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20171019
・メガネスーパー田中社長&藤原組長との会食中に空気を読まずにアタッシュケースから企画書を取り出す北尾選手
・仕事もせず「俺のゴッチノート」を書き連ねていたリングス営業チーフX氏
・藤原組で鈴木みのるから受けた「落ちる」という儀式
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昨日書いたライガーの自伝と一緒に購入した
プロレス檄活字シリーズの第四弾。ちなみに第三弾は著者
との相性の問題(^^;)でまだ買っていないのだけど、まぁ
コレが先でも大丈夫かと。
著者は川崎浩市氏。
90年代後半の格闘技ブームの頃、ヘンゾ・ハイアンのグ
レイシーチームやヴァンダレイ・シウバを擁するシュート
ボクセ・アカデミーの選手をPRIDEにブッキングしていた
ことで有名。異名は「ブッカーK」。
新生UWFからK-1・PRIDE全盛期までの舞台裏を至近距離
から観ていた人の回顧録。特にPRIDE創世記のエピソード
は凄まじくリアルで生々しく、あの頃の異様なブームの裏
が、やっぱりとんでもなかったこと(^^;)が非常によく解
る。そこに登場する某団体の代表者は、いけしゃあしゃあ
と新興格闘技イベントの中枢に居るのだが、本気で潰れり
ゃいい、と思ってるな、僕は(^^;)。
しかし、この本の本当の見どころはそこではない!
川崎氏が新生UWF・藤原組(メガネスーパー)・リング
スでフロントを勤めていたことはなんとなく知っていた
のだけど、まさか新生Uの後に社長と副社長が興した
株式会社スペースプレゼンツに関わり、しばらくそこで
働いていた、という驚愕の事実が。今までずっと謎だっ
たスペース社の怪しい業務内容にまで踏み込んでいるの
が凄い。
そういう意味で、すれっからし系のプロレスファンは必
読の書。もちろん、それ以外の人は読んでも少しも面白
く無いと思う(^^;)ので、ご注意を!
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新生UWF・藤原組・リングス・PRIDEそれぞれの崩壊を裏側から目撃したブッカーK。
全体に流れる「サカキバラ嫌悪」予想していた前田日明ディスは皆無。前田幻想が高まった。細かいお金の流れやマッチメイク等の裏の事情や魑魅魍魎の関係者の実像が描かれてますが、ベストでマストな証言はUWF入社時に道場にいた若手「田村潔司」「海老名保」に関した場面。海老名くんと言えば練習中の脳挫傷で選手生命を絶たれたのは覚えていた。秋田出身のU戦士。紆余曲折を経て現在は秋田のヒーロー超神ネイガーの中の人になっていた事。よがったよがった。
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本当にいい加減な業界と言うか・・・でもプロレス業界のいい加減さと同じように見えて、総合の方は肌触りが全然違ういい加減さ。愛すべき感が皆無。
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ブッカーKこと川崎浩市氏がUWF、藤原組、RINGSでの裏方を経て、それ以降はブッカーになった話。
プロレス団体あるあるも含めて、どの時代の話もとても興味深かった。