紙の本
南極を舞台に壮大な歴史的謎を絡めたスケールの大きい傑作冒険小説。
2020/09/27 13:38
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
南極を舞台に壮大な歴史的謎を絡めたスケールの大きい傑作冒険小説。南極舞台だけでもワクワクするのに、戦中戦後を通じてナチス・ドイツに友好的だった南米諸国の陰謀が絡んでの構成は実に説得力も有る。実際、ナチスの大物が逃亡・潜伏先として南米諸国を選んだことは良く知られた事実であり、それを題材にした作品もあるが、それを南極大陸に眠る高品位金鉱脈と結びつけて南極大陸自体に持ち込んだ着想に敬服でした。複雑な歴史的流れを幾つかの謎を残しながらも判りやすく明かしていく、構成・展開も流石である。共産化への懸念から度々クーデターで軍事政権が君臨して政情不安を招いていた南米諸国の社会情勢なども巧みに利用してる点も興味深い。まさに一気読みの面白さでした。
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面白かったです。堪能できました。今回の舞台は南極。ナチスやら財宝やらいろいろ出てきて読み応えがありました。笹本ワールドは相変わらずスケールが大きくてハラハラドキドキスリル満点でそれでもやっぱり最後は愛の力を見せつけてくれて、期待を裏切りません。笹本作品のストックがなくなったので次の作品を早く手に入れないと・・・^^
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南極飛行でスリルとサスペンスー(゚∀゚)
内容としては面白かったのに、何故か読むのにものすごく
時間がかかってしまった・・・
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私の苦手な小説の傾向として、①登場人物名がカタカナ(外国人)、②舞台が国際的でスケールがでかい、③世界史が絡むなどである。
まさに本作は全てが当てはまる為、途中で挫折・・・。
評価が低いのは個人的理由であり、冒険小説が好きな人にはたまらなく面白いと思います。
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冒険小説とある。冒険する姿に驚き、困難を克服する姿に感動するという内容ではない。話のスケールが世界に広がり、時代を数世代経ての謎を解き明かすという構成になっている。残念なのは、悪党とのやり取りの場面、その経緯が複雑になりすぎて読むスピードが止まること。少し欲張りすぎたのかな。
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・笹本稜平すっげーなー。これも一気に読んだよ。まさに冒険小説的な冒険小説。突っ込みどころ満載だけどそれを気にしてる暇ないほど勢い良く展開する秀逸なプロットが圧巻。力技なようでいて説得力があるような、でもまあおもしれえから続き読もう、みたいな。でも主人公に魅力が欠けてたなーものすごく欠けてた。それなのに読ませるのがすげーんだけどね。面白かった。
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飛行機などの機械類に弱いせいか、登場人物が多すぎるのか、いまいち情景が頭に浮かばず読み終えるまで時間がかかってしまった。ヒロインにもあまり魅力を感じなかった。自分の感性にぴったりしなかったけれど、メカに強い人などハマれば相当面白いのだと思う。それにしても、こういう小説に出てくる女性の服装や話し方、なんとかならないものかねぇ??
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久しぶりの笹本稜平。
いやぁ、良くできたエンタテイメントですこと♪
謎―謎―新事実―謎―新事実―謎―危機―恋愛?―危機―危機―新事実―危機―危機―新事実―危機―勝利♪
これでもか?と、繰り返し窮地に立たされる主人公たち。怪しいヤツは、やっぱり悪い奴だったし……味方になりそうな雰囲気を醸し出しつつもやっぱり怪しさの滲んでいたヤツも、案の定に極悪人だったし……
読者の予測を覆す出来事の連続にして、でも期待は裏切らないというニクい展開で、最後はしっかりハッピーエンド♪
アクションもあり、航空機での空中戦も迫力あり。
これ、もし、ちゃんとした予算とスタッフで映画化されたなら『ダイ・ハード』あたりよりも面白い作品になりそうだな、と。
★4つ、9ポイント。
2016.08.23.古。
※南極って、そんなに広いの????
と、驚き!!!
そこを、飛行機など使えずに犬橇で探検していた時代の人達って……。
※笹本作品には警察モノで初めて出会って、そちらを読む機会の方が多かったのだけれど……、
やっぱり彼の作品は警察モノよりこういうタイプの物語の方が、好きだな。