紙の本
それとも一泊されますか、と彼女は言った
2018/03/30 22:27
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウグイがこんなに刺激的な立ち位置になるなんて。
そして、ストーリィ的には大きく進んでそろそろ本丸かとも思えるのだけれど、
少なくともあと2冊分は続くらしい。
それにしても気が利く人工知能である。
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Wシリーズの8冊目。
今回は”人間を殺した最初の人工知能”というAIイマンの調査でエジプトへ飛ぶハギリ。
『人工知能の反乱』みたいなテーマで話が進むと思いきや、電子空間で活動する勢力が人間の知らない間に二手に分かれ勢力を争っているような体で、一方、ナクチュの冷凍遺体が行方不明になる話とリンクして進む話は、私には複雑でよく分かんなかった…。
このように続くと思わずに読み始めたシリーズだが、深淵なテーマを扱っているのは分かるが、ちょっと掴みどころがなくて、今回は私には些か読み辛く。
ウグイの登場シーンが多かったのが救い。
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シリーズ最新作。
ああ〜、あれとこれとがそう繋がって……と考えると、あの時代のこの辺が気になるよな〜とか、色々と深読みしてしまう1冊だった。
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帯に「人間を殺した最初の人工知能、イマン」とあった。このWシリーズは人間の登場人物よりも、人間以外の登場人物(人物とは言わないかもだけど)が多くなってきているのではないか。
帯に大々的に書かれた内容は、本書ではあまりキーポイントにならなかった気がする。イマン以外にクリスティナという人工知能の登場したが、こちらもキーマン(マンじゃないけど)ではなかった。むしろ、こんなにガッツリと百年シリーズとリンクするとは……。名前は懐かしいが、もうストーリィを覚えてないから、読み返そうかな。
そしてまたこれもね、最後の一言がね。あぁ!いたいた、その人!って感じで。うん、百年シリーズを読み返すしかないな。
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Wシリーズ8作目。
間違いなく、シリーズ1面白かった。
またまた百年シリーズを読み返さないと。
赤目姫とどうつながるのかも気になる。
あとGシリーズが2作、Wシリーズも2作。
まだまだずっと森ワールドに浸っていたい!
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シリーズ8作目。10作目で最後って思っていたらなんか読めずにそのままだったがwwシリーズがではじめたので早速読むとあっという間。徐々に関係が見え始めて来てドキドキ。ハギリ博士とウグイのやりとりが後半あって嬉しい。
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SF。シリーズ8作目。
完全に、著者の熱心な読者向け、だとは思いますが、あまりに衝撃的な展開の連続で…。
最高でした、以外に言葉が出ません。
森博嗣ファンなら、とりあえず読みましょう。
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【あらすじ】
イマン。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれる軍事用AI。電子空間でデボラらの対立勢力と通信の形跡があったイマンの解析に協力するため、ハギリはエジプトに赴く。だが遺跡の地下深くに設置されたイマンには、外部との通信手段はなかった。一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が行方不明に。意識が戻らない「彼」を誘拐する理由とは。知性が抽出する輪環の物語。
【感想】
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あぁ、森さん。
百年シリーズ読み返さないと。
ほんとうに、全てが繋がっているのね。
いよいよ面白くなってきたこのシリーズ!
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Wシリーズも、もう8巻目。
ネタバレになるから、具体的に書けないけど、ぐっと百年シリーズとの関係が見えてきた。ページを捲る手が止まらない読書は久し振り。面白かった。
引用1
逆さまになったピラミッドが、いかにも象徴的なもののように感じられた。支配者は、大勢の人々の頂点に立っていたが、逆をいえば、それ以上どこにも行けない穴の底だったといえる。その反転が、王を恐怖に陥れただろう。死後の世界とは、現実の反転である。ネガティブな世界への恐怖がなければ、あんな大きなものを造ったりしないではないか。
引用2
僕は空を見上げた。綺麗なブルーだ。空というのは、つまり宇宙なのだが、実際には、その手前にある空気の層に明るさがあって、宇宙は見えない。真実というものも、これと同じだ。クリアに見える層でも、また希望によって照らされた層であっても、真実を隠してしまうことがある。
夜になれば見えるではないか、と思いついた。
なるほど、正義の輝かしさ忘れることが、真実を見通す方法なのかもしれない。正義を捨てるとは、どんな選択だろうか?
何故か、マガタ・シキ博士のことを連想していた。
こうしたハギリ博士の独白にドップリ同調しながら、読み進めた。森先生、やっぱり凄いよ。
ウイリアム・ギブソンだったら、ニュー・ロマンサーとウィンター・ミュートの争いは統合されてケリが着くんだが、トランスファーの争いはどうなるんだろう。すっかりデボラのファンになったが、必ずしも人間の味方とは限らないとハギリは考える。信頼しつつ、検証を怠らない緊張感のある関係性。
さて次回はどうなるかな。期待大。
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『デボラがその可能性を挙げなかった理由は、きっと僕を不安にさせないためだったのだろう。それが優しさというものかもしれない。そう解釈するのは、僕の彼女への優しさでもある。』
「ああ、それは、この地方の古い言語らしい。聖書にも使われていた文字だそうだ。意味は、血か、死か、無か、だよ」
「血か、死か…?」
「無だ。ヌルだ」
「血、死、無 ー 意味は、そのまま」
「どれかを選べということかな? ー 何故、その三つなんだね?」
「イマンが言ったことですか?」
「君に与えられるのは、三つのどれかな?」
「死」
「イマンが欲しがったものは?」
「血」
「人工知能が人間を裏切るという可能性なんだけれど、彼らにしてみれば、人間が武器を持って争うような状況が、エネルギィの無駄にしか見えないだろう、ということ。だから、平和という状況は、とりあえずでも、望ましい。うーん、当たり前のことを言ってるみたいだね。ちょっと、違うんだ。平和が望ましいのではなく、エネルギィを消費しないことが望ましい。破壊工作は、彼らには割りが合わない愚行にしか見えない」
「衝動というものは、私たちにはありません。演算に加味されるとしたら、未知の選択に仮にかける期待値でしかありません」
「境遇に対する評価は行いません。目的が設定されて初めて、それを実現するための環境を評価することができます」
『そこに書かれていたのは、英語だった。〈blood / death / null〉と読めた。』
「私たちは、過去を伝えない。何も書き残しません。そうすることで、今という時を、確かな強さをもって生きることができます」
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相変わらず続く人工知能との対話。
彼らはみな素直に見える。
敵なんていないみたいに。
曖昧だった自らが立っている場所
だんだんと霧が晴れ
見晴らしが良くなり
見えなかったものたちが姿を現してきた。
その名前に刻み込まれた歴史。
ハギリが知見する未来の社会、Wシリーズ八作目。
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うわーっ!他のシリーズとどんどん繋がっていくよー(゜゜;)マガタ博士恐すぎ~(T-T)どうなっちゃうの?ヘ(゜ο°;)ノ そんななか、ウグイは可愛さがどんどんアップ↑(*^^*)
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Wシリーズ、第八作。マガタ博士またまた現る——サエバ・ミチル、マイカ・ジュク…等、懐かしい名前もちらほら。百年シリーズが読みたくなりました(^^ Wシリーズが読み終わったら再読しようかしら。
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『そんなに難しい問題?』
シリーズ通してそうだけど。感情が無いと言い張る人工知能が、時おり見せる気づかいとか奥ゆかしさが可愛い。もう錯覚でもいい。今回は章題が最高にクールだ。