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忘却探偵シリーズ第10巻。
今度は探偵さらわれた!(ドンキー2っぽく)
掟上今日子のボディーガード親切守が受け取った電話は、身代金10億円を用意しろというものだった。
自称、今日子さんの専門家(ストーカーじみている)の隠館厄介や、アンチ今日子派の日怠井警部からアドバイスを受けた親切は今日子さん奪還のために奔走する。最低時給で。
最速の探偵、最速の脱出。
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今作は親切が久々の登場で、事件解決へ一役買う。今日子さんや厄介との絶妙な会話のリズムが良かった。今日子さんは忘却の能力を毎日同じ服を着ないというコーディネートにも活用されているようで、ファッショナブルな一面も感じた。厄介もちょこちょこと登場し、今日子さんとの絡みなどが面白かった。冤罪を呼び込む能力?巻き込まれる能力?は相変わらずなのかなと感じる。そこが忘却探偵に彩を添える要素かなとも思う。色見本と事件との関連が徐々に明らかになり、意外な顛末だと感じ、配色の鮮やかさが印象に残る。
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シリーズの書名、一括して『掟上今日子の◯◯◯』と漢字三文字なのだが、もし完結するなら、完結作の書名はやはり『掟上今日子の置手紙』なんだろうか。
――で。
事件は解決した。しかし、今日子さんに関する謎は残った。というか増えた。増えた謎が本編よりも印象に、記憶に残った。
掟上今日子。貴女は一体、何者なんだ。
そして、前作で掟上探偵事務所への就職を考えた隠舘厄介。後日、本当に履歴書を持ち込んだらしい。どうなったかは、大体想像付くだろうが、是非本編を。
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今回はなんと今日子さんが誘拐されるお話。
そして厄介ではなく、私設警備員(?)の親切さんが活躍するお話でもあります。
終盤、割とあっさり解決してしまい、ミステリーとしては物足りない印象。
一方で、今日子さんに関する謎は増えました。
西尾維新さん、毎回手を変え品を変え、様々なアプローチでしかけてきますね。
掟上シリーズは、3作に一作ぐらいのペースで、読み応えのある作品が出てくる印象があります。(刊行ペースが速いので、それでも気になりませんが。)
今回は間をつなぐ作品。。。かな。
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誘拐された今日子さんを親切君が助ける話。誰もが謎だった服のコーディネートや財産のことを上手く活かしていた。
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基本的にやくすけ派なんだけども、今回のストーリーテラーだった親切氏も意外といけた。
以前ほど間を開けずに読めたからか、テイストには違和感を覚えなかった。悪い意味ではなく、相変わらずライトな感じの文体でミステリーとしても少しポップというか。重厚感はない。それをこのシリーズに求めてはいないので問題はない(笑)。
ただ少しあっさりの謎解きだったなぁという気はする。どんでん返しというほどびっくりするわけでもなく、唐突感があるようで、でもびっくりし切れないという。これがライト感なのかもしれない。
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シリーズ第10弾ですね。探偵が誘拐され、それを救うためにボディーガードが推理するという変わった設定でした。相変わらず話がまどろっこしいのですが、それが作風なのでしょうから我慢。トリックは奇抜です。ボディーガードにメッセージを送る方法がハチャメチャすぎて逆に面白かったですね。
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脇役というか存在が謎だった親切守が隠館らと謎解きをする。色見本という暗号。かなり無理がある。登場人物のネーミングがふつうないような名前。それがかえって煩わしい。凝りすぎか。もういいかなという感じ
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第三者から見る厄介さんがあそこまで怪しい感じだとは思わなかった。警備員の親切さんの活躍ぶり、謙遜していたが凄くやり手に見えた。洋服を介した色見本で誘拐された位置を伝えたり、何故簡単に今日子さんが誘拐されたか等読みどころもあるが、もう少し今日子さん自身の謎が明かされてほしい。
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忘却探偵シリーズ10巻(最新刊)
毎度おなじみ今日子さん大活躍と思いきや、溶解されちゃう。
代わりに親切さん大活躍!
このヒトこんなキャラだっけ?
最近はの恭子さんは、泥棒になったり、逮捕されたり、誘拐されたり、マンネリを避けるためか、奇をてらい過ぎてるかなァ
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推理するのが今日子さんじゃない(笑)
親切守さんの出番でした。
今日子さんが誘拐されるとか
驚きですが、ボディガードとして
頑張る親切さんがなかなか良かったです。
さくさくっと読めました。
次も楽しみです(*´∀`)
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『忘却探偵』シリーズ第10巻。
今巻では第1話に出てくるだけだけれど、冤罪体質の男・隠館厄介が、第三者視点ではどのように(胡散臭く)映っているのか描かれていて面白かった。
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なんと、誘拐されてしまった今日子さん。そして人質奪還のために知恵を絞るのは、今日子さん唯一の部下・親切守。こういうときに出張ってくるのは厄介くんじゃないかと思ったのだけれど……彼は彼で、例によって面倒な状況のようですね(笑)。なるほど、親切さんが雇われるに至ったのには納得できました。もちろん今日子さんには及ばないとはいえ、かなりの探偵っぷりが見事です。
しかし。当然ただ誘拐されてるだけの今日子さんでもなく。脱出にいたる今日子さんの目論見も見事。そしてどんどん可哀想になってくる誘拐犯。ファッションセンス……いや、それは難しいですって。よく頑張ったよ誘拐犯(涙)。
それでも今日子さんにまつわる謎がどんどん増えてくるなあ。この謎はいつか明かされる時が来るのでしょうか。
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今回のメインキャラクターは、親切守さん。
すっかり忘れていたけど、以前、今日子さんがよく通ってた美術館で警備員やってた人で、今は、今日子さんのオフィス兼住居の、掟上ビルディングに住み込みで勤務する警備員。
(ドラマだと、美術館で働いてたのも厄介さんってことになってたけど。)
で、なぜ警備員の親切さんがワトソンなのかと言うと、なんと今日子さんが誘拐されて、探偵事務所に身代金10億要求されるからなのです。
冒頭、見事に今日子さんを誘拐した犯人を、言葉巧みに徐々に追い込む今日子さんは、さすがの一言。
改めて、今日子さんを敵に回したくないと実感。
タイトルが色見本なだけあって、色がいっぱいでてきます。
色名、わりと知ってるつもりだけど、全くピンとこない色名もちらほら。
章タイトルの、黄の問題集だけ、黄色出てきたところ分からなかったけど…。
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今日子さんが誘拐された。というわけで、謎解きをしなくてはいけないのは、掟上ビルディングの警備員の親切守君。一日で忘れる名探偵と言う設定を目いっぱい活かして作られた状況の中で、それぞれが今日子さんならどう行動するかを考えて次のアクションを決める、思考実験が面白かった。