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成績優秀、世渡り上手でリア充な男子高校生・矢口八虎が、ある日一枚の絵に心奪われたことから美術の世界へと身を投じていく青春美術マンガ。美術は才能の世界?趣味でいい?敷居が高い?そんな、美術に接するときに感じがちな疑問を八虎も感じて、新しい世界を発見して、描いて、のめり込んでいき、美大受験を目指します。ノウハウやうんちくもあり。ハマります!
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■読み始めたきっかけ
・Twitterの宣伝ツイートで1話だけ読んで面白かったから。続きが気になったから。
・絵が割と好みだったから。
■読了後の内容まとめ
・不良(作中ではDQNと呼ばれる)だけど勉強もそつなくこなす器用系タイプの高校生男子「矢口八虎」くんが主人公。友達と徹夜でサッカー観戦したり、勉強もそこそこできて無難な毎日。そんな毎日にモヤモヤ。
・ある日美術室に忘れ物を取りに行ったのがきっかけで美術部の顧問、美術部の同級生(なんと男の娘)、美術部で油絵を描く先輩と出会いだんだんと美術に興味を持っていく。そして選択美術の授業で描いた絵に思わぬ反応を得たことで本格的に美術の世界にハマっていく。
・美術部への入部、憧れの先輩の入試、藝大受験に向けた予備校への入学。そしてこの予備校で後にライバルになるっぽい天才少年と出会う。
■感想
・絵や美術の解説が面白い。
作者の方が美大出身なのか、所々にイラストの技法の解説(デッサンとは、絵の描き方など)が入っていて面白い。私自身も趣味程度にイラストを描くので読んでいて「へぇ、こんな風に描くんだなぁ」と感じることが多く楽しかった。
・美術を通していろいろなモノに向き合う構成が面白い。
不良男子高校生が美大に受かるためのサクセスストーリーかと思いきや、絵を描くことで人と対話する・目の前のものに向き合う・自分の言いたいことを伝えるために試行錯誤する…と言った「絵を描く以外の部分」を見せてくれるのがすごく面白い。
絵って描けば良いのではなく、誰かと何かとつながるツールなんですね。
・キャラクターが魅力的
主人公の八虎くんはもちろん、
人情に厚い友人達、ミステリアスな美術部顧問、男の娘やってるユカちゃん、おっとり系な先輩、みんな魅力的。
私は顧問の先生とユカちゃんが気になります。
ユカちゃんが男の娘やってる理由はどこかに出てくるんだろうか…?
・テンポが少し速めかも。
もう少しじっくりストーリーが進んでもいいかなとも思った。
特に夏休みの課題のあたりとか。八虎くんがどんな気持ちで夏休みの課題に取り組むのか気になってたんですが…うーん。
だらだらやってもダレちゃうし、1巻は八虎くんが美術に目覚めるところだから駆け足なんでしょうか。このあとゆっくりペースになったり…する?
■まとめ
個人的にはとても面白い。
ちょっと展開早いのが合わないけれども、八虎くんと一緒に絵に向き合うことが出来るお話。
絵を描いてる人は一度読んでみてほしいかも。
そして八虎くんの行く末とユカちゃんが気になって2巻を買いました。読み終わったのでそのうち感想書きます。
展開が早いのが気になったので星4にしておきます。
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遊び回ってても成績優秀、影ではしっかり努力もするし、
親にも友人にも気づかいはするが、外に見せる姿は
ちゃらんぽらん。世渡り上手のリア充。
でもどこか空虚さを感じずにはいられない日々を
送っていた高校生が、ある日突然「絵」に目覚めた…。
情熱を傾ける場所のなかった主人公が、ふとしたことから
どんどん絵に惹かれていく展開が熱いです。
マンガやアニメではなく「美術」というところがまた…。
ドラマはしっかりと流れで「見せ」、必要な美術の知識は
がっつりと「説い」て、組み上げられていくドラマ。
先生の、友人の、さりげなく発することばが
主人公と一緒に読者をも揺さぶります。
どう考えても楽には進めない道。緊張の幕開けです。
読んでいるうちに、自分も絵を描きたくなりました。
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わくわくする。
そして焦る。
こんな風に過ごせる可能性があるのに、自分は今の生活を続けていいのか?と。
本気で芸術に打ち込んでいる、
自分ではありえない人生に惹き込まれる。
篭った日常に穴を開けてくれるような漫画
最高です
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ハイスペック主人公が東京芸大を目指すヒューマンドラマ漫画です。
一般的な受験と異なり入試科目に芸術の実技がある大学の受験漫画なので一般的な受験漫画とは違った楽しみ方ができると思います。友人とぶつかり合いながら才能を開花させていく主人公の姿に感動させられています。
美術に興味のない方でも楽しむことのできる作品だと思います。
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主人公にやりたい事、熱中できることがなく、何となく良い子で生きている。
放課後、学校に忘れ物を取りに行く。
バクマンを思い出した。
やっぱ熱中している人って羨ましいよね。
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めっちゃおもろい!絵を描いてる人にとって学べることがたくさん!生き生きしてくるやとら君見てるのも楽しい。新たな発見がたくさんあるし「こうあるもの」って固定概念が崩されてくのも楽しい。そして「好きなことしてるからって毎日楽しいわけじゃない」ってのもすげーわかる。好きだからこそ苦しいことのが多いんだよなぁ。
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キャラ設定が全体的に青年誌らしいわかりやすいあざとさでどうかなぁとおもったけど美大受験マンガとして面白い。出来過ぎ感はある笑。
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面白かった。今まで芸術とは無縁の世界で生きてきたため美術部に入部する前の八虎のように芸術に対する偏見があった。天性の才能をもった人、他の人とは全く違う価値観を持つ異端児、藝大一家のサラブレッド...そんな一握りの人しか生き抜けない世界だと。凡人が努力したところで一生手の届かない場所であると。
でもこれはきっと半分正解で半分間違いだ。事実そういった特異な人は一定数いるだろう。ただ勘違いしてはいけないのは、凡人でも努力次第では天才の領域にも近づけることだ。そしてその時雲の上の存在だった天才たちも、あらゆる技法、工夫を凝らして作品を創っていたことに気づく。数学で多くの公式を知っていればそれだけ様々な問題を解けるように、芸術においても表現するための手段が多いほど他人の作品が理解できるようになるし、自身の作品の幅や深みも増していく。
でも、ここからなんだなあと思った。当たり前だけど学問と芸術の大きな違いの一つは一般的な正解の有無だ。どれだけ努力してあらゆる技術を手に入れたとしても、最終的な作品に正解はない。これは本気であればある程きっとすごく辛いことだ。でもきっと同時に、芸術が終わりのない学問である所以だ。雪一つにしても、北国の人が見れば故郷を思い出したり、子供の頃よく遊んだ雪合戦の思い出が蘇ったり、南国の人なら珍しく思ったり、触ってみたいと思ったり、白くて綺麗だなと思ったり...きっと凡人を10人集めたとしても、全く同じ感想を持つ人はいないと思う。つまり、実は凡人でも芸術においては唯一無二になり得る。そんな可能性を秘めているのも芸術だ。
6巻まで一気読みして熱っぽいので意味がわからないことを書いてしまいましたが、とにかく色んなことを考えさせられました。八虎は圧倒的な努力の天才だけど、彼の悩みや葛藤は共感できるものがすごく多くて驚きました。そして彼の姿に元気づけられました。
要は何が言いたいのかと言うと、芸術ってめちゃくちゃかっこいいと思ったってことです。本気でやるってめちゃくちゃかっこいいと思ったってことです。もう語彙力の限界なのでここまでですが僕はすごくこの漫画好きです。
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胸がぶわわーってなった。
面白い!!
“作った本人が好きで楽しんで
情熱を込めて作ったものってね
それを見た人も楽しくなっちゃうものなんですよ”
作中の言葉を借りるならまさにこれ。
主人公・八虎くんが楽しそうに絵を描くから
すきなことをやる喜びに満ちた表情をするから、見ているこっち(読者)も楽しくなってくる。
そして八虎くんのもう一つグッとくるところはちゃんと望むもののために着実に手足を動かすことできるところだ。
作中でものべられているように、すごいやつって要はそういうちゃんとした「積み重ね」をしてる(有り体に言うなら「努力」というやつ)。そのすごさを「才能」で片付けるのは簡単だけど、たいていの「すごいやつ」はそれ相応の対価(時間、お金、物事への意識の向け方)を払っているのだ。
そしてその対価を払えるものが欲しいものを手に入れられる。
しかし、美術部の先生、「こんな教え方美術のしてくれる美術の先生がいたらなー!」と思わずにはいられない。
絵を描くこと、何かを表現すること、見えている世界の切り取り方が変わっただろうに。
あと個人的にガツンときたのは八虎くんの以下のモノローグ。
“他人の努力の結果で酒飲むなよ
お前のことじゃないだろ”
そうなんだよな。わたしの場合の日常の物足りなさもこれに由来している気がして、この言葉はなんだかすーっと胸の中に落ちてきたというか、自分の言葉のように感じてすごく響いた。
私はスポーツにもハマれないし、アイドルに熱を入れて応援することもない。そうすることが自分の日常の満たされなさを代わりに他人に埋めてもらおうとしているように感じて違和感を感じてしまうというか。自分を他人に投影して自己実現することが嫌なんだと思う。自分で自己実現したいんだと思う。
そういう意味で美術、芸術、ものづくりってすごく憧れがあるんだよな。
やりたいけど働いてると時間ないし、データ作り面倒だし…と着手してなかった曲作り、ちゃんとやってみようかな。
いろんな感情が湧き上がる第1巻だった。
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努力家のヤンキー風高校生が美術に目覚め芸大を目指すお話。
美術の知識も散りばめられていて、内容とともに楽しめて更に勉強にもなります。
八雲の成長が楽しみ!
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マンガ大賞2020受賞!
美術のノウハウ満載、美大を目指して青春を燃やす!八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す。
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手にとったきっかけは受賞ですが、読んでよかったです。専門知識をが網羅されていて、知的好奇心刺激されました。かつて美術分野の仕事していたこともあり、アーティストビギニング的な視点からも興味深く読めました。芸大卒のマンガ家さんなんですね。絵が素晴らしく美しいです。八虎は本当に絵を描くのが好きなのかな。だったらいいけど。難しい壁を見つけて越える努力しようとするだけなら、この先辛そうです。
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藝大入試を目指した高校生たちの受験もの漫画。
娘が今年(2020年度入学)美大受験生だったので、かみさんが買ってきたものを1巻から6巻まで一気読み。美大の受験ってこういうことをしていたのか、と知らない世界がそこにはあった(いや、知ってろよと)。娘が受験準備をしているときに読んでいればよかった。
こういうのを読むと漫画コンテンツの表現力というものは本当に侮れないと思う。
娘はこの春から美大生(無事合格。藝大生ではない)として充実した時間を過ごしてほしい。
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今までの人生、読み初めたとたん一番腹が立った漫画です。
私は漫画界のプロではありません。趣味程度ですが漫画やイラストを描き、美術部にも入っていましたので技法も少しは解りますけど(だけど下手)。
まず最初、優等生で隠れヤンキーでもやる気なしな主人公にめちゃめちゃ好感が持てず、むしろ殴ってやりたくなりました。
美術の先生や周りの人は実はいい人そうだったりするので、そのコントラストで更に主人公の嫌味が際立ちます。
陰キャな私にとっては苛立ちしか湧きませんでしたし、もっと言わせてもらうと、楽しい絵画の道にも進んでほしくなかったです。
まあ、1話のラスト近くは少しワクワクし、「ほら、絵描きって楽しいでしょー?」という感じにはなりましたが。
2話目からはなんとびっくり、これから熱くなりそうなストーリー中に芸大パンフ並みの簡素な図解が出てくるので、もう読み進めるの辞めました。
突拍子もない図解のゲリラ登場は、広告ばかりのWebサイトを見てる気分になりました。
最新話まで読んでないのでまだ何とも言えませんが、もう我慢の限界。読む気が起きません。
イラストは普通にキレイなのにもったいない。
絵の技法書も世に腐る程出回っているのに、これではリア充達への絵画技法書・芸大進路相談用パンフですね。
少ししか読んでないですが、本当に話題になる程面白いですか?これ?