、癒されたりすると好きかなぁ。
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確か王様のブランチで紹介されてたから、気になってすぐに図書館で予約したら、すぐに借りれて、割と早く読み終わった。食べ物の物語は好き。それを上手く物語に入れるのがしっくり来ている小説はいい。
変わった職業だけど、ストーリーがあって、楽しめた。
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(2018/3/11読了)
全体的に、曖昧。何をメインに書きたいのか?
ランチ&酒なのか見守り屋なのか。
美味しく食べて飲んでる姿なのか、離婚し子供と暮らせない悲しさなのか。背景にする部分と、メインにする部分とのメリハリがない。
どの話も、結末が曖昧。読者に委ねているのでもなく、ただ主人公の独り言で終わらせているように感じた。
最終話のラストも同様。続編を狙ってのことか?
。。。と、酷評を書いても星が半分以上なのは、1話が超短編で、気負わず読めたから。
登場している店やメニューは、もしかしたら実際にあるのかなと気になった。
(内容)
犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。孤独を抱えて生きる客に思いを馳せ、離れて暮らす娘の幸せを願いながら、つかの間、最高のランチと酒に癒される。すれ違いのステーキとサングリア、怒りのから揚げ丼とハイボール、懐かしのオムライスと日本酒、別れの予感のアジフライと生ビール…今日も昼どき、最高のランチと至福の一杯!心を癒し、胃袋を刺激する絶品小説。
(目次)
第一酒 武蔵小山 肉丼
第二酒 中目黒 ラムチーズバーガー
第三酒 丸の内 回転寿司
第四酒 中野 焼き魚定食
第五酒 阿倍野 刺身定食
第六酒 御茶ノ水牛タン
第七酒 新宿 ソーセージ&クラウト
第八酒 十条 肉骨茶
第九酒 新丸子 サイコロステーキ
第十酒 秋葉原 からあげ丼
第十一酒 新丸子リベンジ アジフライ
第十二酒 代官山 フレンチレストラン
第十三酒 房総半島 海鮮丼
第十四酒 不動前 うな重
第十五酒 秋葉原、再び とんかつ茶漬け
第十六酒 中野坂上 オムライス
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食べているシーンが凝った描き方でないが、本当に美味しそう。そして、見守りエピソードの一つ一つが、心にしみる。
一度で二度美味しい感じの本。
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原田ひ香といえば、東京ロンダリングでしょ。
今回「見守り屋」ていうかわった職業がでてきて、この人そんなん上手だなあと思い、期待して読んだのだけれど。
あっさり目の味付け。
仕事が朝方終わるから一日の最後のランチでお酒を楽しむって話で、昼間っからのむお酒はおいしいね、と、ランチにお酒もなかなかいいよ、というのは読む側としてはどうでもいい話。大人なんだから、自分の責任で自分の好きなようにしていいよ、朝からお酒を飲もうと勝手やん!という気持ちに1話目終了時になっていて、2話目もそのパターンなのとさっそく飽きてきたところで、「見守り屋」の話だとか、主人公祥子の話だとかもでてきて、最後まで読み終えることができました。
ただのグルメ小説にしちゃうか、もうちょっとランチは脇役にしてしまうか、もうちょっとはっきりどっちかに寄ってもいいかな。
東京ロンダリングのほうがそういう意味で上手な展開で、読み応えがあったな。
表紙の絵がきれい。装幀が名久井直子さんだった。
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「ランチ酒」あぁ!なんと心地よい響きのタイトル(*^-^*)と思っていたら、友人から回ってきました♪ヽ(´▽`)/さすが!私の好みを心得ていらっしゃる(^^)ランチ酒の場面は思っていたとおり、夢のような読み心地♪しかしランチ酒前の「見守り屋」のお仕事、元夫との話は重い…(--;)
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最近よくあるドラマ仕立てのお店を紹介する番組を見てるようだと思いながら読みました。
祥子さんの事情もなかなか興味深いもので、見守り屋という仕事も都会ならでは。
漫画家さんの話が惹かれたかな。ちょっとした一言で後悔したりする事ってありますよね。
サクッと読めるいいお話でした。
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1話が短いので読みやすかったけれど、「今流行りの」感が最後まで消えず…。
食べ物やお酒の描写が美味しそうだった。
主人公、幸せになって欲しいなぁ。
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タイトルと表紙で明るい雰囲気想像してたのに、暗かった……孤独だ…。
美味しい料理食べてるのに、嫌だったこと思い出してて、これじゃ現実と一緒だよ…!!逃避したくて読んだのに〜…。
グルメ小説って明るいものが多いから、そのつもりだった。こういうのもあるのか…。
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ランチ+酒に惹かれて手に取った本。見守りという変わった職業のアラサーバツイチの主人公の人生、そして彼女が見守る人々のそれぞれの生活、なにより彼女の昼酒昼ご飯に惹かれる。それぞれが微妙に交わり関係して味わい深い作品になっている。
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夜、他人の家で見守る仕事。どんな相手だかわからないのに他人の家に入って仕事ってかなり疲れそう。かなり緊張感のある仕事だと思う。その後のランチはそりゃ食べて飲んでサッパリしたいよね、と思ったら寂しさを紛らわせる酒だったのね。
ついうっかりの妊娠・出産はキツイだろうな。ダンナに恵まれていないだけなのか?
娘に新しい母が来るというのもつらい。
でも、きっとわかってもらえるときがくるはず。
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原田ひ香さんの設定する舞台は「東京ロンダリング」のように、人知れずある職業。今回は見守り屋。都会の片隅に、頼る人もなく暮らす人たちが必要とする職業。
期待して読み始めたのだけれど、グルメの話が浮いてしまっている感じで、いまひとつのめり込めなかった。
祥子の家族の話も未解決のままのような気がするし。
たとえ続編が出ても、あまり興味がないかもしれない。
・・・などと思っていたら、まゆさんのレビューが見事だったので、私はこれ以上言うことがなくなりました。