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五十嵐大介版けものフレンズ、と言うわけでもないけど、動物の要素を入れられた人間、と言うよりヒト化した動物HAの話。
人間の愚かさを何度も見たキイ(!)の思考に感染するイルカが、今後どうなる。
オクダはどうなる。
たのしい。
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"「とうとう象の魂に触れたよ
彼女の皮フが伝えてくれる さすが僕の妹だ
知ってるかい?
象は時空を超える存在かもしれないんだ」"[p.180]
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動植物への描き込みの緻密さにも息を呑むけれど、それ以上に、人間ではないものが世界をどのように知覚しているか、を表現する技法に圧倒される。少女の姿をしたカエルが、密林に降る豪雨を通じ、皮膚感覚によって周辺一帯の情報を察知するシーンは凄まじくも美しい。
今後のイルカたちの進退や、オクダの真意のありか、オクダ邸襲撃のゆくえなど、物語の展開も面白い。
次巻も楽しみ。表紙も毎回格好良く、第1巻が陸の生き物、第2巻が海の生き物、今巻が空の生き物、というモチーフだったけれど、次巻はどんな表紙になるだろう。
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絵の美味さは現時点でも5本の指に入りそう。
構想の現実感も絵と併せてストーリーに色を添えるでしょう
音楽は・・想像するだに楽しみです。
映像化は間違いなしでしょうが。人を選ぶでしょうね
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緑の中で蠢く生物の息遣い、雨で濡れそぼる森、木々を渡るヒューマナイズド・アニマルの疾走感。
生命の営みは壮大で美しいのに、人間の争いの卑小で醜い有様ときたら。
HAが人類を見限る日は近いようです。
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動物の描写がすばらしい。人間の愚かさ。それが本作のテーマだろうか。
ジャングルで、脱走したHAを追うイルカたち。
現地の兵隊たちと合流するが、妊婦を殺したところを目撃。イルカのうちのひとりキイが逆上し、皆殺しにする。
キイはジャングルに逃れる。イルカたちはキイを追わず、カエルが追跡する。
キイは町につく。そこで仲間に撃たれて死ぬ。
カエルの住む家にHAが侵入する。家の人間が戦っている間、オクダは手術を受けている。