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本ができていく裏側を知ることができる一冊。
一つの商品をいかに売るか売れるようにするか、勉強になる一冊。
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額賀澪さん。
作家デビューして2年半。
どうしたら、本が売れるか?担当編集者とともに旅に出て、名物編集者、ベストセラーの仕掛人の書店店長、Webコンサルタントに映像プロデューサー、ブックデザイナーに話を聞きに行きます。
主には、作家希望の方や本にかかわる仕事をしたい方がターゲットかと思いますが、それでなくても十分おもしろい。
特に、「表紙」が大事、と言われて、取材した川谷康久さんにデザインをお願いして出来上がった装丁、これは良かった。なぜなら、このデザインとタイトルに惹かれて、知らない作家さんの本を手に取ったのだから。
ライバル同士や違う立場でありながらも、出版業界を何とかしたい、本が売れて欲しい!思いが感じられました。
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タイトル等も口語体が使われており、読みづらく、私には合わない文体でした。
本を書くための過程が記載されていたり、好きな内容ではあったので、残念でした。
しかし、最後に載っていた「風に恋う」は面白い!最初の文から、臨場感があってワクワクさせてくれました。
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本を買わない派の私は図書館で借りてしまいました。ごめんなさい。
その代わり、本に関わる仕事をしているので、面白い本をどんどん勧めていこうと思います。
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おかしみと真摯さが『バッタを倒しに~』や『サメ図鑑』や『出会い系サイトで~』に通じるものを感じる。出会うときには出会うものだ。ゆとり世代からすると、物心ついた頃にはソ連も東西ドイツも存在しなかったというのは、それ以前に世代には気づきにくい衝撃的な事実だなと思った。ワタナベ氏の「いい働き方=自分は何もしないのにいい感じの本ができている」という点が偶然にも『トヨタだけが知っている~』に通じる。吹奏楽を扱った小説は、今だと『響け!ユーフォニアム』に対抗しなくてはいけないと思うので結構大変そう。
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これは額賀澪さん自身の「自分の書く本が売れるとか売れない」を含めて、今の出版業界全体に対する警鐘の意味もある内容だ。
本が好きな人は、常に書店や図書館に通って本を手にしているから、それほど感じないかもしれないけれど、紙ベースの本は危機的な状況に進みつつある。
そのような中で、作家が編集、書店、web、映像、装幀といった本に携わる人達を取材しながら、売れる本とは何なのかを模索しているところが面白い。
基本は作家のクオリティであるにせよ、問題提起の意味でも面白い企画だし、楽しめる内容だった。
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本を売るにはどうすれば良いか、ということで書店員や装丁の人とかに取材してその秘訣をゲットするというエッセイ?
兎にも角にも面白い話を書く、それからだということ。
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川谷康久さん、Mdn、新潮文庫nex、特色ピンク、知りませんでした(^^;
本の世界、知ってるつもりは一部であって
ホントいろんな切り口があるなぁ
・面白い小説は、キャラクター
・検索エンジンが高評価をするのは、オリジナルの文章で専門性の高いコンテンツ
額賀さん、自分のキャラをこんなに出しちゃって大丈夫ですか?
親しみが増していいこともあるかも?かな
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出版不況に関する本のイメージというと、売る側の固い文体で暗い内容の物が多いイメージですが、この本は、作る側の少しでも売れる為の行動をポジティブに描いたレポとして読めました。
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平成生まれゆとり作家の戦いはこれからだ!
額賀澪という人は、大変面白い人だと思った。「本が売れない」時代に作家として生きていくのは難しい。でも、著者はあがく。書くことが好きなのだと思う。作家としてどうにか生きていきたい。「作家」に資格はないので、名乗るだけなら誰でも作家になれる。しかし、著者は自分の書いている物語を届けたいのだ。本が売れなければ生活できない。それ以上に、著者のエネルギーを感じる。そして、いろいろ考えたり、協力を募ったり、型破りなことをしてみたり、そういうチャレンジの中に、あまり悲壮感がないことを、平成生まれのゆとり世代、なのかな、と同世代的に思う。
作家と二人三脚で作品を生み出す編集者。作品を読者に届けるだけでなく目利きの役も担う書店員。宣伝という目で見れば大きなヒントがあるWebデザイナー。売れると言えばメディアミックスの時代でプロデューサー。視覚からの作品との出会いを演出するブックデザイナー。インタビューで語られることに、自分の仕事へのヒントも得られる。そして、何よりも、楽しく仕事をしたい、という情熱。これもしっくりくるものだった。
本が売れないことに対しては、決して著者一人の戦いではない。たくさんの人が様々な方策を練って、戦っているのだろう。でもその戦いは、必死ではあるけれど、この表紙のように、どこか楽しさを感じるものだ。好きなものを知らせたい、共有したい、という楽しさ。
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本や本屋の現状を、作家の側から語る本はなかなかないかも。
取材で得た対策を実際の本に反映させているのも面白い。
オペラピンクと文字とイラストが交錯する表紙は目を引くが、
決してどぎつい感じはないのが面白い。
公式サイトを作るくだりは参考になる。
会う方たちがとても前向きで軽やかでもあり、
情熱を持っているのが良かったな。
今まで読んだ他の本の中で見聞きしたことのある方々の、
砕けた明るさが見えて、印象も変わった。
巻末の小説、私は普段あまりこういうものを読まないのでアレですが、
人物のキャラクターやそれぞれの関係が
徐々に広がり見えていく展開は気持ちがいいと感じた。
売れる本を作るのにショートカットする道はなく、
ただ面白いもののために力を尽くすことが大前提。
そこに係わる人たちが、いろいろな面からそれを支えている。
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言っているほど読まれてはない人ではないですね
良い感じに人気はありそう。
なんだかんだ言っても紙媒体の本がなくなるとは思えない。もっと言えばこれだけ情熱的に本を作っているのに何故読者が離れていくのか分からない。
結局、楽ばかりする読者となんとか売ろうとする側との温度差が大きいんだね。
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額賀さんの本は初読み。作家や本に関わる人たちの実情が分かり、おもしろかったです。ただ、特別付録『風に恋う(仮)』は読者のための本を考えるのであれば不要では。エッセイが読みたい読者に240ページ中50ページもの青春小説(それも1章だけ)を読ませるという構成に、商売の2文字が頭にちらつきました。あと、「20ページでも掲載して!絶対おもしろいから!」と訴えたとありましたが、この小説は20ページでは分からんぞと。ドラマチックにしたかったんだろうなぁ。50ページ分、追加でエッセイが読みたかったです。
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「ゆとり」自虐をうっとおしく感じたりもするけど、それを差し引いても読んでよかったね…と思う内容だった。
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最初は面白いと思って読み進めていた。だけど最後に掲載されていた小説の一部を読んで面白くないと感じてしまった。最初の部分は小説をどのようにして売ればいいのかと著者が葛藤して正解を見つけに行く。その中で学んだことを小説で生かしました!ということで特別付録として次回作の一部が掲載されているのだが、無理やり学んだことを詰め込みました感がすごい。著者はラノベの様にキャラを読者に印象付けるということを学んだ。それを生かした結果が「歌うお茶メガネ」。正直普通に小説を書いた方が面白くなる作品なのではと感じてしまった。ラノベと小説は別物だと思うし、小説なら小説ならではのキャラの良さもあるのではないだろうか。