投稿元:
レビューを見る
ペルソナ4のコミカライズ11巻。カムイ覚醒。真犯人発覚。
最終盤へ突入の11巻。
真犯人発覚は驚いた。そして、彼の動機の小ささにまた驚いた。世の中と相容れない、自分の居場所が見つからない、という感覚は誰しもが持ってしまいそうになるものなので、足立のようなメンタルに陥るのは、思うより近くにあるのかもしれない。
そうは思っても、共感や怒りよりも、呆れの方が強かった記憶。
あとあとから思うと、生天目・足立・番長と他人との関わりのないまま八十稲葉にきた面々が、ペルソナ能力を手に入れたのはイザナミの選択があったとはいえ、三者三様の人生を見せる意味だったのだなあ、と思います。
生天目への選択。足立との対話。そこに向かう番長に、寄り添う陽介。
主人公の相棒というと、順平や竜司もそうだけど、陽介の優しさと強さは群を抜いている気がする。ジュネスコンビでコメディ担当みたいな場面も多いので、三枚目な印象も強い彼だけど、相棒としても群を抜いていると思います。
なにしろ、夕焼けの河原で殴り合うぐらいだからね。昭和か。