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紙の本
犬
2021/07/25 05:27
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
兄を失った香介が
兄を殺したという暴力団若頭の加納に復讐をしようとする話
話の流れも構成も歪みなくて良いです。
でも、なんか・・・肉付きが足りないというか。
こんなページ数では収まらないのではと思う作品
もっとつらさや痛みや葛藤やらをきっちり深掘りして欲しいなぁって
なんとなく物語の上澄みだけを掬い上げて見せられた感じ。
その下の部分も描いて欲しかった感が読後に強く残りました。
加納が香介に対する思いは時間軸の中に組み込めば見えてくるのですが
(見ている時間が長いのでその間にって言う感じが)
逆の掌返しが良く見えない。
そうなるのが必然としても、なぜ、そう思った?って心の端では思ってしまうのだ。
もったいないーそこがあってこそのラストシーンでないかしら???
となんか忸怩たる気分になってしまいました。
ただし、プロローグとエピローグを読むと
兄の思念が二人を鎖のように結んでいるようで怖い
この作品の色を少し変えてみせてくれる。
とても切ないのですが、ちょっと怖い色もあります
余談ですが。
それと片桐は本名だったのねと・・・
ちょっと不思議に思ったしだいです。
☆3.5
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