紙の本
あなただけなんだ
2018/08/10 20:58
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投稿者:むささび同心 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくも年を取った。
その結果、涙腺が緩くなったことも認めよう。
だからといって簡単に泣くほどヤワじゃない。
てやんでい、男の子だいっ!
でも、舜の心の叫びを聞いてしまったら・・・・・・
もう涙を抑えることは無理だった。
「がんばれ、僕のマチルダさん」
舜も十分苦しんだ。
今、舜を救えるのはキンコ、あなただけだよ。
あなたが倖せをつかもうとすることで、舜も救われる。
ためらわずに突き進め、キンコ!
紙の本
いい作品でした
2022/01/13 11:07
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の病に罹り銀行を求職中の哲司は実家に戻る。帰省の途中で美容師の喜美子と出会う。同じ年齢の二人であったが、生活環境の違いもあり、何かとすれ違う。哲司の家族の問題、喜美子の息子の死、二人が出した結論とは・・・・・。
伊吹さんの「今はちょっとついてないだけ」「四十九日のレシピ」「カンパニー」は好きな作品です。今作も期待通りの作品でした。生まれた環境から何もかも違う二人が出会い、互いに愛し合う過程には共感しました。
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デビュー作
2022/01/13 12:39
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろ粗い部分はあるけれど、良い作品だと思います。
デビュー作でここまで書けるのはすごいですね。
終わり方が気になったかな。
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マチルダってあのー?
2023/06/04 23:55
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
マチルダってあのアニメの?というのは、さておき、傷ついた男女が偶然、出会って……というストーリー展開は、よくあるパターンですが、あと味は悪くないです。希望あるし。しかし、なんだかお話の進行がねえ。うまく行き過ぎも気になるし。
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とっても良かったです! ちょっと不器用な、心温まる、大人の恋のお話です♪ 出てくる人が、みんな素敵! とくに舜は・・・いい男になりそう♪♪ 「椿姫」を聴いてみたくなります♪ おススメです!!
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人生に弱った二人の恋愛小説。
暖かく、とぼけた二人の会話が好ましいです。
物語での小道具の使い方も良いな。印象に残ります。
「マクワ瓜、グレン・グールド、プラモデル」
うん、良い小説です。
主人公(特に女性)の人物設定が結構エキセントリックなので、
「登場人物に感情移入したい!!」という人は、
ちょっと困るかもしれません。
なんとなくですが、人間の不器用さからくるユーモアや、
人が持つ弱み・傷に対する暖かい視点というところから、
山下和美さんの漫画を連想しました。
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世界観はクラシックが流れていて、それでいて日本の田舎を舞台にしているという静かな感じ。でもさいごじれったくてじれったくて一気読み。
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軽くないのがいい。フツウの神経をしていたら、そのくらいのためらいはある・・・と想像できる“ためらい”がきちんと描かれてあるのがいい。
でも、このふたりもどうせ年月が経てば・・・って考えてしまうのは、私がただ恋愛を信じてないだけだな。
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適度な読みごたえと、離婚、不倫などの問題が絡んでくる割に読了後のすっきりした気持ち。読んでいる中で、表紙にあるような穏やかな海を思い浮かべていたからか。喜美子と出会い変化する主人公と喜美子自身の心情の書き方が秀逸。
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話の根底にあるのは家族であり別離、死別、不倫、離婚であり決して明るい話題ではないのだが、そんな人生の紆余曲折を経たものが互いに干渉し合い「心の風邪」から再生へと向かっていく。町風景と心の描写が美しい文章で綴られていて、心地よい風が読む者の中に通り抜るエピローグとなる。
生きていればすべて変わっていく、より良い未来を願いながら変わっていくことの大切さに気づかせてくれる。
「青春・朱夏・白秋・玄冬』で人生の時期を表すのも深みがありますね。 犬塚康博さんの「幸せそうな人たち」の歌の一節に
青い春は石を剥がし/朱い夏に石を投げ/白い秋は石を切り出し/玄(くろ)い冬に石を敷く~ってあり、再び感動。
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39歳のちょっとわけあり男女の純愛ラブストーリー。
第二章の盛り上がりが最高潮なのかと思ったら,その後も飽きさせない展開で最後まで一気に読めた。妙に現実味があって面白かった。
10代が青春,20/30代が朱夏,40/50代が白秋なんだって。
あー,僕の夏ももうすぐ終わりかと思うとちょっとさびしいな。
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優しさに溢れた大人の恋愛小説でした。
40歳を超えた今では普通の情熱的、もしくは感動的な恋愛小説を読んで物語として感動することがあっても、深く心を打つようなことはなくなりました。ところが本書では一度立ち止まった中年ならではの人生観がとても上手く語られており、じわじわと心に染み込んできます。
最近は知り合う女性も仕事関係がほぼ全てで、年齢も若い人が多いので、こんな同級生と恋愛感情なしで出会ったら少年時代の気持ちに戻れて素敵なんですけどね。
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著者の四十九日のレシピにも通じる優しさに満ち溢れた小説でした。小説の中を流れている時間は、幸福感に満ちたものではないけれど、著者の筆致により紡がれていく登場人物達の気持ち、人生は心地よい読後感を導きます。
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「四十九日のレシピ」が良かったので、伊吹有喜さんの著作を引き続き読んだ。2作とも、亡くなった肉親からの視点を意識した主人公の心の動きが描かれている点が共通点と思った。人生を立て直すのに必要なことは、目の前の事を一つ一つ大切にこなしていくことというのは、人生の黄金律だとつくづく思う。
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すごく良かった!
39歳男女の恋愛。
お互い色々抱えていて一筋縄ではいかないけれど、優しい人たちに守られながら惹かれあっていく・・・。
おかしくて、悲しくて、じんわりするお話(#^.^#)