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企業としては至極まっとうな広報を丁寧に大学に埋め込んだ経緯について書かれている。大学広報担当がこれを読んでも参考にならないだろう。なぜなら、これらのような取り組みの実現を取り組みを阻害する要因をしっかりと分析さえしていないのだから。
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自伝は自伝だと意識しながら読むとしても、超保守的な業界でも(結果として)こういう方向に持っていけるんだなあ、とは思った。
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新しいことをするには、それ相応の努力が必要であるし、また抵抗勢力も現れる。それを乗り越えてこそ成功者となり得る。自身もこれを読んで勇気をもらった。突き進んで行きたい。
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2021.08.11読了
近鉄の広告部門につとめ、その後近畿大学の広報部に転職した世耕石弘氏の著書。
近畿大学創設者の孫である。
近畿大学は大学ではなく企業のようである。本書は、その広告戦略を主題としている。関西ではない地域に住んでいても、近畿大学の電車の中づり広告を目にしていた。そして、あのインパクト。思わず目が吸い寄せられる。
本書は、2007年から志願者減に苦しんだ近畿大学がその後志願者全国ナンバーワンに成長するまでのストーリーが書かれている。背後に相当な苦労があったことも。また、広告戦略の秘密も惜しみなく書かれている。
噂の近大マグロ開発秘話、その他の製品(近大ハニーなど)や、ド派手な入学式の話も。
総じて近畿大学は、「関関同立」「産近甲龍」など「入れ分かりのないリーグ戦」のような閉塞的な状況に今も立ち向かって頑張っているようだ。もちろん、教育機関である大学が企業のようにお金儲けしたり、広告を出したりすることへの批判はあるだろうけど。
特に、企業ではない公益団体や公務員の方にとって特に参考になる内容なのではないだろうか(企業みたいな広告をうつ公益団体って、あまり多くないですよね)。
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■大学序列「入れ替えのないリーグ戦」変えるためにできることを考えて広報戦略を立てている近畿大学。
■従来の大学・教育観に縛られない発想で動く必要性。
■少子高齢化が急速に進む中で、大学が生き残るためには、大学全体で意識改革が必要
→大学ガバナンスの重要性
■大学として、どのようにして稼いでいくか。
→研究からの実学
金融資産への投資も一つ
稼いだお金は学生、社会へ還元できるサイクルに。
■必要のないものをやめることも必要
→広報媒体などの観点
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広報がニュースとなる話題作りを主体的に仕掛けていく、その先には日本の大学界の常識をぶっ壊し、
「この勉強をするために、この大学に行く」と決断する学生が当たり前の世界を作ることが。その根本には、「学びたい者に学ばせたい」という創設者のアツイ想いがある。
PRする意味、広報として選択をして打ち出していく意味、批判に対してそれを上回る意義、それらを納得・理解しながら、目の前の数字や成果を次に活かす。
一貫した「想い→アウトプット」に迷った時、本書に戻ってきたい。