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ノーブルチルドレンシリーズの話の補完をする短編集。本編では語られなかった吐季と別れた後の緑葉と麗羅のつながり、歩夢の海外での生活が書かれている。結果的には3人とも緑葉の存在に人生を救われた形になるのかな。皆が笑い合いながら再会できるハッピーエンドな形で終わって良かった。そこまで強引に自分の理想が叶うように努力した緑葉はすごいなとも思う。一通りノーブルチルドレンシリーズは読み終わったが、綾崎さんの他の作品も機会があれば読んでみたい。感想はこんなところです。
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「ノーブルチルドレンの夏茜 前篇」
共同合宿で訪れた島で起こった事件。
この頃から本当に彼女は知り合いで無かろうが誰でも救おうとしていたのだな。
遺産相続問題というのは一番身近で誰にでも起こる可能性のある揉め事だろうな…。
「ノーブルチルドレンの夏茜 後篇」
探偵すらも欺いた事件の真相。
どんな経緯があろうと遺言の中身を知り隠蔽するのは死者に対する冒涜ではないのだろうか。
彼らが仕組んだ罠に気づく者はいないかもしれないが、幼い娘にまでその罪を着せるのはどうなのだろう…。
「琴弾麗羅の揺籠」
一族を縛る過去を変えるために。
あの事件をきっかけに考えたという計画は彼女で無ければ実行し続ける事は出来ないだろう。
自分の考えに絶対の自信があるからこそ全てを行動に移し続けられるのだろうな…。
「桜塚歩夢の罪科」
犯した罪を償う為に。
法に裁かたからといって許される事はないだろうが、狂っていない限り心は少し軽くなるのではないだろうか。
自首することも出来ず自分自身を責め続け過ごした日々はどれだけ苦しいものだったろうか…。
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最高のハッピーエンドで幸せいっぱいで読み終わりました。
巻も多く長い付き合いだったからか綾崎作品の中でも特に緑葉と吐季が好きになりました。
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見ず知らずの高校生にそんなこと依頼するわけがない。
それなのに依頼している時点でだいたい見えてくるんじゃないのでしょうか。
でも彼女は自分を信じ切っているからな。
そんな他人の事情にもずかずか踏み込んでいた彼女が、最後のお話しでは、様々な事情を予想して次の手を考えている。
何も変わっていないように見える彼女だけど、そういうところが大人になったということなのかもしれないですね。
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「愛情」で最終章を迎えたノーブルチルドレンシリーズのその後の作品。
3話ともそれぞれ主人公が変わり。それぞれの視点で物語は進む。
2話以降は「愛情」で語られなかった詳細とその後というかたちで。
衝撃と悲劇を乗り越え、希望と未来を掴む。
大人になったノーブルチルドレン達。
読んでいて感動しました。
ページ数はそれ程多くないものの内容は濃密。
この作品も面白かったです。