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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さな島の高校での高校生活を描いた青春物語です。筋が一本通ったドッシリとした骨格のある物語でした。人に知られたくない過去、傷を持っていても前に進まなきゃいけないですね。和希の周りの人が、いい人達に恵まれて良かった。幹也、お前も傷を背負ってたんだね。物語を通して幸せの条件とはなんだろうと考えてしまいます。切なさがいっぱいなんだけど、これが君のためと思えるなら、幸せなんだろうと思いたい。ただただ涙が溢れてきます。
なるほど、と唸るタイトル
2018/05/01 08:26
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投稿者:sui - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみると、タイトルがすべてを表しているところに感服。
タイムリープものだけど、すごく読みやすく進められているので、
最後まで一気に読めました。
七緒ちゃんの生き方に感動!
2022/04/08 15:47
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投稿者:流星☆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後のまとまり方がとてもきれいでした。
とにかく、七緒ちゃんからの手紙に感動!! 泣きました・・・
時空を超えるストーリーって難しいと思うのですが、この本は本当にきれいな終わり方でした。
(2回いうほどスゴイのです)
強いて言えば、もう少し恋愛小説っぽくしてほしかったかなあ・・・
温かい涙が溢れる物語
2021/08/14 20:03
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投稿者:レモン - この投稿者のレビュー一覧を見る
情景描写や登場人物の心情描写がとても丁寧で、あっという間にこの世界に引き込まれ、読む手が止まらなかったです。
また、ラストはもちろん、それまでにもうるっときた言葉やシーンがいくつもありました。
過去と未来が関わる設定に少し混乱しましたが、丁寧に読み進めていけば最後にはきちんと腑に落ちました。
高校生たちの青春が感じられる部分もたくさん出てくるので、フレッシュなキラキラした日常を覗き見したい方もぜひ!!
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2/11に一度読み、40ページほどで一度投げだしたものの、
再び読み始め、無事に読了。
青春・タイムスリップものの書籍が苦手な私。
よく最後まで読めました(笑)
というのも、青春はさておき、
タイムスリップの未来の知識(自分にはどうしようもできない事柄)
を伝えてしまうっていうのが、どうやらすごく駄目みたいです。
ちらりと同時多発テロのことにふれられていて、
(ふれられるといっても、そんなのがあったよね、程度)
丁度その場面を読んでいたのが夜だったのもあり、
怖くて根付けなくなるという……(笑)
終盤、感動ものでした。
作者を「鎌倉香房メモリーズ」で知っていたので、最後まで読めましたが、
多分知らなかったら2/11に心折れたままだっただろうな……
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終盤は割と好みの流れだった。帯で煽っているほどではなかったけども。
ってか、未来の情報を安易に過去の人たちに与えてしまっていいんですか、というのが少々気になりました……。
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自身の家庭環境から逃げた高校生、和希は、離島の高校で寮生活を始める。
彼は、そこの入り江でタイムスリップしてきた一人の少女に出会うところから物語は始まる。
様々な人物の背景や、終わりの結末への結びつきはよかった。
しかし、ヒロインの少女が戻る場面だけがなぜだか慌ただしく、また、明確な理由が見つからないところが唯一残念なところでした。
個人的には幹也がよかった。
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離島のワケあり男子高校生の青春もの。男子同志のわちゃわちゃした感じや、頭のいい大人と高校生の関係を書くのが上手い、というか好み。旧家に受け継がれる役割とか神隠しとかもわりとツボ。
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■忘れない、未来よりも遠い場所にいる君を。
ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。采岐島には「神隠しの入り江」と呼ばれる場所があり、夏の初め、和希は神隠しの入り江で少女が倒れているのを発見する。病院で意識をとり戻した少女の名は七緒、16歳。そして、身元不明。入り江で七緒がつぶやいた「1974年」という言葉は?感動のボーイ・ミーツ・ガール!
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SFチックな恋愛青春物、と決めつけて読み始めたらびっくり。世間の闇や憎悪にさらされる主人公の心情を、こんなにも深く描ける技量はすごい。作者の体験?と思ってしまう程。暗くなりがちな部分でも、主人公とその友達の掛け合いが和ませてくれるのがいいです。そして胸がじーんとなるラスト。まさかこんな形の感動まで用意されているとは。感服です。
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室町繚乱が好みだったので思い切って購入。
話の雰囲気は全然違うのに、話に引き込まれるのは一緒。作者の力量を感じます。
また未来で会えるのか?とドキドキしていましたが、種明かしされるまでその可能性に気付かなかったのも含めて、予想を上回る作品だと思う。
是非多くの人に勧めたい小説。
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最後の最後に号泣しました。
涙が止まらなかった。
和希の苦しさ、きっとわたしには考えられないほどだったと思う。だから、和希が薄い壁の向こうにいるように見えるのもわかる。
でも、少しずつ変わっていく和希がかっこよかった。
その反面、どんどん自分が露わになっていくたまきに人間味を感じた。
多分、普通の人なんていなくって、みんななにか抱えてる。たまきのように。幹也の苦しさだって、耐えられなかったとおもう。誰にもいえずに、苦しかったとおもう。
わたしの方舟、たくさんの人を乗せたいって
思った。
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どっかで読んだことがあるような、知っているような、という、ある意味ちょっと懐かしい感じもするストーリー。
割と真っ直ぐな、というか分かりやすいキャラ設定の人物ばかり出てくるので、なんつーかまぶしすぎてね、口は悪いけど良い人!とか、ともかく相手を思いやるすげー良い先生とか、後は全く逆に猛烈なロクデナシとか、水戸黄門かよ!ってね。
でもたまきちゃんは心に真っ黒なものを抱えていてねじくれてて好き。そんな頃が自分にもあったのよねぇ、という勝手な親近感があるけど、しかし実際に出会ったら全く相手にされないだろうなぁ、と思ってやはりへこむのだった。
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逃げるように離島の高校に進学した少年和希が神隠しの入り江で一九七四年からやって来た少女七緒と出会う。悪意に鈍感な和希に共感し、無数の悪意に晒された過去に寄り添い、慣れた七緒の雄々しさに微笑ましくなる。寮で暮らす和希たちが男子高校生らしからぬ可愛らしさ。真っ直ぐなエールと清らかな根の清涼感が心地好い。
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表紙の絵とタイトルに惹かれて読みました。
当たりでした!
切なくて泣きそうになりました。
友情も素敵でした。
なんだかんだと説明するより読んでもらいたいです。
この作者さんの他の作品も読みますー(о´∀`о)ノ