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ベストセラ作家が綴る「幸せの手法」。人気エッセィ・シリーズ!
人気作家、森博嗣の視点から見ると、世界はもっと自由で、シンプルだ。大切なぬいぐるみのことから、都会の脆弱性についてまで、驚異的説得力で読者を楽しく翻弄する人気エッセィ・シリーズ。文庫書下ろし!
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作中に、今回はいつもと書き方を変えた、を記載されていた。
それと関係があるかはわからないが、少しいつもより大人しいという印象を受けた。
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"しかし、この場合「気づいたこと」つまり知識に価値があるのではない。「気づいた」というその体感だけが、各自の身に付く。"
この6年間、師走に必ず続けていることは、クリスマスを祝うことではなく、呪うことでもなく、大掃除でも、年越しそばでも、紅白とかガキの使いとかでもなく、毎年年末に発売されるクリームシリーズを読むことだった。と、いうことに気づいて若干誇らしい6作目。
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何気に買ってしまうシリーズ。
気になったお題目を気分で読んでいる。
そして毎度のこと、視点変えなきゃとか意識変えなきゃとか、不毛なことを考えるだけの私。
ふと、ずんの飯尾さんのゴロゴロォゴロゴロォのネタを思い出す(笑)
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201712/自分と違う視点があったり、自分で思ってても言語化できなかったことが簡潔に表現されてたり、で毎回楽しんでるシリーズ。
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そもそも物事を表層的に捉えることがなく,じっくりまったり思考を巡らす.研究者は常にこの姿勢でありたい.
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クリームシリーズ、第六弾。いくつか気になる項目はあったけれど、ひとつ挙げるとするならば…「ラノベの定義」かしら。
何となーくはわかるけれど、こう文章化してくれると明確になっていいね(^^) 説明の仕方がパーフェクトでした!笑
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クリームシリーズ第6弾~・何を言っても相槌に「ウソ」を連発する人がいて、話している方もだんだん自分が嘘つきなのだと洗脳されそうだ・場所がずれて、欠課として予報が当たらなかったという言い訳をするため(ゲリラ豪雨)・「びっくり」には、善悪の意味がないので、使い勝手がよいのである・なにかというと「上が悪い」と愚痴る人がいるものだが、そういう人は上に立った経験がないし、又、上に立つには能力不足であることは確かである・こういうことが非常に多い。一言コミュニケーションを取ってくれたら防げたトラブルなのに、と思うのだ。彼女のパターンは、僕が言ったことに口答えせず、黙って引くこと。なにか確固たる理由があっても引く。それであとから問題になって、僕の私的が不適切だったことが明るみに出る・反対に反対しても、賛成ではない・人が集まっていることの脆弱性・カバーに登場人物の絵が描かれているものがラノベである(つまり登場人物をイメージする手助けをしているビジュアル情報が存在すること)・彼女の辞書に予定という言葉はない・セイロン,それは君が見たインド・好き嫌いによる行動よりも,損得による行動の方が一般的に本気度が高い・得したい,が駄目ならば,損をしたくない,となる・オリジナル栞を入れた理由は,古本売買への対策・我を忘れる、自分を見失う・一枚羽根のプロペラが存在する(反対側にカウンタウェイトを付ける)・累計発行部数が1500万部を超えた・活字には重みがあった。馬鹿な文章を活字にしている余裕などなかったからだ・ピクトグラムのゴミ箱は、電話やカメラよりも耐久性のある存在だったということだ・こういうことをわざわざ書いているのは…エッセィを書く仕事をしているので、言わなくても良いことでページを埋めている…自分の周辺を静観した状況説明である・「キリの悪いところで作業を切り上げる」(やる気の貯金…但しデフレでマイナス金利)・情報は死んでいる・いつまでも生きている思い出を持っていたかったら、記録しないことだ・奥様は、普段はけっしてバックをしない。ご自分でも、「バックしない女」と豪語されていたのだ~ タイトルが、だんだん何だかわからなくってくる。栞は古本対策だったのかぁ
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図書館で、新刊コーナーで発見♪森さん良いなぁ。くすっと笑えてなるほど!と発見♪森さんのエッセイ好きです。巻末には吉本ばななさんの連載スタート『ピロチくんとオレ』人生は短い。’出会うべき人と出会えるのは最上の喜びだ。’
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覚えて忘れることは、なにも覚えないことよりもずっと価値がある。それは、生まれて死ぬという生命の価値と等価だろう。 揶揄されているのか賞賛されているのかはわからない データの有無だけを問題にするのは馬鹿げている。 魅力があるように装飾された都会の虚構 突然訪れる不幸もあるし、予想外の幸せもある。 マイナさを武器にして、作家になったけど、マイナさが際立つのは、それに見向きもしない大勢が存在するおかげである。 田舎ほど土着意識は高い 万物は流転するのだ 一言コミュニケーションを取ってくれたら防げたトラブルなのに そこまで、考えて、黙っているのであるから、知能犯といえる。 雀が号泣する程度には売れるようになった 諧謔を弄する=ウィットやユーモアに富んだ あなたにとってその道に価値があったと感じるのは、単なるノスタルジィであり、客観的なノウハウとはいえない。 自分と同じ捉え方をして欲しいというのはエゴであるばかりか、不利益を導く。違うものの見方をする人間の方が、お互いにとって有益なのである。 この「損をしたくない」精神が、大勢が群れを成す動機の一つとなる。つまり、みんなと一緒でいれば、「自分だけ」損することがないはず、という安心感を生むのである。 大きな得は、事前の小さな損から生まれるものだ。その場その場の損得ではなく、トータルの収支を見越して生きることが、人間だけにできる、人間らしい生き方だろう。 オリジナル栞を入れた理由は、古本売買への対策。 背に腹はかえられない 妥協の選択に過ぎない 歪曲して報道するよりはましだ 死んだ情報を間に受けていると、生きている人間を見誤ることになる。 血湧き肉躍る活劇 抱腹絶倒のドタバタでもない 暗中模索作家 ここへ来て良かった、という肯定こそ、幸せの手法である。 スポーツというのは、勝つこと、競争することが主たる動機となる。否、人間がやる気を出すのは、悉くこれではないだろうか。相手を打ち負かす、自分が上に立つ、そのために日常の生活ではほとんど必要のない力を発揮することができる。努力をし、忍耐し、挫折しない強さは、つまりは争いから生じるのか。負けることを、死ぬことに近い感覚として捉えれば、これこそ死に物狂いになれるシンプルな条件といえるだろう。 泡沫ほうまつ
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一昨年のことだけど、入院していたと知ったときには驚いた。今はお元気そうで何よりだし、これからどんどん新刊が少なくなっても今までに貰ったものは財産だし、大事にしなくてはいけないな。
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エッセイ。シリーズ7作目。
いつもの。
いつもよりは日記っぽいものが多かった印象。
満員電車は自分も嫌いです。
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人生には様々な選択肢がある。一つの道を選べば、別の道を経験することはできない。不愉快な思いをすれば、その選択が間違っていた、あちらの方が良かったと後悔することになる。後から進路を変えることも可能なのに、なぜかもう遅いと諦めてしまう傾向を人は持っていて、ただ不満だけをコレクションする。
幸せというのは小さなものを見つけて拾い上げるもの。探していれば、どこにでも落ちている。探さなければ見つからない。見つからないから自分は不幸せだと思い込む人が多い。後悔というのは過去にまで遡って不幸せを探しているようなもの。誰でも一本道。落ちているものに大差はない。拾い上げる目と手が違っているだけ。
こんなことをさらりと言ってのけ、さらには、自由気ままに書いているし、傑作を書こうとも思っていない。血沸き肉躍る活劇でもなければ、抱腹絶倒のドタバタでもない。何がセールスポイントなのか分からない本ばかり。もしかしたらそういうものが珍しいから売れるのかもしれない、などと毎度のことながら飄々ととぼけている。歯噛みしながらも一行一行じんわり嚙み締めながら読まされた。
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日本人というのは、こういった気持ちの共有を重んじている。
3 最後に「今後も目が離せない」など、余計なことを書きたがる。より
この言葉のどこが力を持っているかというと、「森博嗣」でもなく、「びっくり」でもない。その間にある「も」なのだ。
14「○○もびっくり」と聞いても、ほとんど誰もびっくりしない。より
以前にも書いたことだが、ものを創作する人は二種類に大別される。作る対象を決めてから材料を探す人と、材料をさきに集めてそこから作るものを発想する人である。
28 材料のストックがある幸せを、僕は大事にしている。より
国内(日本にはいなさそうですが)で一番好きな作家のエッセイ集。第6集。解説、吉本ばななさんのショートエッセイは三回連載とのこと。
最近書店で見かけた他作家の文庫本の帯に『共感度No.1』と書かれていて「?」となる。エッセイ自体は2017のものですが、ここまで来ると病的なものを感じなくもない。
出版する計画はみっちり立てる割に、28の創作者の話で言うと、発想型の極地にいるような作者。作る対象への愛ではなく、インスピレーションを与えてくれるものへの愛。類稀な量産力には恐れ入りますが、質を含めてコンスタントにそれを維持していることに発想型の凄みを感じます。それとは別にインプットの精度が異常なほど高いようにも感じます。以前何かのエッセイで、自分の作品の感想で『残るものがない』的なことを言われたことを書かれていました(もちろん特に悲観もせず淡々と同意されていました)。いかに作っているもの、そのものへの愛が美化され、消費する側が『良い』と感じるものが凝り固まっているのか、少し腑に落ちた部分もありました。
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今回も森イズム(本人はそんなものないと仰るかもしれないが)全開で、読んでいて心が洗われる。自分と近い考え方、今まで全く考えたこともない事。人生のヒントが散りばめられた一冊。