サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

ペコロスの母の忘れもの みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
コミック

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

母は地上にいなくなっても生きている

2018/01/24 09:53

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る

母を介護し、看取った息子の物語の第4弾。
「ペコロスの母に会いに行く」は映画にもなりヒットした。
「母の忘れ物」は母の3回忌を迎えて、息子の日常に現れる母の介護の情景や母と過ごした日々がテーマ。
母は地上にいなくなっても生きている。母を覚えている自分がいる限り。
度々現れる母が「だけん、 生きとかんばぞ」「いきとってくんばぞ」という。
母が痴ほう症で昔の生活に生きている様子と現在、母が亡くなって思い返す家族の物語がちりばめられる。
母と父が原爆を受けた長崎の前と現在の風景を見ながら「こん国はどげんなっとるんやろ(父)」とつぶやくと母は「そげん心配よか、一日一日ば、コツコツ生きていきましょうで」と会話する幻視は、かつての父母の生き方がいまの息子に対する励ましとなっていることを想像させる。
家族の美しい物語だ。
漫画の合間にエッセーが挿入される。
それも珠玉の言葉が詰まっている。
母がぼけて粗相をした初期の時期に、「死ねばよかとに」と思う息子、しかし介護の中で気づく母の愛おしさ、少しでも長く生きてほしいと胃瘻を選択するなか、死を迎える期間が、「ゆっくりと母と向き合って死を迎える芳醇な時間であった」と振り返る。「こげんなるまでいきとかんちゃ、死ねばよかと」の気持ちの先にある世界と著者は述べる。介護をしたからこそ、今、介護をしている人の気持ちにも寄り添える言葉が綴られている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2019/03/21 17:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/12/28 16:22

投稿元:ブクログ

レビューを見る

3 件中 1 件~ 3 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。