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紙文書のアーカイブについての本。映像やデジタルデータの関するアーカイブの内容はあまり述べられていない。
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アーカイブズに関する事例を多く紹介していて参考になったが、記録保存が大切であるという主張がいまいち伝わらなかった気がする。
脚本アーカイブズはとても興味深く、一般公開されたら面白そうだなと感じた。
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アーカイブに関する課題と現状を幅広く拾っており、全体像を掴むのに役立つ。まっとうな問題提起は行うが、具体的な解決策まではあまり立ち入らない、という、いかにも新聞記者らしい書籍だが、悪くないと思う。
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2011 9/19パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
最近MLA連携等についてよく耳にするし、公文書関係のイベントにもよく出る一方で知らないことも多いなあ・・・と思っていたところなので新書とは幸い、と思い手にとって見た本。
1章で日本の公文書管理の問題を指摘、2章で様々なアーカイブズの紹介、3章は公文書に限らない日本の資料保存の現在までの歩みと問題点を示し、4章は公文書管理法設立の経緯とどんな影響をもたらすか、5章はアーカイブズの社会における意義、6章は今後の展望を示す。
こう書くと章の順番を入れ替えた方がまとまりとしてすっきりしそうだが、実際は2章にアーカイブズの実例・実情があることが後の章の読みやすさにつながっていると思う。
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アーカイブ事業の意義と日本の記録に対する意識の低さを指摘する内容。
ライトに読める。
個人的には公文書管理法の施工で何が変わるのかについてもう少し詳細に書いて欲しかったところ。
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<目次>
まえがき
第1章 後れた国ニッポン
杜撰な管理が莫大な無駄を生む/「二千五百対四十二」という数字は何を物語るか/中国・韓国に後れをとる日本/記録がなければ歴史は語れない
第2章 アーカイブズの宇宙
公文書管理法試行は絶好の機会
1 耳目集めた「天草アーカイブズ」
百八十度の大転換/文書の評価選別は人によって判断が分かれる/真価が問われるのはこれから
2 「エル・ライブラリー」の挑戦
古書販売も重要な収入源/電電公社と労働組合の秘密協定/公安関係のマル秘資料も/補助金カットで自転車操業
3 日本文化の源流をさぐる「仏教資料文庫」
ネパール仏教文化の保全活動/サンスクリット経典写本のマイクロフィルム化
4 外邦図の世界
帝国主義の時代の産物/負の遺産にも役割がある/長期的な管理体制が課題
5 北海道開拓と囚人
北海道裏面史の語り部/文学館こそ格好のアーカイブズ
6 東京電力「電気の史料館」
克明な送電日誌が語るもの/三割が未整備資料
7 世界有数のデジタル・アーカイブズ「アジア歴史資料センター」
その”起源”は村山談話/四年半越しにセンター設置が閣議決定/海外の研究者にとって不可欠な資料/検索面から目録システムを構築
8 山口銀行「やまぎん史料館」
現在の経営に生かすために/楽しみな課題
9 逆境に立ち向かう「日航アーカイブズセンター」
「打ち上げ花火より線香花火」/企業スピリットを伝える
第3章 資料保存の危機
大学は「危ない場所」/日本のアーカイブズ史/日本発の公文書館/公文書館法制定に情熱を燃やした政治家/「仕分け」の対象となる公文書館/機関アーカイブズと収集アーカイブズ
第4章 公文書管理法で何が変わるか
1 成立までの経緯
公文書館推進議員懇談会/上川前衆議院議員の奮闘/与野党間の駆け引き
2 公文書管理法とは何か
情報公開法と公文書管理法は車の両輪/施行令とガイドライン
3 その課題
国立公文書館の位置づけ/「三十年原則」を具体化すべき/官邸というブラックボックス
第5章 社会に欠かせぬアーカイブズ
公文書管理に乗り出す地方自治体/日本人が苦手な実証的思考/記録資料は系統的に整理することで新しい価値を生む/発掘したその日に記録をつける考古学者/消えてしまった「公共」/知的情報基盤をいかに構築するか/民主化闘争で変貌を遂げた韓国の公文書管理
第6章 課題と展望
1 いかに多様な記録資料を保存するか
脚本アーカイブズ/文化アーカイブズの意義/大学に引き継がれた「住民図書館」/新しい潮流、環境アーカイブズ/公害訴訟に貢献した記録/アーカイブズ維持に不可欠な大学
2 「MLA連携」
背景には情報のデジタル化/研究資源を共有化/ヨーロッパ電子図書館の目的はグーグル対抗/長尾構想はどう決着するか/デジタル化が直面する長期保存の壁
3 著作権問題
公文書管理法と著作権の調整/アメリカに根づいたフェアユースの思想
4 人材育成
レコードマネージャーに求められる資質/公文書館と大学が連携して実務経験を
5 アーカイブズを支える市民の力
三代にわたって撮りためた写真/ボランティアで古文書整理/整理作業はアイデンティティの確認でもある/ウィキペディアの仕組みを活用した「北摂アーカイブズ」/地域情報の活用に取り組み始めた図書館/アーカイブズの本質
あとがき
***
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記録がなければ歴史は語れない。2011.4公文書管理法が施行。公文書を含めた多種多様な分野の記録資料の保管や閲覧、適切に行われず世界的にも遅れていた日本の状況。
歴史のある国を標榜するくらいだから、記録は残されていると思っていたのですが、全くそうではなかったことを、改めて知りました。
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公文書の保管、公開について日本が諸外国に比べて立ち遅れていることは予想されていたことであるが、中国、韓国をはじめアジア諸外国の中でも立ち遅れていることを知り、かなりショックである。
本書の書かれた2011年から比べ状況はだいぶ進んでいるとは思うものの、もともと文書で残すという素養がない、もしくはそのような余裕がないという国ということでありましょう。
個人的にはかなり記録魔のつもりではあるもののこれをストックしておく余裕がない。結局はほとんど残っていない。最近はPDF化という手段が出てきた来たのだが、こちらも時間のかかる作業でなんでもかんでもPDF、というわけには行かない。また、どのようにバックアップをとるか、どのようにインデックスをつけるかということが問題になる。
日本の国自体も同じでありましょう。やはり、アーカイブズ化に係る作業量、ストックの方法、整理にかかる人手。言うは安く実行は難しである。
それにしても、昨今種々のデータが電子化され、ウェブで公開されていくのは有難いものである。
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公文書管理法の成立の背景を知る。◆ここでも「公共」がキーワードだ。◆◆アーカイブのための人材育成が必要。◆古文書を読める人の不足。◆書籍だけが文書ではない。台本や映像も含めての資料。◆◆アメリカのNARAを使って、親米派になるアーキビストもいるそうだが、そういう側面もある。アメリカが公開している文書はアメリカの国益にかなったものだということを理解しておく必要がある。◆その通り。◆◆福田赳夫の息子が尽力したのか。◆勝海舟が畏敬したのは横井小楠と西郷南洲。◆◆昨秋、頭八咫烏神社由緒史実を国会図書館に寄贈したの
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