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紙の本
流れるような軽妙な展開でしっかりと楽しめます。
2019/01/29 09:26
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
流れるような軽妙な展開でしっかりと楽しめます。悪役の殺し屋:ホイト夫婦と、終盤で登場してくるピンク・パンサー一味のいずれも悪いヤツらなのだが、何故か憎めないというかちょっと親近感を抱いてしまう不思議な魅力を持っている。まあ、全体として何となくユーモラスさを感じさせる文体のせいか。殺し屋:ホイトがお互いを気遣う夫婦であることや、諸悪の根源であるピンク・パンサーにしても犯罪から足を洗い平穏な生活を求めてアメリカに集団移住したという設定などが憎めない要因なのかな。命からがらヨーロッパへと脱出したピンク・パンサー達が、「・・・・・あんなところ、二度と戻るものか。あの国は、どこもかしこも犯罪者だらけだ。」と言うラストには吹き出しました。
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