紙の本
加藤諦三ファン
2021/01/02 06:22
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投稿者:あっきー - この投稿者のレビュー一覧を見る
苦しみから逃げると幸せも逃げる
苦しまなければ人生を理解できない、人生を理解できなければ人を理解できない、そして人と繋がる事ができない。
心が触れ合わなければ幸せになれない。
成長欲求と退行欲求があるが、みんな不幸せになる努力を
している。それはなにか?安全というものにしがみついている。
人は不安と不満、不安のほうが怖い。不満は我慢できるが、不安は我慢できない。
苦しいことがあっても、それを認めることが幸せになる
秘訣、他人に評価されるのでなく、神様に評価されるようにする。
苦しみは解放と救済。
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ラジオの「テレフォン人生相談」で、すでに半世紀近く回答者をつとめてきた加藤諦三氏。その番組の冒頭の言葉は、「あなたの認めたくないものは何ですか? どんなに辛くてもそれを認めれば道は拓けます」である。加藤氏が、ある心理学の先哲の文章を元に考えたものという❣️それをどのように実践してゆくかについて心理学の先哲たちの言葉をひもときながら解説したものである。あらゆる不安、悩み、苦しみに対処するに付いて、前提として持っていなければならない心の在り方を教える。⭐️「人に見せるための生き方」をやめること、そして⭐️「目の前の現実」から悪い意味で「逃げない」こと‼️この二つを徹底して心に刻んでゆくレッスンというべき思考トレーニングが展開される。現在の先進国に生きる人々の「人生観の一般常識」をパラダイムシフトする、驚きの人生論‼️ (まえがき )
あなたの認めたくないものは何ですか?
一つの決意が人生のパラダイムを変える
人生の中で「内面の自由と力」を獲得しなければならない
「人間が生きる」ということの本質を正しく理解しよう
人生を間違えるとはどういうことか
自分が対峙している現実にきちんと向き合えるか
「現実の苦しみ」と「心の苦しみ」は違うものである
「人生を後悔することになる人」にならないために
(第一章 )苦しみから逃げるほど、幸せから遠ざかる ‼️
「苦しみに向き合って生きる」ことがなぜ大切なのか
人間の中にある「善の力」と「悪の力」
現実に耐えられるようになるように「苦しみ」がある
社会的に成功しても、なぜ人生が楽しくならないのか?
苦しまなければ、人の心がわからない
苦しみからの逃げ道は、孤独と地獄に通じている ‼️
苦しみのない「人生プログラム」はない ‼️
(第二章 )「間違った人生観」を捨てれば、人生が変わる
「幸せにはなりたいが、苦しみは嫌だ」というおかしな考え方
心の葛藤に直面せよ ‼️
「今の自分」に固執する人は価値観が歪んでいる
「本当の感情」を認めることが最も辛い
社会的成功者の心が意外にもろい理由
必要なのは「人生の要求」に応じる姿勢
「人間は不平等」「人生は不公平」と考えたほうがいい
先哲が教える「人生のパラダイムシフト」
(第三章 )「安全第一」の考え方が、つまらない人生を作る
素直になれない原因は「欲求不満の積み重ね」
努力して心を成長させることが幸せへの道
努力しても意味がないと思うことから「苦難の人生」が始まる
成長しない人は「どうしたら傷つかないですむか」と考えている
現実から逃げている人は、「人間がいかに生きるべきか」を見失った人 「どこまで自分自身になれるか」こそが人生の勝負
心が成長していない人は、自分が「不幸だ」「惨めだ」と思っていたい 「人生はままならない」と諦めてしまった人の末路
人生をつまらなくするキーワードは「安全第一」である
大切なのは、「自分の悩みや苦しみの原因は何か」を知ろうとする努力 「自分を棚に上げる人」の苦しみは一生消えない
「自分が何に支配されているのか」にほとんどの人が気づかない
「隠された憎しみ」が、幸せの大敵
幸せになるのを妨害する力は非常に強い
自分の欲望の底に潜んでいるもの
「もっと不幸な人生がある」という考えで、自分をごまかす ‼️
安全な人生を求めて、やりたいことをやらずに生きている ‼️
人間の成長は、不服従から始まる
自立した人になるための「人生を賭けた戦い」
悟ったような屁理屈は、人生の戦場から逃げる人のいいわけ
感情を素直に出せる環境が幸せの源泉
「成長欲求に従って生きる」しか人間を磨く道はない
自分と他人の類似性・相違性を認識することも、人生のヒント
一つのことをきちんと成し遂げることの大切さ ‼️
「神経症的」な親に育てられる子どもの悲劇
「人に見せるための生き方」はおやめなさい ‼️
「他人からの評価などどうでもいい」と思うだけで楽になる ‼️
「自分には自信がないのだ」と気づくだけで人生は好転し始める
(第四章 )他人に評価されるように生きるなんてバカげている
人生には欠乏動機という落とし穴がある
ダメな夫と別れられない妻の心を支配しているもの
自分の本性を裏切り続けることの恐さ
「未練が未来を閉じ込める」ことを心に刻め ‼️
成長欲求に従って生きることが意外に難しい理由
孤独や不安に弱い自分を恥じずに受け入れればいい
SNSに「死にたい」と書き込む人が陥っているもの
「死ぬまで不幸な人」にならないためにどうするか
人生好転の時を、焦らずに待つという姿勢も大事である !
ワーカホリックもアルコール中毒も原因は同じ
「他人に認められなければ」という焦燥感から離れる方法
「人を評価する立場」に立って、人生の見方を変えてみる
他人に貼られたレッテルを「自分の性格」と思い込んでいないか
受身の人生を送っている人ほど深く傷つきやすい ‼️
欠乏動機の人と成長動機の人との決定的な違い
「幸せになれるパーソナリティー」に自分を変える ‼️
第五章)だから目の前の現実にきちんと向き合うことから始めよう
「心の病んだ人」の周りには「心の病んだ人」が集まる
「人生なんてどうってことない」という人はウソつきである
自分の周りにいる人は、やる気のある人か、やる気のない人かに気づこう
画一的な「幸せのイメージ」を求めて、息苦しく生きる
「典型的な幸せ」を得たはずなのに楽しくない
心に楽をさせることで失う、大事なもの
なんの実績もないのに「自分は凄い」と思っている人の心理
好きな人に振られたことを認められる人が成長する
トラブルが人を成長させるという言葉の意味
自分の意思で何かに挑めば、失敗しても成長につながる
「最も心理的に安定している人」の心の姿
「苦しみは成長と救済に通じる」と信じることのメリット
認めたくないことを認めるときに、人は成長する
「無名兵士の言葉」という詩が伝える現実を認めることの有用性
苦労人だったアドラーが身に着けていた知恵
他人からの賞賛がなければ満足できない人になるな
「断念」できる力が、あなたの人生を救う
狭い価値観から広い価値観へ、視野を転換する
「現実を認めるぐらいなら死んだほうがいい」といって自殺する人 名声追求で心の葛藤を解決しようとすると失敗する
人間として最高の価値を実現するということ
自殺する人の本音 自分が出来ることをすることで、人は強くなる
現実から逃げることは、死ぬことに等しい
自分が直面すべき本当の問題から目をそらすと、事態はさらに悪化する
「不幸は心の苦しみである」と理解することから幸福は始まる
幸せな人生を創造するために「苦しみ」がプログラムされている
(あとがき )
人間の生き方の基本的態度
大きなことをするよりも、小さなことを成し遂げること ‼️
マルクスだって「現実のこの世を楽しめ」といっている ‼️
人類の究極の知恵は「逃げるな」ということ ‼️
天国と地獄の分かれ道を先哲から学ぶ
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「幸せになれるかどうかは、その人のパーソナリティ次第である。」
全体を通して、たった一つの非常に重要なことが書かれてある。
現代に多く見られる内面に欠乏感や虚無感を抱えた人々が、付け焼き刃のポジティブではなく、どうすれば真の意味で前向きな人生を送るよう変容していけるかについて、心理学的観点から、比較的手厳しい言葉で書かれてある。
時にネガティブが止まらずウジウジと悩むことがある自分にとっても、読んでいて耳が痛くなる箇所がたくさんあり、心に突き刺さった。
自分に自信がなく神経質な人、つまり必要以上に人目が気になる人、不安を感じやすく、頭の中で色々と思い悩むのに時間を費やしがちで、行動するのが苦手な人など、一部のハマる人にとって、この本は良書としか言えないだろう。
価値観が変わる本と言えるので、ぜひ多くの人に読んでほしいと思う。
自分も繰り返し読みたい。
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成長には苦しみがつきもの。
好きな文章「紅葉を見て思った 。葉は輝いて散っていく 。最後が最も美しい 。葉は 「私は花になれない 」といわなくても良い 。葉そのものが 、花なのである 。自分の偉大さを人に見せようとしている限り 、自分が自分の偉大さに気がつくことはない 。人に見せるためではない生き方を始めた時 、人は自分の成長に気がつく 。人に見せるためではない仕事を始めた時 、人は自分の偉大さに気がつく 。」
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大きなことよりも、小さなことを成し遂げる
人間として生まれた以上、苦しみは避けられない
満足する心をもつ
逃げるな!真実から逃げるな
現実のこの世を楽しめ
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【本書で言いたいこと】
★自分の認めたくないものは何か?
→どんなに辛くてもそれを認めれば道は開ける
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成長しない人はどうしたら傷つかないで済むかを考えている。
人生をつまらなくするキーワードは安全第一。
タイトルを見ただけで、心に刺さった。