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やはり、この方の文章は読みやすい。そして楽しい。
専門の昆虫についてのものが多いが、その他の動物についてのものも、どれも、着眼点が面白い。
言われてみれば、確かにどうしてだろうと思うことを取り上げてくれる。
また、他人の研究でも、知り得たことを素直に考察し、エールを送る。飽くなき好奇心を持ち続けていることが伝わってくる。
恐らくは自身への問いかけなのだろうが、こちらにも問いかけられているようで、はっとする。
なのに、どこか温かい気持ちになるのはなぜなのだろう。
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このシリーズはなにより装丁が素敵で、本棚に並んでると嬉しくなる。
日高先生、この人の文章は読む前からあたりってわかりきってるから、うれしい。猫に限らず、様々な生き物の世界を教えてくれるエッセー。世界の広がりを教えてくれるようで、わくわくさせられる。
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エッセイ。昆虫。動物行動学。
どこかで見た著者と思ったら、ローレンツ『ソロモンの指環』の翻訳者でした。
「ネコたちの認識する世界」が面白かった。
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動物行動学者が考える動物のあんなことこんなこと。
専門的な話が連発するのではなく、ちょっとした動物に関するエッセイである。専門家というのは、こういう風に自分の専門の話を噛み砕いて話せる人のことをいうのだと思う。
猫が絵に描いたものをどう認識しているかの話が印象的だった。
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猫と暮らして7年ちょっと、猫には自意識があるものと思っています(^-^) いったい、ネコは人間のことをどう思っているのだろう。人間の存在を気にかけていないようで、あきらかに人間になつき、そしてまったく依存しきっている(^-^) 動物行動学者、日高敏隆さん(1930~2009)「ネコの時間」、2017.10発行。動物は「死」の認識がなく、人間は「死の存在」を知り、人生の意味という美学に届いたとか・・・。でも、それぞれの生き物、人間には及びもつかないような、それぞれの世界で生を全うしてるんですね!