紙の本
「空気」「忖度」
2020/09/04 10:19
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代から連綿として続く日本社会の基本原理「空気」「忖度」を描いている最初の話が特に印象に残った。全三巻を通じてユーモアのある語り口は軽妙で大変に読みやすい。
あちらこちらに江戸時代の掃除の蘊蓄や武家屋敷の構造についてのトリビアがちりばめてあって色々勉強になった。
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「御掃除は戦でござる」
ひたすら真面目にお役目に励む山野組の面々。
そんな彼らの働きが認められたがために、次々と厄介な案件がもたらされる。そしてまたそれを真面目にこなすがゆえに、厄介事がまわってくる。
ついにはプロフェッショナルな「忍び」と勘違いされ…
別のシリーズの登場人物も出てきたりして、著者が楽しんでいるように見受けられます。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2018/04/post-0060.html
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シリーズ第3巻。
嫡男が見習いとして、仕事をするようになった小左衛門は嬉しい。が反面、次男のことが気がかりでもあった。
一つ目の話は、至る所にゴミを重ねて、死んでしまった旗本の屋敷の掃除を頼まれる、それも奉行所から。
町人の目に晒してはならない文書があるやも知れぬというのだ。
尾張藩の戸山屋敷の掃除を依頼されるが、何やら陰謀が匂いこく。。。
尾張藩の暗躍がにおう、掃除合戦が企画される。
当初より、想定してたように邪魔が入る。
お掃除という珍しい視点で徳川吉宗当時の幕府体制やそれに遺恨を残す尾張藩問題など。伏線多数で面白い!
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新設定の掃除之者
主人公はお目見え以下の木っ端役人だが自分の職責にプライドを持っており、その中で身に降りかかる理不尽や小さな謎を解決する役割
(Wiki)
江戸城内の御殿の清掃を主な任務とした役職である。他に走り使いや物資の運搬にも従事した。目付の支配で、御中間・御小人・御駕籠之者・黒鍬之者とともに五役(ごやく)と呼ばれる職である